曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2015年10月19日~10月25日

2015-10-28 | 日記
10月25日(日)
「ウニのパスタ@喫茶去(気仙沼大島・宮城)」

朝、気仙沼へ。大島に渡ったところで、他の皆さんと合流。お昼は、大浦港の近くのカフェで、ウニのパスタ。甘みのあるウニがうまい。写真では分かりにくいけれど、ウニがたくさん。大島の未来を考える会では、和歌山県串本での視察の報告。夜、横浜に戻る。


10月24日(土)
「蔵の町並み@村田町(宮城)」

新たな相談事に対応するため、村田町へ。去年、重要文化的建造物群保存地区の指定を受けたばかりの、蔵の町。べに花の商社として栄えたらしい。美波町日和佐地区での活動の参考にもなりそう。案内所の運営をヒアリングしようと思っていたら、蔵を土産物屋兼資料館にしているおじさんに建築を案内してもらっていて、気がついたら時間切れ。興味深い建築体験ができたので、よかったとしよう。とはいえ、次回、確認しなくちゃ。平入りや妻入りが入り混じり、外壁や窓のつくりも仕上げも多様。残っている建物は多くないけれど、不思議な密度感(しばらく散策していると密度感が上がってくる感じ)。


「そば@千寿庵(村田町の郊外・宮城)」

蔵の町にある食堂でラーメンを食べていたんだけれど(鶏肉のチャーシュー麺。次はワンタンだな。ワンタン麺じゃなくて)、蕎麦に誘われ、昼食を二回。この地域では、減反政策により蕎麦がたくさん作られるようになり、蕎麦屋が増えているらしい。昼時は混むらしいけれど、少し遅めだったのでスムーズに入れた。もうちょっと遅いと、今度は蕎麦がなくなるらしい。その後、某古民家再生関連のプロジェクトの視察。研究室で関わるエリアが増えたような気がする。。。。夜のうちに一関へ。


10月23日(金)
「フェジョア@自宅」

朝から大学にいたのに、いろいろと作業をしていて、委員会をすっぽかす。すっかり失念。まずいなあ。。。夕方の委員会は忘れずに出席して、夜はBankARTにて光州展についての打ち合わせ。写真は、この間、大三島で買ってきた果物・フェジョア。甘い香りを発し始めたら食べ頃らしいけど、なかなかそうならない。。。。


10月22日(木)
「亀田縞のスリッパ@自宅」

授業日。そろそろ、寒くなり始める。この間、新潟で買った、亀田縞のスリッパ、デビュー。


10月21日(水)
「国際交流センター@神奈川大学(六角橋・横浜)」

横浜市役所の方々に国際交流センターを案内。具体的な説明は、設計を担当した鈴木信弘さん。建築における木質化の最前線の一端を担っているのは間違いない。木質化をめぐる諸課題が見え隠れした見学会となり、かなり興味深い体験だった。会議とかで夜遅くまで。


10月20日(火)
「新しくなった忠海港の乗り場(忠海・広島)」

朝一で大三島。日帰りってこともあって、行きは広島空港。レンタカー→忠海からフェリーが、行きの最速パターン。しまなみ海道の関係の要所をさっと回って、大三島へ。さざなみ園での打ち合わせの前に瀬戸の休憩所で作業。

「お月見仕様の名残@瀬戸(大三島・今治)」

休憩所での作業は学生に任せて、竹のベンチで事務仕事。休憩所では、地元の方々が月見に活用をしてくれたらしく、ススキの演出も残っていた。さざなみ園での打ち合わせを経て、帰路に。島からのバス→新幹線で、最終。福山駅までの道が渋滞していて、ちょっと焦る。


10月19日(月)
「近所のスーパーのIPA@妙蓮寺某所」

大学での打ち合わせのほか、都内に行ったり色々。夕方は、大学で海外留学者の活動報告。色々興味深い。スーパーにもIPAが数種類置かれるようになった。ここまで流行ると廃れるのが心配。

2015年10月12日~18日

2015-10-19 | 日記
10月18日(日)
「室戸阿南海岸@機上(徳島→羽田)」

朝一の飛行機で戻る。入試対応で大学へ。この日の航路は紀伊水道をずっと南に下ってから左に旋回。阿南の岬よりも南下したので、室戸阿南海岸を一望。こういうルートは珍しいような気がする。日和佐は写真の真ん中くらいか。


「ハンガートンネルのテーブルクロス@BankART Studio NYK(馬車道)」

入試を終えて、夜はBankARTで韓国光州での展覧会の打ち合わせ。期日はどんどん迫る。懐かしいハンガートンネルがテーブルクロスになっていた。打ち合わせ後、準備などを担当学生と打ち合わせてから帰る。向かいの赤煉瓦倉庫を見るとオクトーバーフェスト最終日の夜景。悔しいのでBass Pale Aleを飲みながら打ち合わせ。


10月17日(土)
「布団@谷屋(日和佐・徳島)」

朝から日和佐の古民家のお掃除イベント第二弾。今回は家具や布団など大物が多い。気候がいいので、前回よりも気持ち的に楽(?)。回を重ねるごとに、活用が具体的にイメージしやすくなる。


徳島新聞の記事@テコ屋(日和佐・徳島)」

みんなでお昼を食べに行った店に置いてあった徳島新聞を開くと、前日のミーティングが早速記事になっている。徳島新聞への掲載は何回目だろう。研究室で定期購読か(うそ)。その後、桜町通りの再生を目指すグループの方などと打ち合わせをして、夜の汽車で徳島へ。美波町でのポジティブな変貌が楽しみ。


10月16日(金)
「干物@橋の橋脚(恵比須浜・美波町)」

朝、まだ暗い白楽駅で学生から最新の模型を受け取り、飛行機で徳島へ。まずは役場で古民家活用に関する会議。運営方針が鍵か。夜のミーティングまで時間があるので、宿舎に戻って作業。夕方、宿舎のそばを散歩。橋の欄干では干物を干している。


「トトロっぽいトンネル@恵比須浜キャンプ場横(日和佐・徳島)」

恵比須浜の入江は池のようになっているんだけれど、それを一周。宿舎の反対側にはキャンプ場。傍にトトロトンネルみたいなのがあって、向こうに入江が見えるので入ってみたら、造船所の入口だった。その後、赤松で地域の方々とミーティング。基本設計としては最終回。紆余曲折あったけれど、明るいムードで締められて良かった。


10月15日(木)   
「tabをカンマに変換」

終日授業。岡村先生の話にあった三島の河岸整備は何かの折に見に行かねば。途中、マックの辞書をATOKからことえりに移行。El Capitanの自動変換にはまだ慣れないけれど、辞書だけでも。ATOKのTAB区切りをことえり辞書のカンマ区切りに変換するのは、エクセル経由じゃなくてもワードで直接できた。絶対忘れそうなので防備メモ。(ポイントは、TABは「^t」で、「日本語あいまい検索」のチェックを外すこと。)


10月14日(水)
「8号館@神奈川大学(六角橋)」

終日会議。朝一は、新しい体制で始まるキャンパス整備計画のミーティング。新たなファサードをあらためて確認。夕方には、この前のイチョウに集まるムクドリの鳴き声が、教授会に支障を生むほど。


10月13日(火)
「埋蔵文化財調査@新市庁舎建設予定地(馬車道)」

横浜での色々な打ち合わせ。途中、新市庁舎建設予定地の仮囲いの中を覗いてみると、レンガの基礎を調査している。かなり古そうな遺構。何が建っていたんだろう。当時の関内エリアとしては、一番端。


10月12日(月)
妻入りの街並み@小須戸(新潟)」

水と土の芸術祭2015最終日。午前中、今野さんの潟るカフェ@萬代橋などを見てから、昼を挟んで市南部の市民プロジェクトを案内してもらう。小須戸は個人がボランティア始めたアーティスト・レジデンスで、その継続性からアートイベントとしてもまとまったものになっているし、古い建物がカフェなどとしての活用が進み、街並み保全にも繋がっている。数年の個人的活動とは思えない成果。

「薩摩屋の中庭@小須戸(新潟)」

差し込む光や空間のサイズなど、建物内の特性を生かしていろいろな作品が展開。町屋そのものの空間も興味深い。通り土間が中庭をつなぐような平面形式は京都の町屋などと近いけれど、妻入りを縦につなぐからか、大小の空間が流動的につながるというよりは、内外の空間が反転を繰り返すような体験。


「KiKiKoの作品@白根(新潟)」

その後、近くの臼井、白根の街も回る。どちらも妻入りの集落。妻が道路側にグッとせり出し、ヤンチャ(?リーゼント?)な感じが印象的。小須戸のような面的な広がりにはなっていないけれど、美術作品を媒介とした活動が、資産としての古い建物の再評価につながっている様子がすごくいい。やっぱり、市民プロジェクトの位置づけが、今回の水土では弱すぎた。夜、クロージングに参加して横浜に。


2015年10月5日~11日

2015-10-12 | 日記
10月11日(日)
「植物のアプローチ@水と土の芸術祭ベースキャンプ(新潟)」

八幡から新潟へ。ほぼ1日移動。夕方、新潟到着。ベースキャンプなどを回って、夜遅くにビールで仕上げ(スワミーズIPAが良かった)。アプローチのヘチマはいい感じに感想が進んでいる。会期後になるけれど、ヘチマ活用ワークショプを、デザインを担当した岡昇平徳本賢格が行うとか。


10月10日(土)
「コウモリ@金鍋料亭(若松)」

小倉での活動が予想よりも早く片付いたので、予定を変更して、門司港と若松南岸バンドを題材に、歴史的建築物を生かした地域活性化策と現状についての比較がテーマのエクスカーションにしてみた。学生の意識と理解は深まっただろうか。昼食は金鍋料亭の近所にある、明治3年創業の蕎麦屋。良くも悪くも、メニュー構成やインテリアに老舗的な存在感がないのが面白い。


「マルチョウ@やおき(八幡中央町・北九州)」

学研都市に移転したCCA北九州を一通り見学するところまでで学生たちとは別れて、CCAに残って来年度の建築ワークショップなどのことについて打ち合わせ。予定通り行われるとスケジュール調整が大変そう。。。大阪市大の宮本先生も交えて確認など。夜は例によって寿司竹なんだけれど、時間調整で初めてのホルモン焼き屋へ。新鮮。


10月9日(金)
「ダイニングスペース@Tanga Table(小倉・福岡)」

朝一の飛行機で北九州。LCCで向かっている学生たちと合流して打ち合わせや作業。いろいろとあって、予想よりずっと早く完了。宿泊はできたばかりのTanga Table。清潔だしドミトリーはリーズナブルだしカフェも楽しい。何よりも、部屋に余計なものがないのがいい。とはいえ、水周りなしで6,000円の個室は割高かな(ドミトリー2,800円)。


「カニとイカ@ダイニングスペース(Tanga Table・小倉)」

隣にある旦過一番で海産物を買ってきて、ダイニングで調理。ワタリガニがスカスカなのが悲しい。やられた。観光向け市場ってことかな。はる屋(おでん)とBAR-E(ワイン)で補充。Tanga Tableのカウンターで運営関係の方々とおしゃべりしながらアメリカ産IPAで仕上げ。


10月8日(木)   
「玄米@研究室(神奈川大学・横浜)」

授業など。ゼミの後、美波町から送ってもらっていた米を楽しみながら、新しく入ってきた3年生と留学生の歓迎会。学年ごとに、学生のタイプが結構違うのが面白い。米は玄米のままいただいていたので、近所で精米したのと玄米の2タイプ。


10月7日(水)
「トイレサイン@スタジオ・ゲン・クマガイ(横浜中華街)」

大学での会議などの前に、関内外オープンに関連したウェブマガジンの取材。スタジオ・ゲン・クマガイにて熊谷さんと。オフレコ発言などして発散しつつ、楽しい時間を終了。セルフリノベの事務所も楽しい。


10月6日(火)
「くまもとアートポリスについてのレクチャ@BankART NYK(馬車道)」

都内や横浜での打ち合わせの後、夜は、BankARTにて、熊本県庁の西村さんによる、くまもとアートポリス紹介のレクチャーを聴講。その後、飲みに行ったらいつの間にか終電終了。時間が経つのが早い。


10月5日(月)
「米@研究室(神奈川大学・六角橋)」

大学で福島加津也さんの講演会。美術や日本建築などを縦横に横断しながら明確なストーリーで自身の建築を位置づける。面白い。その後は例によって近くのワインバーで打ち上げ。
研究室で、そういえば美波町からお米を送ってもらっているはず、と思って確認に行ってみたら、冷暗所で椅子の上(高床式だとか)に置いてあった。

9月28日~10月4日

2015-10-05 | 日記
10月4日(日)
「ボンデージなディテール@新幹線京都駅ホーム(京都)」

朝、前の日の写真をもとにプレゼン資料を作りつつ、京都へ。SDレビューの京都工繊での発表会。終了予定の時間を30分過ぎても3分の1くらい残っている。次の予定を入れてしまっていたので、途中で退席。個人的に特に関心のあった3作品(ツリーハウスと竹活用ロッジと空き家データバンク)の説明を聞けなかったのが残念。それにしても、5分程度のプレゼンと言われて、10分過ぎてもまったり喋り続けるのとか、おかしくないか?。


10月3日(土)
Life is Creative展オープニング・レク@KIITO(神戸)」

早起きしたので、OSをEl Capitanにしてみる。アップデート自体は時間的にもとてもスムーズ。なんだけど、メールだけが昔のデータの読み込みに手間取る(メモリも動かないから、OSの問題かと思ったら、7時間くらいかかる作業だった、ということらしい。。。。)。その後、神戸へ。Life is Creative展は、想像をずっと超える集客。オープニングでの年齢構成は、普段の+40歳くらい?。高齢の方々は、とても社会的な意識が高くてガッツもある。何か、新しい考え方のきっかけを得た気がする。


10月2日(金)
「アトリエ・モビルが馬車道に来る?@BankARTからのニュースレター」

大学での授業などを済ませて、みかんぐみで机に溜まっている封筒を端から確認していたら、BankARTからの案内に、アトリエ・モビルがやってくる!?との内容が。なんとなく個人的には停滞感溢れる印象の横浜に新風が起こるか。某職能団体関連のミーティングは中止。個人的には撤退決定。やっぱりこれ、関わってはいけないタイプのものだったか。週に2件の参画撤回は人生初だな。上海は結局出すことにはなったけど。


10月1日(木)   
「吉田類のサイン@山城屋酒場(江東区南砂)

3年生最後の課題となるデザイン3。ここ数年の懸案に対応すべく課題内容を大幅に見直し、さらに、デザイン2から移籍してきてくれた非常勤の岡村先生が詳しい東京下町エリアに敷地も変更。幅広い意識が引き出されることを期待しての諸変更。どんな結果に繋がるか。。。昼間は学生たちとエリアを回り、夜は岡村先生の案内で酒場視察。吉田類のサインのこの店、つまみのクオリティがものすごく高い。2件目の焼き鳥屋も、佇まいからの想像を遥かに超えたレベル。要再調査。


9月30日(水)
「酒瓶@KIITO(神戸)」

Life is Creative展の空間構成関連設営最終日。想像をはるかに超えて順調。ほぼ全てのファサードを高齢の方々と一緒に完成することができた。夕方に作業を完了し、みんなで打ち上げ。KIITOの別の講座での余り物(?)の日本酒なども堪能し、飲み過ぎの3日間が終了。遅い新幹線で横浜に。


9月29日(火)
「神戸海洋少年団ってなんだ@神戸港の入江の高架下(神戸)」

朝から上海展関連の連絡が続く。どうしても出展してほしいという。だったら初めからもうちょっとまともにやればいいのに、と思いつつ、現地サイドの担当スタッフによる個人的な問題かと考え直し、一定の条件下での再設置をすることに。嫌な予感は残るけれど。それにしても、全く、何をやっているんだか。。。KIITOに向かう途中、高架下の水上に怪しい小屋が。


「瀬戸象の鼻休憩所@大三島(今治・愛媛)」

大三島のさざなみ園の一角をカフェっぽく改修というプロジェクトが始まり、その打ち合わせのために神戸から往復。内装はアーティストのmaya maxさんが大展開しているので、それをリスペクトした提案を模索。面白いプロジェクトになりそうな予感。今年度の予算のことなどを考えると、継続的なかかわりになるか。神戸に戻ったら夜。立ち飲みの串揚げ屋と、立ち飲みのイタリアンバーをハシゴ。立ったまま。


9月28日(月)
「高齢の方々との製作@KIITO(神戸)」

横浜と都内で打ち合わせをいくつからしてから神戸へ。Life is Creative展設営。高齢社会における生き方研究のラボを公開するというもの。最終的にラボは8つになった。それぞれのファサードだけは新規製作。それらの一部をこういった活動に関心のある高齢の方々と製作。夕方に着いたらすでに二つ目のファサードができつつある。夜は、上海に設営に行った学生とやり取りをしながら、あまりの対応のひどさに、急遽、不参加を決定。学生に撤収を指示。