曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

TAP2008の公開選考会

2008-08-12 | インポート

8月9日(土)


午前中、打ち合わせを一件やってから取手に向かう。取手アートプロジェクト公募展の審査のため。久しぶりに利根川沿いの裏道(っていうには延々と長い農道)を走っていたら、田んぼがきれい。取手に通っている頃は、この田んぼの風景の変化をみるのが好きだった(危ないので運転中の写真はなし)。



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会場は、東京芸大取手学地の美術館。先端芸術表現科の校舎として使っていた頃が思い出される。なつかしい。一般来場者に混じって提出案を見る。



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夕方からは、TAPのスタッフによる選考と意見交換会。明日の選考への前提となるわけではないけれど、事情がわかっているTAP関係者の見解を知っておくことで、明日に備えようというわけだ。



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終わってから、打ち上げ。駅方向(西)では花火大会なので、東方向にある龍ケ崎市の百香亭で中華。先端芸術表現科教員時代に数回来たことがあるんだけれど、この名物「黒酢の酢豚」は初めて。うまいなあ。



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ホテルに戻る前に、TAPハウスと呼ばれる、TAP関係者が住む家を訪ねる。一階部分は、半公共(?)スペースとなっている。椅子に座ったまま寝てたら写真に撮られた。



8月10日(日)



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本審査。午前中、再度作品を確認して7点を選出。審査員は、みかんぐみのほか、ARCUSのキュレータの遠藤さん、音楽環境創造科の熊倉さん、チェルフィッチュの岡田さん、現場となる井野団地の自治会長の彦坂さん。結構遅くまでかかって、審査は終了。



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一般来場者は、このピン(一人三つ)でおすすめを選ぶことが可能。まあ、まともに見てたら、3時間はかかるだろうから、なんとなく知り合いの多い人とか、ぱっと見で判りやすい人に票が集まりやすいかも。審査の上では、あくまでも参考。



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10作品のところを14作品選んで終了。みかんぐみはプロデューサで、公募展での作品がこのプロジェクトのかなりの部分を左右するんだけれど、審査にはゲスト審査員もいる、っていうちょっと不思議な枠組み。建築のコンペの審査とも全然違うし、いろいろと考えさせられた。



ということで、またまた利根川沿いの道を帰る。車なので、打ち上げはなし。



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淺井さんの仕事

2008-08-07 | インポート

7月30日(水)


ディテール・ジャパン誌の取材で、久しぶりに淺井祐介さんが曽我部邸にやってきた。最近のいろいろな展開は聞いていたんだけれど、本人から聞くとよりライブで興味深い。蠣崎誓さんといっしょ。懐かしくおいしいコーヒーをいれてくれた。



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で、二人が帰った後、庭のヤマボウシに顔が。二人のユニット「みどりのはっぱ」の仕事ですね。去年のオープンハウス展のときには、駅からの道々、いろいろな葉っぱにこの加工をしていた。一年経った今でも、顔が残っている葉っぱがあったとか。



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表札のハンギング付近でも、なにかをやってるようだったので、



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後から見てみたら、これ。この葉っぱは、ものすごく小さいんだけれど、見事に顔が。誓さんは、ものすごく手先が器用で、すっごく小さいものの加工ができるらしい。それにしても、小さい。



8月3日(日)


淺井くんが新羽駅前の道路に絵を描いたっていうので、行ってみた。先週、とある飲み会で、市のS崎さんからも聞いていてとても気になってたんだけれど、本人に写真を見せてもらって、いてもたってもいられず。



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新羽駅前(駅のロータリー側)の駐車場の間からのびている、歩行者専用の路地状の道。全長180メートル。道路に白線を引く方法の一つで、シート状のものを置いて上からトーチであぶるっていうものがあるらしく、それでつくったのだとか。



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マンホールを避けたりしながら、ずっとのびている。子供達と一緒にワークショップでつくったんだそうだ。いろいろな人が参加していたようで、場所によって雰囲気が変わっている。



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途中、マンションの駐車場への入口部分では、絵も中に入っていっている。街に浸食している。これも、年ごとにのびていったりするといいなあ。



で、新羽で地上絵を見た後、こうなったら淺井さんの日だってことで、仙川のカフェでの展覧会へ。



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会場のカフェの入口。淺井さんのマスキングプラントとか、誓さんの超豆本とか、シロアリの羽でつくった小さなオブジェとか、いろいろあった。「みどりのはっぱ」の、クッツキムシ(洋服にくっついてくる雑草の実のようなもの)でデコレーションされたワンピースがよかった。



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「みどりのはっぱ」のランチもあった。箸はこれ。



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皿はいろいろな葉っぱ。いたずらしてる感じが楽しかった。ヘルシーで、おいしかったし。



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ポテトとかの山が三つ。



ということで、淺井さんと誓さんとみどりのはっぱを堪能した一日でした。



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