曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

4月16日~22日

2012-04-23 | インポート
4月22日(日)
「魚町サンロード@小倉」
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九工大徳田研究室、北九州市立大片岡研究室と共同して、魚町サンロードのアーケード撤去に関連したデザインを考える、っていうプロジェクトで、3研究室の先生&学生と、首謀者(?)であるライオンの嶋田さん(元みかんぐみ)とで、さっそく街の実測など。
街灯、アーケードの柱、看板など、ぱっと見、同じものの反復に見える要素も、一つ一つ違っているのが楽しい。


「バーベキュー@熊本」
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担当学生を小倉に残したまま、某熊本県庁の方の家の打合せのため、熊本に移動。一緒に別府に行っていたスタッフと敷地で合流。その後、その方の実家に伺って、打合せをしたあと、みんなでBBQ。タマネギを得意とする農家で、丁度季節のタマネギを丸ごと焼いて食べる。うまい。


4月21日(土)
「間口1メートルちょっと@小倉」
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朝一で別府にいってBEPPU PROJECTの打合せ。具体的な与件も見えてきて、いよいよか。施工関係者との打合せをスタッフに任せて、午後は小倉。あるアーケードに関わるプロジェクトの打合せだったんだけれど、その後、近くにある興味深い物件を案内してもらう。


「中庭@小倉」
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アーケード街のブロックの真ん中には、中庭のような外部があって、その庭をもつ住宅の入口が先の写真の部分。中に入るとトンネルのような「くの字」の通路を抜け、バッと明るくなる。ちょっとびっくり。
焼きうどん(小倉が発祥)などを食べた後、CAFE CAUSA行って飲み、座ったまま寝てた。


4月20日(金)
「むくげ@自宅」
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庭のムクゲもヤマボウシも新しい葉が出てきた。今のところ、アブラムシの被害には遭っていない。でもまあ、いずれ今年もやって来るんだろうなあ。


4月19日(木)
「黄色い外装@妙蓮寺」
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歩いて大学へ。妙蓮寺から少し白楽に行ったあたりにあった、少し年期の入ったワインの飲めるカジュアルな店の、店主が変わったみたい。さらに、格段とカジュアルに。それにしても、すごい色に・・・。実はこの左隣のたてものも、入口に手書きで「横浜電子研究所(だったかなあ)」とかって書いてあって、かなり気になっている。


4月18日(水)
「講評会@竹中工務店(東陽町)」
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伊東さんが主催しているハーバード大のスタジオの講評会。釜石の被災地を4つのタイプに分けて、そこでのみんなの家を考える、っていうもの。3人の学生×4チームなので、学生は全部で12人。朝から夜まで一日かけて講評。必要以上にデザインしちゃう傾向があるような・・・。それにしても、贅沢すぎるジュリー。


4月17日(火)
「八代の建築ガイド@みかんぐみ(馬車道)」
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八代の建築を紹介するガイドブックができたらしい。一冊届いた。かなりの情報量。懐かしい仕事がたくさん掲載されている。もっとほしいなあ。


4月16日(月)
「ミニ草原@水揚場(新潟)」
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朝、十日町市役所で用事を済ませてから、新潟へ。水揚げ場での打合せしてから、ワークショップの事前打ち合わせで某小学校へ。現地のリサーチを深める学生たちを置いて、今回も先に戻る。打合せがいつの間にか過密になってしまっていて、昼ご飯を食べ損ねた。
水産会館の屋上に上ってみたら、端の方に植物が育っている。ついこの間まで雪に埋まっていたんだけど。









4月9日~15日

2012-04-17 | インポート
4月15日(日)
「わら@ムサシ十日町店(新潟)」
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大地の芸術祭の計画案お披露目で、学生たちと下条。車に乗れる人数が限られるので、毎回少しずつメンバーが替わる。
早めに着いたので、へぎそばを食べて、軽く十日町建築ツアーをしてから、ムサシ(巨大なホームセンター)で最近のDIY資材事情リサーチ(藁が高い)。一緒にプレゼンする小沢剛さんと駐車場でばったり。やっぱり、まずはここで、ってことか。


「下条茅葺きの塔@みよしの湯の2階スペース(十日町市下条)」
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芸術祭を盛り上げる会、ってことで、みよしの湯っていう温泉の二階の休憩室で。小沢さんと、それぞれのプランを発表。まあまあ好感触?。なんだかみんな慣れてる感じ。
泊まりは松代の古い民家。一泊シーツ代300円。スーパーで買い込んだ食材と酒で晩ご飯。夜は本当に寒い。まあ、外にはまだまだ雪が積もっていて、断熱が無いどころか、壁や建具のスキマから、その雪が見えるわけだし。


4月14日(土)
「FOC@神奈川大学」
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恒例の、大学の新入生歓迎イベント。たくさんのつまみとノンアルコールビールも恒例。
iPhoneで撮った写真が、ぼけぼけ。ブログには丁度良いか。


4月13日(金)
「屋上のバー@関内」
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大学とか馬車道とか銀座とか石川町とかで打ち合わせしてから、関内の屋上のバーへ。雨の中、傘を差しながら。店員の方は雨具で仕事。雨の日のキャンプ場で飲んでいるのを思い出す。マスターと、いろいろなところで知り合いが交錯してた。世間は狭い。


4月12日(木)
「さくら@岸根公園」
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が終わってから、夕方、研究室のみんなが花見をしているところに合流。岸根公園の桜は丁度満開。毎年の教訓を生かして、寒くなる前に研究室に戻って、飲みながらミーティング。


4月11日(水)
「夜の教室@神奈川大学」
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第二水曜は大学の会議日。今年度の初回。コース会議、学科会議、学部教授会・・・。いくつの会議が続いただろう。しかも、それぞれの間の休み時間は数分。昼ご飯も食べ損ねた。終わったら夜。


4月10日(火)
「一文字違い@最上の現場(山形)」
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朝一で現場。早くから、ものすごくたくさんの職人さん達が仕事を進めている。何気なく、現場の看板に記載されている理事長名をみたら、歴史的超有名建築家と一文字違いだった。なんて読むんだろう。
打合せのために仙台に移動。


「アサリ@みかんぐみ(馬車道)」
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打合せ後、せんだいメディアテークへ。仙台市から大学がいただく、元せんだいメディアテークの家具の状況を確認。どうやって運ぶか未定。どうしよう。横浜についたら夜で、2年前に佐久島プロジェクトで関わったマッチングモウルの方から頂いたアサリの料理ができつつある。みかんぐみのみんなで飲む。いつもながらうまい。


4月9日(月)
「マチデザイン事務所@妙蓮寺」
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八潮まちづくり100年運動に関連する住宅の図面を、学生たちがマチデザインに行って進めていて、その最終確認。事務所っていうか、丸山さんの家へ(地下が事務所で、上が家)。早朝の日射しの中で見ると、温泉街の建物みたいな感じ。でも、中では普通に仕事の空間が。となりの桜が満開。


「料理用温泉@ウィークリーマンション?(赤倉温泉)」
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打合せとかしてから最上(山形)の現場へ。最上の現場担当者の宿は赤倉温泉(最上の2つ隣の駅)にある元温泉宿。入口に料理用の温泉が出ている。ここでゆで卵にすると室温で1週間持つとか。ほんと?。赤倉に着いたら夜10時だったので、飲みに行って、寝る。





4月2日~8日

2012-04-10 | インポート
4月8日(日)
「ホーム@妙蓮寺」
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向かいのホームの立ち上がり面にあった乗車位置の表記が無くなり、ホームの床面に印刷されるようになった。他の駅でもこんな風になっていただろうか・・・。


4月7日(土)
「桜@上野公園」
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両親と花見。昨年末、八潮の忘年会で行った上野の韻松亭のこの日の予約を、新年早々に取っておいた。韻松亭の前に公園内を散策したのだけれど、ものすごい人。桜の下だけではまったくおさまらず、あらゆる場所で飲んでる。こういうものだったか・・・。


4月6日(金)
「100円パーキング@妙蓮寺」
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1限の授業。前期の初日で、その1限だから、新入生にとっては初めての大学での授業。教室が判らずさまよっている学生も少なくない。
妙蓮寺駅近くの100円パーキングが拡張した。もともと真ん中の建物の左手だけだったのが、右手側に建っていた建物を解体してできた空き地と合体して拡張。なにか建物が出来るんだとおもっていた。それにしても、低い方の土地に1メートルくらいのかさ上げをして、逆向きの水勾配を取るように造成しているのは何故だろう。まさか、なにか良からぬことを・・・?


4月5日(木)
「バスターミナル@新潟駅」
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朝早くから、車で、学生たち+山本くんとで新潟へ。学生3人の内2人が双子であることが判明。そういう傾向?。
新潟では水揚場で残地物を調べたり活用計画について打ち合わせたり。学生たちは一泊なんだけれど、翌朝1限の授業があるので、夕方の新幹線で先に帰る。写真は前から気になっていた駅前バスターミナル。13台分の車室が整然と並んでいて、「発車」っていうより「発射」っていう感じの構成。


4月4日(水)
「減築完了@馬車道」
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4階建てから2階建てに減築していた耐震改修工事が完了したみたい。パラペット(っていうのか?)回りや屋上の手すりのディテールがざっくばらんでいい。内装は、ちらっと覗いた範囲では、あまり変わってないみたい。


4月3日(火)
「帰宅ラッシュ@品川駅港南口」
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神大建築学科の年鑑「RAKU」でRIAが手がけた初期の校舎建築を特集することになり、RIA名誉会長であり創設メンバーの一人でもある近藤正一さんの話を伺いにRIA本社へ。暴風の警報が出ているさなかで、帰宅ラッシュの人の波に逆行し、傘をグニャグニャにしながら向かう。当時の設計の進め方には驚かされる話もおおくて、多様な話が楽しい。帰りは、徐々に運行見合わせになりつつあるタイミング。なんとか、大きな問題もなく帰宅。


4月2日(月)
「遠藤秀一さんの家@財部(鹿児島)」
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建築雑誌(学会)の取材で、ぽむ企画の平塚さんと遠藤秀一さんの家へ。建築のスキルは写真家として活躍する現在、どんな風に影響しているのか、っていう切り口のはずだったんだけれど、遠藤さんはツバルを救うことを中心に発信する環境活動家。写真家としてはツバルの写真だけを撮っているらしい。


「内部@財部」
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財部(「たからべ」と読む)に移ってきたのも、環境に負荷をかけないライフスタイルを実践するため。暖房や風呂や料理は薪。田んぼも畑もミツバチも育て、農薬も使ってない。このところ、原発反対って訴えるのが半ば流行化して、心地の悪い胡散臭さが気になることが多いんだけれど、こういう実践を前に考えると、まったくちがった強い展望が見えてくるように思える。家のカスタマイズもセンス良いし楽しそう。







3月26日~4月1日

2012-04-02 | インポート
4月1日(日)
「解体@神奈川大学」
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朝から大学で打ち合わせ。シアトルでの数日の間に解体は進み、山口文象の建物がまた消えた。シアトルで再生のプロジェクトをたくさん見た後ということもあり、少々複雑。彼の地では、100年以上経つ木造(!)の5,6階建てのビルを補修して使っている。地震があるのは日本と同様。あちらが大丈夫かどうかは判らないけれど。


3月31日(土)
「スタバ一号店@パイクマーケット(シアトル)」
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30日の午後のった飛行機が(ちょっと遅れたのもあるけど)、成田についたら31日の夕方6時過ぎ。バスとタクシーで帰ったら夜9時を回っていた。そんな一日(?)なので、写真は撮ってなかった。スタバの一号店はパイクマーケットの前。記念のTシャツとかカップとか売ってる。買わなかったけど。


3月30日
「EMP@シアトル・センター」
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シアトル最終日。午後の飛行機なので朝は時間があったので、モノレールでシアトルセンターの建築群を見に。1962年の万博の時につくられたエリア。ミノル・ヤマサキの建物とか、当時のパビリオンを中心に新しいものが追加されている。ゲーリーのは異常な存在感だし本当によくつくったと思うけれど、ロケーションのせいか、不思議な偽物感が。


「モノレール駅@ウェスト・レイク(シアトル)」
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ホテルからはモノレールで往復。駅は百貨店の一部分に入っていて、建物の側面に直接列車がくっつくように停車。これも博覧会の時にできた1962年製。途中駅はない。


3月29日(木)
「住宅@クイーン・アン(シアトル)」
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郊外の住宅地、ウェスト・シアトルにあるハイポイントで、今日的住宅地開発の背景を聞きながら現地視察。ものすごく分厚い仕様書で、ソシアルミックスが自然に生まれるようにコントロールされているとか。外観はちょっとわざとらしいか。午後は高級住宅エリアのクイーン・アン。ここに事務所と自宅をもつ Geoffrey Prentissの家を拝見。贅沢。


「ガスパーク@ユニオン湖の北(シアトル)」
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ブラウンフィールドを生かした計画の元祖、ガスパーク。古いガス工場がそのままシンボルとして配置されている。フェンスで囲まれているので、登れるわけじゃないけど、この意外な感じが不思議と公園としては良い雰囲気を引き寄せる。別の古い機器が置いてある上屋の下では、なんだか、パンツ一枚の不思議な少女達が。コスプレ?


「発電所@イーストレイク(シアトル)」
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こちらは、もと発電所。手前のちらっと見えている上屋が水力発電。大きいのが蒸気。煙突はレプリカらしい。バイオ関係の会社が買い取って、リノベーションをしたらしい。この後、スカルプチャー・パーク、ボランティア・パーク、シアトル美術館と回って、盛りだくさんな一日が終了。案内をしてくれた方々に感謝。


3月28日(水)
「教会@シアトル大学(シアトル)」
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朝一はシアトル大学の教会。スティーブン・ホール。いかにもスティーブン・ホール。熟達した手法の組み合わせで出来ていて、美しいけれど、デザインをする立場にとっては驚きがないというか、ちょっと嫌みな感じ?。
インターナショナルディストリクトに行って、一昨日約束をしていたNPホテルの見学。もと単身の日本人労働者向け宿舎だったところで、今は、低所得者向け住宅になっている。成立の背景が日本とはいろいろ異なる。


「アンダーグラウンド@シアトル」
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午後はアンダーグラウンドのツアー。昔の大火で沿岸に広がる都市部30ブロックくらいが消失し、再建に際して当時の大問題だった下水の逆流(満ち潮時に、トイレから汚物が吹き上げていたとか)を解決するために、約1層分かさ上げを決めたエリア。かさ上げが完了した頃には、待ちきれずに元の地面に再建した建物がたくさんあって、それらの前の歩道と1階部分が地下に埋まることに(詳細プロセスは省略)。文字通りのアンダーグラウンド。写真左手が建物外壁(燃えないように石の建物)、右手が道をかさ上げしたときの擁壁。で、もと歩道の上に、新しい歩道というか地面。


「フリーウェイ・パーク@シアトル」
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OMAの図書館(不思議な外部感がある独特の空間で、しかも、昔のOMAの建築のような二枚舌的エクスキューズが無いのが面白い)、フリーウェイパーク(ハルプリン)、レイニアー・タワー(ミノル・ヤマサキ)などを回って、この日は終了。写真はフリーウェイパーク。本来は水が流れているらしい。


3月27日(火)
「ポスト@ワシントン大学(シアトル)」
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朝からワシントン大学探索。でかいし大学らしい贅沢な空間が広がる。図書館とか、居るだけで賢くなりそうな雰囲気だし。羨ましがっていてもしようがないか。どういうわけか、郵便ポストに布製のカバーがしてあった。


「内部吹き抜け@ワシントン大学(シアトル)」
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午後は、都市計画の学科でちょっとだけレクチャー。黄金町と寿町の話を紹介。この学科の建物はグルド・ホールという、ワシントン大の建築学科を立ち上げた建築家グルドにちなんだ建物。グルドはシアトルでは有名な歴史的建築家で、アジア美術館とか、オリンピックホテルとか、大学内の建物とかいろいろあるけど、作風が多様すぎて不思議。渡辺仁みたいなかんじ?


「寿司@I Love Sushi(シアトル)」
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学科の方々と寿司屋に。カジュアルな店で、時々ビックリする中身の巻物とかあるけど、予想以上に普通。午後に話した内容がきっかけで、夏のソウルの会議に誘われる。いろいろと繋がっていくのがうれしい。
ホテルの前を通り過ぎて、先生方と別の寿司屋に。今度はワサビっていうおしゃれバー風の店。おいしい。翌日が内田先生の誕生日というのが判って、12時を回るまで粘ってたので、ホテルに戻ったら夜中。


3月26日(月)
「坂@パイク・マーケット近く(シアトル)」
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朝、大学でちょっと作業してから、成田空港へ。デザインコースの先生たちとシアトル。
ついたら、まだ26日の朝。さっそくパイクマーケットなどを探索。それにしても、綺麗に整った街。クラクションも聞こえなければ、道に落ちているゴミもないし、みんな親切。
起伏のある地形に均質なグリッドを被せているので、場所によってはものすごい坂。ユニバーサルデザイン的には問題もあるかもしれないけれど、空間体験的にはいろいろ面白いことが起きている。


「トンネルバス@シアトル」
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午後は、地下の道を走るバスに乗って、インターナショナルディストリクトへ。トンネルの道路には線路も敷設してあって、トラム(っていうか地下鉄?)もバスも地下道を走る。中心エリアの渋滞解消のためらしい。
宇和島屋(アジア雑貨スーパーマーケット)で歴史の話を聞く。20世紀の初めに労働者として集まった日本人向けに、カマボコとか薩摩揚げとかを売ったのがはじまりらしい。


「パナマホテル@インターナショナルディストリクト(シアトル)」
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シアトルで初めての日本人建築家によってデザインされた建物。日本人労働者向けにつくられたものらしい。地下には銭湯もある。外観からはどうにも信じられなかったのだけれど、木造らしい。ジョイントはスチール。水回りがないのが厳しいけれど、部屋の雰囲気は悪くない。右手にあるキャビネットは、冷蔵庫の箱を素材に使っているみたいで、裏を覗くとゼネラルモーター製冷蔵庫の表示が。GMは冷蔵庫も作っていたのか。