曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

12月24日~30日

2012-12-31 | インポート
12月30日(日)
「越冬ボランティア@寿公園(横浜)」
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今年もそういうシーズン。生憎の雨の中例年よりたくさんの人たちが集まって、炊き出しなどのお手伝い。テント内とか、アングルの外にいるので写真では判らないけれど、たくさんの人がいる。学生がすごく増えたか。
河本さんとちょっと打合せしてから個人的な用事で事務所へ。


12月29日(土)
「柳澤邸@鎌倉」
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コンテンポラリーズの柳澤さんの家で忘年会。海に広がる眺めがすばらしい。傾斜した変形敷地で、(おおむね)北を向いているあたりに、僕の家との地勢的条件での共通点があって、そこから引き出される対応の仕方にもなるほどと思える部分があった。近所の店に移動して遅くまで飲む。
写真手前は、宮崎の内藤家の墓碑らしい。クメール様式?。それにしてもiPhoneのカメラは、ピントがあわないだけじゃなくて、色もおかしくなっている。


12月28日(金)
「美術館への道@北九州市美(戸畑)」
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朝、バスにのって北九州市立美術館へ。ここは、公共交通だとバス。しかも、最寄りもバス停である「美術館口」からは山の中の遊歩道を10分くらいあるく。美術館が出すシャトルバスもあるけれど、開館前のこの時間には無い。作業は順調か。それにしても、館内が寒い。

「宮川橋もつ肉店@野毛(横浜)」
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昼前に失礼して、戸畑、福岡空港経由で横浜にもどる。
夕方は、小川次郎氏を野毛案内。宮川橋もつ肉店→三陽→バジルとはしご。飲み過ぎ。


12月27日(木)
「北九州市美@戸畑(北九州)」
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北九州市美でのCCA北九州の展覧会「In Situ」の会場設営が始まっているので、現場確認のため戸畑へ。几帳面な工務店で、ローコストにもかかわらずキッチリした感じになっている。
ホテルに戻る前に、火事になったメルカートの状況が気になり小倉へ。近づくまで見た目的にはよくわからなかったけれど、火事に特有のくぐもった匂いがまだ立ちこめていて、通りがかる人が振り返ってみていた。


12月26日(水)
「ナシとミカンとリンゴ@みかんぐみ(馬車道)」
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打合せにみかんぐみに行くと、残っていたいただきものの果物がキレイに並んでいた。


12月25日(火)
「牡蠣パーティー@研究室(神奈川大学)」
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牧浜(牡鹿半島)の区長さんから大量の牡蠣とムール貝が届いた。様々な調理法で牡蠣パーティー(写ってないけど、とにかく大量)。先日、鹿屋(鹿児島)に行った際に頂いた焼酎(送ってもらっていた)とも良く合う。


12月24日(月)
「渡辺好明展@東京芸大(上野)」
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先日行き損ねた、渡辺好明展を見るために上野へ。10ヶ月ぶりくらいなんだけど、上野公園が大きく様変わりしていて驚いた。スタバとかあって小綺麗に。なんだかなあ。
若くして急逝した渡辺先生の仕事は、一緒に教えていたときには断片的にしか理解していなかったことを知る。幾何学的な関係性への眼差しなどが興味深いけれど、もはや聞くことはできない。





12月17日~23日

2012-12-25 | インポート
12月23日(日)
「夕日@大学」
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大学で入試。入試後、打合せとかしてから帰る。卒業生達が卒製を頑張っている学生たちに差し入れに集まっていた。みんなそれほど変わってないか。


12月22日(土)
「バッチ船@伊吹島(観音寺・香川)
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朝から車で、網元を案内してもらう。イリコ工場内を走っているようなところもあるんだけど、一応県道らしい。その後は漁に使う舟を見学。写真の舟はイリコのバッチ漁の専用船。2艘セットでくっついたり離れたりできるようになっている。電子機器がすごい。


「島四国@伊吹島(観音寺・香川)」
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ここにも、佐久島(愛知)にあったような簡易型88カ所巡りがある。もともとは山の中を巡っていた道沿いに分散配置されていたらしい。埋め立ててできた臨海部の道に移ってきた時に、石仏もいくつかがまとめて置かれるようになった。さらに、古くなった石仏を新しくする際にも、前のもやっぱり捨てられないということで、たくさん並んでいる。
で、フェリー&新幹線で帰京。すごい移動時間。


12月21日(金)
「蒸籠@西の浦の元網元(伊吹島(観音寺・香川)」
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朝一の飛行機で高松へ。伊吹島でのプロジェクトで元網元を使わせてもらえる、ということで、持ち主の方にさっそく会いに行く。伊吹島の人たちが、鮮度の高さを追求した結果たどり着いた究極のイリコ製造システム。自然と合体したマシンみたい。写真の、キャンバスを積んだみたいなのは蒸籠。ここにイワシを並べて、機械のなかで乾燥する。一つの網元に2万枚くらいあるとか。


12月20日(木)
「いらない布でつくったマット@大学」
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研究室に不思議な布の塊がある。八潮まちづくり100年運動に関連して制作中の、産廃である布の端切れ製のマット。驚くべき強度。例によって終日大学。


12月19日(水)
「始まりつつある嵩上げ工事@牧浜(牡鹿半島・宮城)」
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朝、仙台市内で一件打ち合わせをしてから、狐崎浜へ。漁村センターの改修打合せ。帰りに牧浜に寄って豊島区長にちょっとだけ挨拶。浜をみると浜の嵩上げが始まっている。


12月18日(火)
「源氏@仙台」
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もろもろ打ち合わせてから仙台へ。途中、上野で渡辺好明展を見るつもりだったんだけど、いろいろあって断念。最終日にかけるか。仙台では源氏へ。遅い時間でちょうど入れ替わりのタイミングに滑り込む。





12月10日~12月16日

2012-12-19 | インポート
12月16日(日)
「選挙@港北小学校(横浜)」
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一年分の雑務と格闘。終わらず。夜、選挙に。いつもの投票会場は真っ暗。


12月15日(土)
「偽雑草@千葉市美術館(千葉)」
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綾瀬のビルの地鎮祭をすませて、ネクタイとかしたまま千葉市美へ。WiCANの年度末トークイベント。市美では須田悦弘展が行われていて、トークイベント終了後、特急でみる。こんなにたくさんある須田さんのは初体験。写真の雑草と、千葉市美所蔵の雀の絵の下の米粒がよかったか。懇親会で飲んでから帰る。それにしても、iPhoneのカメラのピントが合わなくなっているのには困るなあ。


12月14日(金)
「川俣正展@BankART(馬車道)」
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もろもろの打合せを経て、BankART川俣展へ。なかなか行けなかった。っていうか、なかなか馬車道にいられなかった。それにしても、この達成度合いにはおどろいた。家に戻って、学生に絶対観に行けメールを送る。神大に来て以来、そういうメールは初めて。


12月13日(木)
「池辺陽資料@自宅」
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昨日、池辺建築保存に向けて肝付町の方から連絡があたんだけど、その後すぐ難波和彦さんにメールしたら、速攻リアクションがあった。助手の稲用さんが集めてくれた資料と、難波さんのコメントを総合して、早朝よりレポートをつくる。ギリギリまで資料作成して、資料を町に送ってから大学へ。夜には肝付町の担当の方らか、保存に向けて町が意向を固めた旨連絡がある。すばらしい。


12月12日(水)
「母校?@北村薫の小説」
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何気なく読んでいた北村薫の小説。花園英子の通っているのは、青山高校の全身だったか、って思って調べたら、秩父宮ラグビー場のところに学習院女子部があった、ってことらしい。


12月11日(火)
「雪の岩手@新幹線(古川→新花巻あたり)
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釜石復興公営住宅の打合せなどで釜石へ。なんだか始発ばっかり。帰り道に新幹線で飲んでいてメガネを無くす。昨年、奇跡の帰還を遂げた貴重なものだったんだが・・・・。昨年、海から発見してくれた伊東事務所I女史に合わせる顔がないなあ・・・。写真は新幹線からの花巻あたりの風景。


12月10日(月)
「屋台村@小倉(北九州)」
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朝一の飛行機でソウルから博多にもどり、八幡へ。CCAスタジオアーティストで滞在している吉岡寛之さん垣内光司さん、卒業設計に関連して小倉にいる4年生の学生と合流してお昼ご飯。打合せとかしてから、新しくできた小倉の屋台村で飲んでから空港へ。



















12月3日~9日

2012-12-16 | インポート
BankARTの川俣展がすごい。


さて、
12月9日(日)
「市場の屋台@ソウル」
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地面の雪がサクサク言うくらい寒い。はじめは何とかまち歩きモードを維持してたんだけれど、最後はグルメツアーに。まあでも、リーウムのカプーア展も面白かったし(多すぎた?)、焼き肉はうまかった。翌朝が早いので先に退散(っていっても12時は回っている)。
写真は朝立ち寄った屋台。去年も同じところに来たような気がするんだけど、人の密度が20分の1くらい。


12月8日(土)
「シンポジウム@トータル・ミュージアム(ソウル)」

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朝一の新幹線で鹿児島から福岡空港に向かう。ソウルが雪で大変なのは聞いてたんだけれど、飛行機は2時間遅れ。ギリギリの時間で設定していたので、参加できたのは最後の方だけ。まあしようがない。なんでも、市のえらい人が来て、来春竣工の市庁舎の展示スペースで、同じメンバーの展覧会をやろう、って話しが盛り上がりつつあるとか。ありがたい。夜は、韓屋に泊まってみる。寒い。


12月7日(金)
「防爆施設1@内之浦宇宙空間観測所(鹿児島)」
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大隅半島のなかほどにある鹿屋高校での講演を頼まれ、だったら、ということで池辺陽建築で知られるJAXAの施設を見学に連れて行ってもらう。肝付町役場の詳しい方のガイド付き。「こんなものもあったのか」(って不勉強だったわけですが)がたくさんあって楽しい。これは、ロケット打ち上げ場をカメラで捉えるための場所。万一の事故に備えてこういう形。


「防爆施設2@内之浦宇宙空間観測所(鹿児島)」
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敷地外にも関連施設が、っていうので行ってみると、こんなドームの集合体が。後で難波和彦さんに教えてもらったところでは、ルーローの四面体という幾何学形態らしい。「デザインの鍵」にもちゃんと書いてあった(高校生の時に従兄弟にもらって読んだ、最初の建築本)。小さなガラス窓があって、そこにカメラを押しつけてみると、不思議なインテリアの様子が広がる。ちょうど、役目を終えて、そろそろ解体か、というタイミングらしい。もしかしたら、保存に向けてのお手伝いができたかも。


「末廣さんの設計した集合住宅@鹿屋(鹿児島)」
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その後は、潮騒荘というところでウツボ(キダカと呼ぶらしい)の刺身と蒲焼きを堪能してから、鹿屋高校でとてもしっかりしていて礼儀正しい学生たちを前に気持ちよく話しをさせて頂き、移動途中で、末廣香織さんの初期プロジェクトを数件見学しつつ、鹿児島市内に戻って飲む。
写真の集合住宅の他に、超初期の病院などを見たんだけれど、ちょっと暗くなっていたのが残念。


12月6日(木)
「47円@チケットショップ(妙蓮寺)」
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例によって、一日中大学で授業。いつものプラス、朝一の委員会付き。
妙蓮寺駅前にできたチケットショップ(ラーメン屋の一角)は、普通の東急線の切符を安くしてたりして不思議なんだけれど、新しい年賀ハガキも安売りしている。どういうことだろう。


12月5日(水)
「カレンダー@自宅」
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大学とか打合せとか。
自宅にJALのカレンダーが届いていた。誌面構成の主力はやっぱり787か。今度のにはエンブラエルが登場していないのが残念だけど、SAABがあるからいいとしよう。写真は裏表紙面にある、掲載機リスト。


12月4日(火)
「吊り広告@東横線」
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朝は狐崎(牡鹿半島)とスカイプ会議。最近、スカイプ会議が増えつつある。準備と話し方を工夫すると、それなりに使える。上手くすると、内部の意見交換と先方との協議を平行して(別々に)できるので、結構良いことも。
電車にのったら東横線のカレンダーの広告が。電車の写真にはそれほど惹かれないんだけど、渋谷駅のペーパークラフトはちょっと欲しい。


12月3日(月)
「ビールと日本酒とワインと・・・@新幹線(新花巻→東京)
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朝からずーっと釜石市の方々と、アーキエイド関連の建築関係者(主に研究室をもっている建築家)とで打合せ。担当する両石浜以外についてもよくわかる。終電(釜石発17:41分)ぎりぎりまで会議が続き、たった一つの窓口で順番に切符を買いながら、買い終わった人たちは買い出し。釜石線から始まった飲み会(?)は新花巻駅でパワーアップ。途中から良く覚えてない。











11月26日~12月2日

2012-12-09 | インポート
12月2日(日)
「釜石みんなの家@釜石」
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朝、気仙沼から北上し、平田(釜石)の仮設でI氏と落ち合い、釜石の各ゾーンをいろいろと案内をしていただく。宅地のつくりかたの考え方が、牡鹿半島とまったく異なるのに驚いた。夜は小嶋さんとか宮本さんとか塚本さんとか、関係者がみんな集まって飲む。
写真は伊東さんのみんなの家。


12月1日(土)
「きちじ@福よし(気仙沼)」
1201
朝、気仙沼から大島にフェリーで渡りいろいろと見て回り(南と北でまったく異なることがよくわかった)、午後はワークショップ。集客が悪い。難しいものだ。我々側の地域理解の解像度は上がったからいいとしよう。
夜、気仙沼側に戻り、槻橋先生のハイエンド情報を元に先生方と福よしへ。なにもかもがすばらしい。キンキをキチジというらしい。この日も復興商店街(紫市場)でカラオケ。


11月30日(金)
「アーケードの風景@六角橋(白楽)」
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朝、六角橋商店街の会議室を借りて大学院の授業。商店街内の、昨年火事で焼失したエリアの提案を考える課題。部屋の窓を開けたらこんな風景が。セットみたい。
その後、八潮市役所で打合せをしてから気仙沼へ。遅めの食事をしてたら学生から連絡が入り、カラオケへ。


11月29日(木)
「学長のサイン@学長室(神奈川大学)」
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大学で牡鹿半島牧浜の区長さんによる講演。克明な記憶と詳細な胸の内が迫る。講演後、学長室をたずね、豊島さんのベストにサインをもらう。午後の授業を挟んで、夜は、神奈川建築安全協会でも講演をしていただく。客層に会わせて話を調整しているのには驚いた。その後は野毛で飲む。


11月28日(水)
「狸小路@横浜」
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夏までに受けなければならない健康診断をサボっていて、ようやく行くことに。折角なので人間ドック。いつもの健康診断とそれほど大きく変わらないような気もするんだけど、受診料は4万円を超える(健康診断は全学大学負担。半分は帰ってくるらしいけど)。
夜は、牡鹿半島牧浜から豊島区長さんが来ているので、狸小路に飲みに行く。


11月27日(火)
「瓦に郵便局のマーク@元郵便局(伊吹島)」
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朝早く宿を出て、伊吹島を散策。ぶらぶらしていたら、島の歴史に詳しい三好さんに拾ってもらい、解説付きな散策になる。島が経済的にもっとも盛り上がっていた時期には、あらゆる都市的要素(の縮小版)が詰まった、箱庭のようなところだったようだ。写真は昔の郵便局の建物の屋根。瓦に〒のマークが。


「舟の板@伊吹島(観音寺・香川)」
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雨水の活用や、イリコ漁や、出部屋(出産直後の女性達だけが共同で過ごす家)の歴史や、たくさんの祭りなど、特徴が多い。くまなく歩き、イリコを買って帰る。
木舟の板を再利用した小屋とかもある。


11月26日(月)
「樋@伊吹島(観音寺・香川)」
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来年の瀬戸内芸術祭の関係で、伊吹島に。イリコ漁で知られる香川県西端の島。島についたら丁度昼で、船着き場前の食堂(島に一軒)で「ようしょく」とお好み焼きをたべる。イリコ粉をふんだんに使う。
島の特殊事情がいろいろな特徴を生み出していて興味深い。例えば、岩場の島なので井戸も掘れず、雨水を貯めておく。雨樋が縦横無尽に伸び、地中にためる(これを井戸と呼ぶらしい)。


「床屋@元小学校(伊吹島・香川)」
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床屋も無くなったらしく、元小学校の部屋に、学校にあったものの組み合わせで臨時の床屋ができている。パソコンラックに、一つ一つ形の違う鏡。元保育所が歴史資料館になっていたり、元劇場が公民館になっていたり、建物の再利用も積極的。日帰りの予定だったんだけれど、急遽、泊まることにして、夜の地域の集まりにも同席。魚を堪能して寝る。