blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

締まらない朝の元凶

2011-08-08 20:45:58 | 日記
全体朝礼が火曜と木曜の週二回となり、それ以外の日はラジオ体操の後はすぐに各エリアでの当日の段取りの伝達となる。
ところがここ最近は、体操が終わっても伝達をする立場のリーダー陣だけのミーティングが長引きなかなか現場に戻ってこないので仕事の始まりが遅くなっている。
ひどいときには10分くらい平気で待たされる。
これだけでも一日の始まりが何とも締まらない感じになるが、今日もずいぶん現場に来るのが遅くなったので、年長者や私あたりは「またか」という感じで半ばウンザリというのが実情だ。

ベテランのTS氏も、今の何となくズルズルとした雰囲気には問題意識を持っていて、今朝は在庫送り込みの作業中に中間層のIW氏をつかまえて「何とかならないか」と詰め寄っていた。
IW氏も、いつも他の社員を待たせる格好になっていることは気にしているようであるが、氏の言葉を借りれば「取り留めなく一人で話し続ける人がいる」らしい。
取り留めがないといえばわが職場ではナンバーツーのKA氏しか思い当たらない。
全体の前でも小勢のミーティングの場でも言いたいことを一から十まで言わなければ気がすまず、時間の制約などどこ吹く風というのは十年一日のごとく変わってこない。
リーダー陣の朝の毎日のミーティングは当日の段取りのみ話し合う場ということらしいが、KA氏は「今その話をしなくても」という中身を持ち出しては延々と話すことが多いという。

KA氏は昨年の後半にやや体調を崩したこともあり、今はほとんど現場の手助けに来ることはない。
一時は全体朝礼の場からも外され、昼休みは事務所の床にベタ寝、どうかすれば一日顔を見なかったという日もある。
わが部署にかなり長くいるとはいうものの、組織のナンバーツーとしてあまりにレベルの低い考え方や振る舞いが多く、存在感や影響力は本人には申し訳ないがほとんどない状態と言っていい。
もちろん本人の中には低い扱いを受けていることへの葛藤はあって、それでも何とかナンバーツーの体面だけは保ちたいという意思は見える。
朝に直下のリーダー陣をつかまえてアレコレ言うのは、氏にとってみれば存在を誇示する格好の場かもしれないのだが、不必要なことまで話して結果的に私を含めた一般の社員を待たせて迷惑をかけているというところにまでは頭が回らない。

中間のリーダー陣も、所詮この程度の上役なら総出でブーイングでもかければいいと思うのだが、わが部署に流れて来てなお「さらに上」を狙いたい気持ちがあるのか、表立ってケンカができない。
厳密には管理職でもなく人事考課の権限もないのだから、直下の人間がもっとガンガン文句を言わないといけないし、そうしないと下の人間がまた余計な負担をかぶることになる。
これまで自分が任せて思い通りに動かしてきた面々にまで文句を言われるようなことになれば、KA氏はショックを受けて会社に出て来れなくなるかもしれないのだが、体調も含めて今の能力ではわが職場には「足らない」というのが現状ならば、もういい大人なのだからそれなりの報いを受けていただくのが本筋ではないかと思う。