曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2014年12月8日~14日

2014-12-15 | 日記
12月14日(日)
「気仙沼大島@亀山展望台(気仙沼大島)」

関西学院大の長峯先生、中央大学の細野先生と朝一のレンタカー屋で待ち合わせ、気仙沼へ。そこかしこで工事が進む。土木も建築も、とにかく様々。こういう様子を見ていると、首都圏で建設需要を無理に増やしている人たちの神経を疑う。知らないはずはないだろうに。亀山山頂に登ると、いつにも増して美しい風景。ここまでの「足」をどのようなかたちで確保するのかも課題。


「海鮮丼@小田の浜近くの食堂(気仙沼大島)」

昼食の店で学生たちとも合流。午後は地元の方々を交えてのワークショップ。細野先生のレクチャーに刺激されてか、古典的な野菜(カブと呼ばれているけど、カブの仲間ではないらしい)や高品質の干し柿の生産など、新しい取り組みが紹介される。たくさん売れれば良いではなくて、ブランド力アップの時代か。



「竹の楽器@小田の浜近く(気仙沼大島)」

遅い新幹線になったし、移動の多すぎる日々のただ中なので、ちょっと贅沢して東京駅近くに泊まる。さらに贅沢して、翌朝始発の新幹線はグリーンを予約。といっても、EXICカードのたまったポイントを使ったのでお金はかかっていないけど。
写真は、学生たちが設置した竹のインスタレーション。夏に造った茶室(?)を移築させてもらっている土地に。風が吹くとカラカラと鳴る。


12月13日(土)
「イチョウ@関内大通り(横浜)」

家での作業の後、JIA神奈川の研究会がダブルヘッダー。新市庁舎研究会は飯田善彦さんの事務所で、その後の現市庁舎及び周辺についての研究会は山手総研さんの事務所で。こういったことへの向き合い方には、割と個性が強く出るのも興味深いし、地域の事情への理解も進む。翌日に備えて仙台まで移動。
研究会の資料の記録写真しか撮っていなかった。写真は昨日の見学会でとった紅葉する関内大通り。


12月12日(金)
「エントランス@弁天通3丁目第2共同ビル(公社ビル)(関内・横浜)」

JIA神奈川防火帯建築研究会の企画で見学会。県住宅公社が手がけた防火帯建築。防火建築帯ではなくて防火帯建築という位置づけにも奥の深さがあるけど、この建物は当時の公社の実験的要素が含まれていて、関心が高まる。暮らしをめぐる快適さは、物質的な性能ではなくて空間的な性能で得る。日本の伝統とも関連させつつ多様な水準での創意工夫がなされている。たのしい。これがなくなるのは残念・・・。プライバシーにかかわる写真のアップは禁止なので、エントランスの写真のみ。
夜は木島千嘉さんを招いて講演会。不思議な立体空間と生活を巡るロジックとの関係が木島式か。昭和レトロな店で打ち上げ。


12月11日(木)
「加湿器@研究室(神奈川大学)

朝から昼休みもなく色々なことが続く。夜はゼミ。学生の机には不思議なものが。加湿器らしい。室内に打ち水をしたほうがいい、っていうものの、学生たちは冗談だと思っているみたい。30年ほど前、中国西部を旅行している時には、ときどきそうしていた。何しろ、ホテル(?)の内装は床壁天井が塗装もないコンクリートという刑務所仕様で、気候的にとても乾燥していたので。


12月10日(水)
「石毛ビルと石井ビル@田町」

朝、東京に戻り、サウジアラビアの査証申請へ。国際交流基金の人と、査証受付のオフィスが入る石井ビルの前で待ち合わせ。となりは石毛ビル。関係無いか。
査証申請では1万5千円近い手数料を取られ、さらに両手の指紋まで採られる。時間はインドの時ほどは取られなかったか。午後は大学で会議。なかなか面白い展開になってきた、ということにしておこう。


12月9日(火)
「大三島@機中(羽田>熊本)」

サンロードでのワークショップなどのために九州へ。ついでに、先日の熊本の時に行き損ねた、熊本市内での打ち合わせを済ませる。昼の間に小倉方面へ。
天気が凄く良くて、機中から見下ろすと、横浜では自宅や大学の建物もみえる。瀬戸内海上空を横断していて、しまなみ海道の全体像も。大三島では伊東豊雄建築ミュージアムを特定しようと思ったんだけれど、自然に馴染みすぎていて見つからない。。。


「清家清作品群@九州工大(北九州)」

アシスタントの面々と合流し、サンロードの件での相談のために、九工大の伊東研究室を訪ねる。せっかくなので清家建築をちょっとだけ見学してから。東工大助手時代の同僚だった佐久間先生にもばったり出会う。何年ぶりだろう。その後、伊東先生の手がけるプロジェクトというか実験的活動というかの一端をみせていただく。校地内での大学資産を使い倒した研究の様子がとてもいい。神奈川大学はキレイすぎるな。公園再生の事例を見せてもらってから小倉へ。


「おでんの屋台@三番街

旦過市場でつまみ食いをしてから、ワークショップ。通りの公園化については、割と積極的な意見もあって勇気づけられる。美波で活躍中の学生が、久しぶりに小倉に。なんだか、色々な意味でとても良い感じ。
伊東先生、徳田先生たちと、メルカートとなりの空き地に出来たワインバーで飲む。


12月8日(月)
「細長い空き地@港北小学校前交差点(妙蓮寺近く)」

いろいろな場所での打ち合わせ。
夜、家の近所の交差点を通りがかると、なんとなくグシャッとしていた交差点脇の土地が片付けられている。建物を建てるには細長すぎるけど、どうするんだろう。


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