曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2017年6月19日~6月25日

2017-06-26 | 日記
6月25日(日)
「洗い出しに川の石@赤松防災拠点(美波町・徳島)」

金箱事務所の野田さんと現場。軒下部分の洗い出しもはじまっている。室内も洗い出し。ところどころに那賀川の支流である赤松川の流域で収集してきた石が埋め込んである。そのままだと目立たないので磨いてあるんだけれど、言われて気がつくネタ。


「医療保健センター@牟岐線(美波町・徳島)」

門前町の古民家も構造的な視点で見て貰ったり。一足先に帰路に。牟岐線の車窓からはオープンを目前に控える保健センターも目立つ。スダチの季節。


6月24日(土)
「椅子@赤松防災拠点(美波町・徳島)」

赤松防災拠点の現場では、椅子の制作が進む。研究室で一通り検討をしたデザインをもとに、つくりながら調整をしているのだけれど、だいたい確定できたか。座面などには伐採された参道の御神木(杉と桜)を活用。古木なので杉は50ミリ、桜は100ミリまでしか挽けないらしい。スタッキングできるスツールは、学生の発明で、90度回転させることで脚の太さが確保できる、というもの。


「背もたれの素材@赤松防災拠点(美波町・徳島)」

背もたれ付きの椅子は、座と背が御神木。背もたれの曲線はチェーンソーで適当に切って細いベルトサンダーで仕上げ。7月17日までに家具まで揃えるのは相当難しいかも、と思っていたけれど、先が見えてきた。


6月23日(金)
「ブリッジが繋がった裏側立面@赤松防災拠点(美波町・徳島)」

朝、徳島へ。現場に行く前に、ちょっと頼まれてAWA現代アート展の展示会場を確認に。なかなか興味深い建物(どこまで公開して良い話しかどうか不明なので。。。)
昼前には赤松の現場。参道側から2階部分に行けるブリッジも繋がった。


「ヌカハウス@コーナン(美波町・徳島)」

午後はチェーンソーでの作業を少ししてから、夕方はまめぼんで書類づくり。ランチの時間帯は混むからだめだけれど、夕方ここで仕事をするのも悪くない。甘くないレモンスカッシュから、書類がまとまったところでビールへ移行。


6月22日(木)
「12センチのキュウリ@研究室(神奈川大学)」

研究室のキュウリは順調に育っている。しかしながら、追加の結実がない。虫が飛んでいないので人工授粉みたいなことをしないとダメなのかも。このキュウリは、きっと苗で買ったときに受粉済みだったに違いない。


6月21日(水)
「アスファルトの上の松の葉@菊名ちかく(横浜)」

午後、千葉某所での打ち合わせ。電車の車窓から、ものすごい風と雨が見える。到着後は納まっていたので良かったけれど、菊名あたりの歩道には松の葉がたくさん落ちていて、日和佐谷屋の珊瑚が埋め込んである床の間の壁を思い出す。


6月20日(火)
「トウネズミモチ@自宅」

自宅のトウネズミモチは結局撤去。枕木がだいたい200ミリなので、やっぱり1メートルを超えていた。油断も隙もない。


6月19日(月)
「緑のカーテン@研究室(神奈川大学)」

順調なみどりのカーテン。だいたい上枠にも届いた。もう少し葉が茂らないと障子を外せないか。障子があるから葉が育たない、ということかもしれないけれど。

2017年6月12日~6月18日

2017-06-19 | 日記
6月18日(日)
「再塗装したデッキ@さざなみ園(大三島・今治)」

昨年塗ったキシラデコール。2度塗りしたはずなんだけれど半年ももたず。。黒ずんだ部分が多くて、電動3台と手動1台で、ほぼ全域をサンダー掛けして再塗装。今回は頻繁に塗り重ねてみるか。。。


「瀬戸の休憩所@瀬戸地区(大三島・今治)」

午後は瀬戸で作業。一昨年竹のデッキを設置した休憩所。刈り取った時期とか処理とかの問題もあったみたいだけれど、老朽化が激しい。一端撤去して、さざなみ園のデッキと同じ仕様に変更することに。
角の電柱に貼ってあった、隣の島にある休憩所情報サインの矢印部分が飛んでしまって、この場所に電源とか空気入れがありそうな印象になっている。。。夜、横浜に戻る。大久野島のウサギ人気がすごい。


6月17日(土)
「外でのランチ@インセンス(瀬戸・大三島)」

朝一で大三島。7月頭から展示替えになる伊東建築ミュージアムで、新しい展示方針の確認。作業の後の休憩中に、シルバーハットに置いてある製本図を見ていた学生が手書きでの曲線をみて、どうやって書いたのか質問に。雲形定規とかユニカーブとかが懐かしい。インキング図面用には塩ビ板で専用テンプレートをつくっていた。昼食は久しぶりのインセンス。


「畑の広場@さざなみ園(大三島・今治)」

食事のあとは、さざなみ園へ。5月末にワークショップで敷石を敷設したさざなみ園の裏庭。すでに畑として稼働している。残っていた石で。倉庫へのアプローチの小径を新設。敷石に使えそうな石は概ね無くなって、残るは厚さのある大判のものが数枚。


6月16日(金)
「トウネズミモチ@自宅」

自宅で溜まった作業など。庭の植え込みをみていて、知らない樹木が追加されているのに気がつく。これは某住宅の敷地にあったので記憶にある木。葉が鋸歯無しの対生っていうだけで、相当限定されるし。いつもながら、既に結構育っている。エノキの時のように大きくなりすぎると困るけれど、そのまま引っこ抜いて捨てるのも。。。鉢植えにでもしてみるか。


6月15日(木)
「社会学の本@製図室(神奈川大学)」

授業日。第二課題のスタート。製図室のおいてあった社会学の本。置き忘れられた教科書?。目次などをみていて、社会学の基礎は建築学科でも必修にした方が良いんじゃないかと思う。


6月14日(水)
「ゴーヤのこども@研究室(神奈川大学)」

朝から会議が続く。夜は馬車道で横浜市の方々などを交えたミーティング。打ち合わせが続き過ぎなので、脳のために甘いものを買っていく。
研究室の緑のカーテンでは、ゴーヤとキュウリも実ができはじめた。


6月13日(火)
「搭乗予定時刻@伊丹空港(大阪)」

またまた朝の便。毎日、早朝の空港に向かっている気がする。朝の伊丹は混むからか、予定時刻の表示が分きざみ。こんなのははじめてみた。ブラジルとかインドの飛行機の時刻表を思い出す。


6月12日(月)
「ヘリ格納庫@熊本空港(熊本)」

朝一で熊本から戻り、横浜(大学&馬車道)で打ち合わせ。熊本空港ではタクシングする飛行機のなかから、小川次郎さん設計のヘリ格納庫の現場を正面にみる。熊本市上空から見下ろすと、ブルーシートで覆われていた屋根が歴然と減っている。解体が進んでいるらしい。建て替えるべきか別の場所に移るべきかを悩んでいる人も多いとか。


「民家の軒@三国駅と新大阪駅の間(大阪)」

再び羽田。夕方の便で、夜の某ミーティングのために大阪へ。
ミーティング場所の中華屋まで歩く途中に、濃い佇まいの建物が目につく。複雑に積層する軒が特徴的な一角も。
帰りには、宮本さんに阪急電鉄が新大阪駅に接続するはずだった遺構などを教えてもらう。

2017年6月5日~6月11日

2017-06-14 | 日記
6月11日(日)
「高野病院@熊本」

朝、熊本へ。昼間、甲佐町住まいの復興拠点整備プロポの一次審査。順調に進んで予定よりも早く終わったので、夕方、コンテンポラリーズ&共同建築設計事務所が設計している高野病院の現場見学。上部を支える柱が細い。竣工間近。
夜は関係者で飲みに。県立大に異動したイルジさんも参加。


6月10日(土)
「丸太の柱@赤松防災拠点(美波町・徳島)」

朝一で門前町の建物の調査。キレイに維持されているのだけれど、シロアリの被害が大きい。地域内には専門としてる駆除業者もいないらしい。
その後、赤松防災拠点の現場へ。内部の足場もなくなり、中の様子も判りやすくなってきた。


「コンクリートの表面を洗う@赤松防災拠点(美波町・徳島)」

桜の古木を挽いてもらったものをベンチにするのだけれど、その脚の制作方針を検討。置かれる場所の床仕上げが洗い出しなので、カラーコーンを型枠にして作った円錐台のコンクリートを早目に脱型して表面を洗う。スタイロの塊を中に入れているのだけれど、まだまだ重い。
夕方、一端横浜にもどる。


6月9日(金)
「元銭湯の建物@門前町(美波町・徳島)」

美波町での新プロジェクトが始動。薬王寺の参道にあたる門前町エリアの再生に向けた助成金が通ったということで、役場でキックオフミーティング。あわえの街並みが広がる日和佐地区よりは新しいのだけれど、風情のある建物も点在する。ミーティング時の雑談では、銭湯や映画館があった場所なども話題に。銭湯だった建物は数年前に煙突を撤去したものの、建物は残っている。薬王寺から温泉を引いていて、かつては地域内に3つの銭湯があり、温泉なのはここだけだったとか。


「往事の風情を残す建物@門前町(美波町・徳島)」

午後は赤松の防災拠点の現場で作業をして、夕方はやめに街中にもどる。この地域をキチンとみるのがはじめて、という学生もいるので、門前町あるき。あらためてみると、新しい可能性に繋がりそうなところにも気がつく。夜は地域の方々とのミーティング。その後はこのところ定番となった平和園で飲む。


6月8日(木)
「赤くなってきたトマト@研究室の緑のカーテン(神奈川大学・横浜)」

全員に手書きを課したはじめての3年生課題の講評会。想像以上に(少なくともCAD図面よりずっと)線の太さなどにも気を使ったかんじで好印象。少ない枚数に密度のあるレイアウトをキチンと考えているものもグッと増えた。時間配分や作業場所で苦労をした学生も居たみたいだけれど、確実に全体の質は上がったように思う。


6月7日(水)
「国際交流基金@四谷三丁目(四谷)」

とある会議で国際交流基金。全く新しい集まりなのだけれど、前にどこかで接点があった人がメンバーに多い、少し変わった印象の会。


6月6日(火)
「ラウンジスペース@研究室(神奈川大学・横浜)」

実家の客間の畳に気になるところがあるとのことで、大学から往復。畳を上げてみると、畳はしっかりとした本畳で特に問題無し。荒床が合板で、この合板が痛み始めている。根太ピッチにも問題があるけれど、接着剤でくっつけたものやプラスチック系素材は、想像以上の劣化があるように、最近特に感じる。


6月5日(月)
「緑のカーテン@研究室(神奈川大学・横浜)」

朝早くから各所での打ち合わせ。研究室では緑のカーテンが順調。摘芯が必要なものは全て完了し、はじめに摘芯したものは脇芽も育っている。なによりもキュウリの勢いがすごい。

2017年5月29日~6月4日

2017-06-06 | 日記
6月4日(日)
「又新殿入口部分@道後温泉(松山・愛媛)」

打ち合わせに出かける前に、秋からしばらく閉館になる道後温泉へ。部分閉館しながらってことだけれど、念のため休憩室も使って、又新殿も見学。それにしても、この複雑な構成の建物を相手に耐震補強を考えるのも大変だ。高低差もあるし(又新殿も、この入口部分は2階で、塀と建物の間がドライエリア状になっていて、浴室はそこに面している)。


「道後アート2016での山口晃作品@道後温泉横(松山・愛媛)」

建物のまわりには道後アートでの山口晃作品が点在。なんだかちょっとハリボテ感があって山口晃のイメージと違う気が。。。神の湯休憩室にあった絵はよかったが。。。


「ネジマキカフェ@東温市(愛媛)」

某所での打ち合わせ(研究室プロジェクトの新たな展開になるかも?。公開はまだ先か)の後、昼食でここに。改修プロジェクト風の新築らしい。興味深い書籍がたくさんあって、待っている間にゆっくりできるスペースもあって、そこで研究室メンバーで打ち合わせ。ランチもすばらしいし、居心地のデザインがうまい。写真右手の四角い部分がエアコン付きの広いトイレ。
「農家レストラン」で検索すると東温市の店がヒットしたりするし、このエリアは食への意識が高い?。


6月3日(土)
「三秋ホール@共栄木材(松山・愛媛)」

朝から松山へ。はじめに共栄木材さんを訪ね手島保さんが設計した建物でいろいろと話しを伺う。納まりや素材のことなどからはじまって、木材をめぐって、流通のこと日本と世界の林業のこと技術のことなどと話しが広がる。あっという間に二時間半。新しいスイッチが入った感じ。


「柿渋の吊束@上芳我家住宅主屋2階(内子町・愛媛)」

共栄木材のある伊予市の南が内子町。美波町での活動に関連して、伝建地区を中心にまわる。エリアのほぼ北端にあるのが上芳我家。木蝋の製造が盛んだったこの地域を代表する建物一つ。他の木蝋製造で栄えた家の多くには、ちょっとキッチュに思える装飾が多いけれど、ここは端正にプロポーションで勝負。
不思議なのは2階。公開するにあたって一部の柱を切って一室化したのかと思ったら、工事の途中でやめたために吊束がぶら下がった状態で残ったのだとか。本当かなあ。。。鴨居との取り合いとかもイメージしにくいし。。。


「少彦名神社参籠殿@おすくな大社(大洲・愛媛)」

夜の約束まで少し余裕があったので、隣の大洲町にあるおすくな大社へ。昭和9年の建物で、ちょっと前までは半ば廃墟化していたらしい。建物内に置かれていた改修前の写真をみると、修復への決意に驚くほど。約1年をかけて二年前に修復完了したばかり。もともとの設計は去年行った臥龍山荘の設計者の甥によるものらしい。
夜は研究室プロジェクトの関係メンバーで会食。松山での食事はいつも充実。


6月2日(金)
「大量の箱@みかんぐみ事務所の下の階(馬車道・横浜)」

みかんぐみの下のテナントは少し前に変わったんだけれど、荷物の再配送のような仕事をしているらしい。階段の踊り場兼エレベータホール部が日常的に荷物の置き場になっていて普段から通りにくいんだけれど、この日は、ほぼ通過不能。階段の幅とかを基準法で規定してもたちの悪いテナントが入ると全部無駄。


6月1日(木)
「ヤマボウシ@自宅」

朝一から夜までゼミとか授業とかを詰め込む。自宅のヤマボウシは予想通り、数輪の開花。


5月31日(水)
「千代田湯@白楽(横浜)」

大学での会議など。
ついこの間、一度いってみようと話題となっていた千代田湯。ちょっと前まででやめてしまったらしい。しまった。。。


5月30日(火)
「カダンD@研究室(神奈川大学・横浜)」

研究室の緑のカーテン。先週、摘芯をしたので肥料をあげたのだけれど、そのためかアブラムシが大量発生(肥料でアブラムシが好きな土の窒素分が増えるらしい)。無機質な建物の6階での微細な窒素量の増加に反応したのか。。。摘芯と関係無いミントが一番好きみたい。


5月29日(月)
「みかんぐみ送別会での氣志團@伊勢佐木町の屋上でのめるところ(横浜)」

昼間の間は某審査会のヒアリングと審査会議。普段あまり使っていない部分の頭を使う感じ。
その後、会議を挟んで、夜はみかんぐみの送別会。このところ、学校の卒業式の形式を借りる、っていうのが続いている。新人3人が氣志團。。。