曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2015年3月23日~29日

2015-03-28 | 日記
3月29日(日)
「流山おおたかの森小中学校@流山(千葉)」

午後一で、CAt設計の学校見学。銀座資生堂で狩野さんの展示を見てから行く予定だったけれど、家を出たのが遅かった。巨大な学校で、熊本にある宇土小学校の仕組みが、立体的に拡張されている。体育館は二層積み上げ。街並み散策的なつくりで、きっと慣れてくると自分の好みの近道とかを各自が見つけたりするに違いない。素材や工夫が多様なのも宇土とは違っていて、散策しているような体験の印象はそれとも関係があるだろう。


「八潮駅前公園@八潮駅(埼玉)」

TXを数駅もどり、八潮駅。5大学連携に関連して進めてきた駅前の公園がほぼ竣工。かなり特徴的な風景の公園。植物が育つのが待ち遠しい。小川先生、寺内先生とはCAtの見学会から一緒で、坂牛先生も合流して、その後は浅草の恵比須丸で飲む。で、翌日に備えて仙台まで行くため、途中で退席。一本前ので行くか、って急に思い立って出たので、ダウンジャケットを店に忘れる。。。それにしても、寺内先生の同僚の方々の第二の人生スタート話には驚いた(一人は南の島に移り仕事も何もしないことに。もう一人は長野の山中で完全自給自足生活(電気もだったかな)をはじめるとか)。


3月28日(土)
千日山弘昌寺@法善寺(難波・大阪)」

パドマ幼稚園の竣工式。早めについたので、以前、鶴見にある本覚寺の住職さんが話題としていた商店街のお寺が、難波からパドマ幼稚園までの途中にあるのを思いだし、ちょっと寄り道。店舗のスペースにテナントとして入っているお寺で、ガラスのショーケース越しに護摩を焚いている様子がわかるらしい。朝早くてシャッターが半分閉まっている。それでもお寺らしい佇まいが漏れ出ているのが不思議。


「新ファサード@パドマ幼稚園(日本橋・大阪)」

60年を越える歴史を持つ幼稚園。そのリノベーションをみかんぐみで進めてきた。大きく3期に渡って増築が重ねられていた建物で、改修設計にあたってはいろいろと難しいこともあった。メールを見直してみると、着手したのが2011年の秋なので3年半近い歳月。使いながらの改修でもあるし、まだちょっと懸案は残っているのだけれど、基本的なところは完了。住職でもある園長先生にも喜んでいただけてひと安心。入口のオーニングがキチッと閉まらない。。。


3月27日(金)
「最終編集作業@中屋ビル4階(小倉・北九州)」

学生たちが頑張っている廃材活用アイデア小冊子。朝、早めに最終チェック会議をしたものの、なかなか終わらない。2月のリノベスクール公共空間活用コースでリーダーを務めた高山隊長も参戦。結局、印刷が一部完了したのが夕方6時半ごろ。やむなく、打ち上げ用費用を一部カンパして、先に空港へ。とはいえ、3日間の作業としては、割と良いものが出来たのでは。


「また遅延@北九州空港(北九州)」

北九州空港についてみると、また遅延。ちょうど一年前のとき、羽田についたら12時半回っていてタクシーの順番が来たのが夜中1時半。。。先月は、空港ついたら12時半過ぎ。電車はなかったけど、横浜までの臨時バスが出ていた。北九州の最終便はリスクが大きいなあ、と思っていたら、今回はそれほどでもなく電車で帰れてほっとする。嶋田さんも同じ飛行機だったみたいで、声をかけられびっくり。家に着いたら1時。。。


3月26日(木)
「MOSバーガー@旦過の西のあたり(小倉・北九州)」

早く着いたので、学生との朝ミーティングの前にまたまた散歩。前日の夜に話題となった酒屋とバーの場所を確認するつもりで歩いていたら、古民家再生MOSを発見。元の建物をリスペクトしているのか気にしてないのか迷う錯綜タイプ。午後、学生たちが作業をする裏で、アーケード撤去に関する地域説明会があったんだけど、プチ荒れ?。がんばろっと。


「肉@肉食燻製酒場ブッチャー((小倉・北九州)」

8時過ぎに学生とのミーティングを終え、ちょっと前から気になっていた新店舗へ。サンロードの入口の店の隣になるので、サンロードの店じゃないんだけど、欲望優先。燻製肉のほか、レバーペーストとかソーセージとか肉のみで飲む。その後、ビッコロ三番街(中屋ビル通路)に開店している屋台「はる屋」にて野菜おでんで飲む。まあ、トータルではバランス良い?。食べ過ぎだけど。最後にビッコロ内のバーで締める。飲み過ぎでもある。


3月25日(水)
「道理@旦過駅横(小倉・北九州)」

3日間のサンロード廃材活用検討集中ワークショップ。10時頃にみんなバラバラと集まり、まずはサンロードのど真ん中メルカートの水玉食堂でお昼。その後、道理の半屋台型店舗を見ようと来てみたら、移転していた。凄く近所の建物内。ランチもはじめたらしい。金額などの方針にはブレは無し。


「金野知恵さんの作品『丸徳プレイヤー』@CCA北九州スタジオ(八幡・北九州)」

リサーチやディスカッションを行っている(はずの)学生たちを残し、夕方からはCCA北九州へ。今年度の建築枠スタジオアーティストは金野知恵さんと光嶋裕介さん。成果展の会期は終わっているんだけれど、残しておいてもらった。この建物は取り壊されるので、ここでの展示はこれで最後。名残惜しい。夜は寿司竹&カクテル102。八幡での鉄板コースだな。


3月24日(火)
「ダイコンの花@本覚寺(鶴見)」

朝、関係している教員サイドのメンバーと住職さんたちとの打ち合わせ。2015年度のちょっとだけ前のめりなキックオフ。拡張予定の土地にはダイコンが咲き乱れている。勝手に生えてきたのだとか。


3月23日(月)
「謝恩会@さくらworks(関内)」

卒業式。卒業式の前に、会場近くの喫茶店で研究室プロジェクトの打ち合わせ。毎年恒例のスケジュール?。学位記授与など運営委員(いわゆる専攻長)としての最後の仕事を済ませ、なんとなくすっきり。謝恩会はさくらworksだった。こういうざっくりした空間でのパーティは気持ちがいい。準備や片付けに一手間かかるみたいだけれど。

2015年3月16日~22日

2015-03-22 | 日記
3月22日(日)
「某民宿予定の家@美波町某所(美波・徳島)」

朝、丸山さんと長谷川さんが設計を手がけた古民家改修を見学。新旧部材の混ざり具合が格好いい。地元の小林さん(代表理事)やかれらとで立ち上げた社団法人アンド・モアの最初の成果?。ラボで得られた知見が社団法人立ち上げに繋がったということだし、これも、まちづくりラボの成果のひとつ。一年の活動で、ここまで具体的に成果が出せるとは思っていなかった。その後、役場にもどり、さっそく新年度の予定を調整。なんだか26年度より盛りだくさん?。いつもと同様、地元産材を購入してから帰路に。今日は、日和佐燻製工房の魚(今回はブリとゴマサバ)や赤松女性部の焼肉のタレなど。


3月21日(土)
「錣葺き(しころぶき)の段差@某民家天井裏(日和佐・徳島)」

朝一便で徳島。今年度最後の日和佐まちづくりラボ。振り返りとディスカッション。盛りだくさんだったので、30分押し。懇親会の前にとある民家の中を見せていただく。明治維新前後の建築ではないかという。錣葺きの屋根など、この地域の典型的なつくり。切妻で錣葺きにする理由が謎なんだけれど、天井裏を覗くと小屋裏換気用の通気口のようにも思えてきた。


「建物外観@某民家天井裏(日和佐・徳島)」

切妻での錣葺き。かぶとづくりとかだと、外観の問題で上下の屋根を分節して見せたいのだろうと思うけど、切妻の民家なので、何かしら機能的な背景がありそうな気がする。つし二階が段々縮まってこうなった、っていうわけではないだろうし。専門家に聞くのが良いか。懇親会では思いっきり飲んで年度を納めるが、飲み過ぎて疲れてしまって、11時くらいに先に帰る。


3月20日(金)
「FRISK@新幹線(新潟→東京)」

新潟駅の売店のレジ前で、ふとみたら村上隆な感じのフリスク。買ってみたらやっぱり村上隆らしい。それなりに評判になっていたんだろうか。全然知らなかった。自宅で明日のプレゼン資料をまとめていて、Keynoteでの日本語縦書き入力方法を発見(パワポで縦書き入力したものをコピペすればよい)。


3月19日(木)
「ミートソース専門店@上古町(新潟)」

朝から新潟。水と土の芸術祭に関連した、たくさんの打ち合わせと現地確認と懇親会。とても盛りだくさんな一日。敷地問題、コスト問題などクリアすべき問題は次々と現れるものの、確実に前進はしている。最大の問題は日程調整かなあ。懇親会は、前回水土のスタッフだった人達も参加する懐かしい会。今年に入ってから、毎回違う(安い)ホテルを体験することにしていて、東横イン新潟駅前→新潟東映→レオパレス新潟ときて、今回は新潟東急イン。


3月18日(水)
「多難なメガネ@自宅」

いろいろなところで打ち合わせの一日。朝、メガネを探したら、布団の中の体の下あたり。見つかって良かったと思ったのもつかの間、何だかおかしい(状況説明、略)。無くなったり、レンズが欠けたりと多難なメガネ。そういえば京都大学の牧紀夫さんが同じメーカーのを持っていて、同様の事故を何度か経て、自分で直せるようになっていると言っていたか。。。今度、機会があったら方法を聞いてみようか。


3月17日(火)
「緑化@東松島のとある仮設住宅の駐車場(宮城)」

朝からバスで5つのみんなの家を回るという、くまもとアートポリスに関連した宮城野区の企画。盛況で大型バスがほぼ満席。写真は大西麻貴さんの子どものみんなの家が建つ仮設の駐車場。建築の印象の影響を受けたのか、随所に楽しげなカスタマイズがある。某プロジェクトでも中途半端にインターロッキングにするよりも、落書きの下地としてのアスファルトっていう位置づけもありえるか、などと考える。


「月浜のみんなの家@月浜(東松島市宮戸島)」

今回回った中で初めて来たのはここ。SANAAが設計した、浜辺の休憩所兼作業所。スチールのフレームに木の架構が載る。かなり細かいディテールが破綻無くつくられている。母屋間の天井材など、平面に投影すると長方形でも、部材としては凄いかたちをしているに違いない。最後は、宮城野区のみんなの家。アートポリス企画なので、みんな「ここが一番落ち着く」と自画自賛。仮設から出て行った人たちも少なくないけれど、ときどき戻ってここに集まって飲んでいるらしい。ミラーボールも健在。


「宮城野区のみんなの家のテーブル@宮城野区(仙台・宮城)」

宮城野区のみんなの家では、テーブルの高さが地元の方々の手で低く調整されたらしい。よかった。よくわからない妙な事情で低くさせてもらえなかったので、つくった側としてはどうしたもんだろうとずっと思っていた。市内に戻ってギリギリまで飲んで、最終のはやぶさで戻る。


3月16日(月)
「防災世界会議での展示@メディアテーク(仙台)」

朝のバスで気仙沼から仙台へ。せんだいメディアテークで行われる、国連防災世界会議に関連してくまもとアートポリスのシンポジウム企画のため。対話を中心とした建築家の職能の広がりを確認するような話しから、最後はそこで対話の相手となる「みんな」とは何者なのかが問われる、短い時間ながら密度の高い企画だった。横で聞いているという立場だったのである意味気楽。

2015年3月9日~15日

2015-03-16 | 日記
3月15日(日)
「椅子の靴下@K-Port(気仙沼)」

朝一で気仙沼。5時に家を出て島に着くのが12時だから7時間。台北より遠い。島では今年度最後のみらい会議。神戸からのゲストがもってきてくれた牡蠣カレーなども。石畳で有名になっている神戸の岡本商店街の話は、小倉サンロードの計画にも応用できそう。ジェイコブスの話しからも色々思い出した。夕方には気仙沼港に移動して一年ぶりの復興トーク。


「ワカメサラダを頼んだらマツモサラダ@復興商店街の店(気仙沼)」

K-Portでの懇親会のあと、有志で二次会。復興トークでは、神戸の震災後を異なる立場で進めてきた方々のレクチャーの内容と、地域の方々のこの先への思いなどがシンクロしているのが興味深い。今回の方がずっと時間がかかっているけれど。


3月14日(土)
「カバン内で寝たがる犬@自宅」

朝の新幹線で戻る。家の玄関まわりの整備をしようと思っていたんだけれど、手が着かないまま夜に。ダイニングテーブルで作業をしていて、ふと横をみるとメイ(犬の名前)がカバンに。しばらくして中身を書き出してから入り直していた。


3月13日(金)
「栗の木排水機場@鳥屋野潟の東端(新潟)」

朝から新潟へ。メインのインフォメーションブースの設計をお願いしている、中国の若手建築家Xiao Xiaoさんとの初回打ち合わせ。詩的物語が地勢や文化を結びつけつつ、機能上の工夫や制作方法にまで及ぶ思考がとてもいい。夕方、ホームセンターで素材を確認したり、別作家の候補地を見に行ったり。途中で同行してくれていた地元の建築家の体調が悪くなった。心配。夜は事務局の方々とXiao Xiaoさんとで飲みに行く。


3月12日(木)
「大御所@facebook(自宅)」

研究室でプロジェクトミーティング4(?)件。サンロードでのプロジェクトに限定していたfacebookを、開き直ってオープンにして一週間くらいだろうか。「知り合いかも」に表示される人とか、どうやって探してくるんだろう。このところずっと、どういうわけか、分野違いの大御所二人がトップ2。友人リクエストっていうのが悩ましい。この人誘ったらこの人も、みたいな余計な(?)迷いで時間が取られる。。。


「きくゆう生酒@ほおづき(馬車道)」

夜は拡大シゴカイギ。地域の野菜と魚で、伊勢原の酒を飲む。例によって飲み過ぎる。もともとクロアチアだったような気がする次回の国際拡大シゴカイギが、来年ボスニアに行くことになったような記憶がうっすらと残る。


3月11日(水)
「用途と内外の反転@骨董通り沿い(青山・東京)」

朝、青山で打ち合わせ。帰り道にふとみると、ガラスの自動ドアの向こうに植栽。藤野さん(生物建築舎)の事務所みたいになっているのか、って思ったら通り側は枠はあるけどガラスがない。さらに、施設名は「・・・HOTEL」って書いてありながら、室名には「MENS WEAR」などと書いてある。反転しすぎ。


「階段のワックス掛け@神奈川大学8号館(六角橋)」

午後は大学。建築学専攻運営委員(専攻科長みたいなもの)と工学部広報委員長のダブルだった会議だらけの2年も、今日の、会議ダブルヘッダーで一段落。先がひらけてきた。古いPタイルの階段も、ワックス掛けが終わって清々しくみえる。BankARTでの鈴木了二展に行けるとしたらこの日だけだったんだけど、行き損ねる。


3月10日(火)
「イワシ@スパルタ(関内)」

朝から大学院博士後期課程入試。夜は関内でコースの先生方と飲みながら打ち合わせ。最近、こういうの多いな。それにしても、スパルタに飲み放題があるとは。


3月9日(月)
「LOWSON@大学前(六角橋)」

朝、馬車道で打ち合わせをした後、大学で大学院入試。大学前の空き地にできたアパートの一階はローソンだった。それにしても、これだけすっきりとつくっても、室外機とかが置かれるんだな。。。

2015年3月2日~8日

2015-03-08 | 日記
3月8日(日)
「棚の小物@自宅」

引き続き、家で事務的作業。出張関連の書類とか委員会関連の資料とか細かい原稿とか一気に。日曜大工的な作業もしたかったんだけどそういう気分にならず、クローゼット化で生まれた棚状部分に色々並べてみた。


3月7日(土)
「折れたビットの先端@自宅」

卒業生が手がけた保育園の見学会に行くつもりだったんだけれど、書類整理とか資料づくりとかをやっていたらどんどん時間が経つ。こういう作業は、はじめるまで中々その気にならないのだけれど、はじめると止まらなくなる。大三島関連資料をまとめていて思ったんだけれど、90年代のパブリック・アートは、今より実験的で興味深いものが多かったような気が。。。


3月6日(金)
「桜@大井町から品川方向にちょっと行ったあたり」

朝、ちょっと用事で大井町。この辺を歩くのは久しぶり。駅横の飲み屋街は健在な様子。桜並木が続くけれど、もう咲いているのがあった。午後は大学で委員会。委員会が多いのもこの3月末まででいったん納まるはず。


3月5日(木)
「プレゼミ@研究室(神奈川大学)」

朝、隠れていたfacebookの詳細を入力。とはいえ、日々の記録は引き続きブログかなあ。大学では、来年度のプロジェクトを整理するために、夕方からゼミ。新たに武庫川女子大から迎える学生の歓迎会も兼ねて、自己紹介モード。最近の海外での写真を見せていたら、いつの間にか建築クイズに。


3月4日(水)
「小屋@クアドラン(神奈川大学)」

一週間ぶりの大学。ピーター(院生)が修士設計に関連して制作していた小屋がだいたい完成していた。出張で出ている数日の間に始まって、既に完成。まあ、そういう趣旨の計画なので、早くていいわけだ。教授会など。


「ガマガエル@伊東建築塾の近く(恵比寿)」

夕方から伊東建築塾で今年度の地域の活動についての打ち合わせ。大三島も年々変貌を重ねることになりそう。帰り道、道を横断し損ねているガマガエルを発見。暖かくなって出てきたものの、夜になって寒くなり動けなくなったか・・・。車に轢かれるといけないので長谷川さんが救出。その後、恵比寿横町で飲んで帰る。


3月3日(火)
「BankARTスクールの打ち上げ@BankART STUDIO NYK(馬車道)」

無事帰国。飛行機で非常口席に座っていたら、前に座ったCAの方が神大卒だって話しかけてきた。っていうか、神大教員って知っていると言うことか。。。まあ、いいか。そのまま馬車道に向かい、夜はBankARTスクールの最終回。パブには、川俣さんとか山口くんとか先端の頃の人達がいてなつかしい。


3月2日(月)
「ほぼ等間隔に並ぶ犬@成功大学(台南)」

朝から成功大学へ。視察に関連した意見交換会。先方の発表は、被災後、有機農法で地域づくりを進めていた地域について。なかなか簡単では無さそう。用意してもらったお弁当を食べながら、意見交換を続けて、午後から台河の湿地の視察へ。


「牡蠣むき作業@鹽水溪口濕地(台河国家公園・台南)」

大型バスにのって、台江國家公園へ。割りと最近整備された場所のようで、昔ながらの自然を取り戻し、国定公園になったとか。河口近くから平ぺったい船で水面を巡る。最初に立ち寄ったのは牡蠣むきの作業をしている小屋(というか船)。浅瀬にはカニとかも。


「湿地の鳥を観察する人々@四草濕地(台河国家公園・台南)」

マングローブにも種類が色々あるなどの解説を受けつつ、鳥の観察小屋へ。ものすごい種類と数の水鳥がいる。それよりも何よりも、連休明けの平日なはずなのに、とてもたくさんの観光客がいることにおどろく。湿地での鳥観察ブームか。水と土の芸術祭は、台湾の人向けに宣伝するといいかも。市内に戻り新幹線で桃園へ。空港の近くに宿泊。

2015年2月23日~3月1日

2015-03-03 | 日記
3月1日(日)
「紙教堂@新故郷見学園区((南投縣埔里鎮・台湾)」

民宿(といっても新しい建物)の気持ちの良い屋外テラスで朝食をとった後、視察ツアースタート。はじめは、紙教堂。阪神淡路大震災の時に板茂さんがつくったものが、921台湾大震災後ここに移設されている。話しを聞いていると、地域の復興を意識づけるシンボルとして重要な役割を担ったらしい。地域が成り立っている仕組みも興味深い。


「肝っ玉小さい人お断り@埔里酒廠(埔里・台湾)」

埔里で紹興酒博物館(埔里酒廠)に立ち寄った後、昼食。たくさんの料理があるなあ、と思っていたら、結局その倍は出てきた。ここでも食事中はヒアリング。紹興酒博物館は長い歴史を持つ酒蔵で、今はかなり観光化している。酒酔い体験室なるものもある。斜めの床と、目の錯覚を起こしそうなグラフィックが一枚あるだけだけど。


「元光復中学校校舎@921地震教育園区(台中市霧峰・台湾)」

その後、地震博物館へ。断層上にあり被災した中学校を活用したもので、柱がアクリルで補強され廊下が歩けるようになっている部分があったり、段差ができたグラウンドのトラックがそのままになっていたり、屋根をかけて被災した建物が残っていたり。夜の被災だったので、犠牲者が出ていないことも実現の背景にはあるらしい。


2月28日(土)
「プリントアウト@セブンイレブン(台北駅そば)」

大学での手続き上必要になった書類を関目くんに教えてもらってセブンイレブンで出力(USBをそれらしいところに入れ漢字で予想しつつ適宜作業を選び、先に進まなくなったらレジの店員に印刷したいことをジェスチャーで示すと、出力開始)。無事に準備も終わり、新幹線で台中へ。台中のローカルな店で昼食の予定だったんだけれど、結局駅の中のチェーン店。新幹線駅が街から離れているのを忘れていた。無事、神戸大、関西学院大のメンバー、成功大学の楊先生たちと合流し。


「台中オペラハウス@台中」

桃米に向かう前に、台中オペラハウスに寄って少し見学。短時間で伊東事務所の方に案内していただく。洞窟を巡るような内部の体験や、知らない世界に来たかのような屋上での体験がたのしい。不思議なのが、劇場内部が案外オーソドックスなキチンとした劇場に感じられること。次回は、劇場で何かをやっているときに来てみたい。それにしても、オープンしていないのに前の広場ではたくさんの人がくつろいでいる。


「カエル・ツアー@桃米生態村(南投縣埔里鎮・台湾)」

今回の視察の中心である桃米生態村へ。楊先生のほか、地域での活動に関連している方々を交え、食事会。大きな魚の鍋が絶品。頭ごと揚げた大きな草食の淡水魚が、白菜や色々なキノコなどと一緒に鍋に入っている。その後、生態村の中心的存在であるカエルについてのレクチャーを受けた後、近くの山でカエル探索。次々と異なる種類のカエルが登場。凄い。


2月27日(金)
「賛否両論?@機内(羽田→台湾松山)」

気仙沼大島での活動に関連した視察で台湾へ。朝の飛行機で向かう。機内食では、枝豆が数粒載ったご飯と山菜が少し載ったうどんと数種のおかず。写真はおかずの箱。松山空港には台湾科技大に留学している関目くんが迎えに来てくれていた。彼はずっと気仙沼での活動を担当していたし、丁度大学も休みだということで、視察も一緒に。台湾語も英語も結構進歩しているみたい。


「清水玲さんの作品@(Treasure Hill Artist Village (台北の南の方)」

台湾大学などを経て、久しぶりにトレジャー・ヒル。劇場などもでき活動の巾も広がっているみたい。何より、休日とはいえ若手のファインアートのための場に、とてもたくさん観光客が来ていることに驚く。神奈川大学高橋志保彦研出身の人が出展しているというので見てみると、予想していた空間演出型のものとは違って、歴史的コンテクストの新たな掘り出しを試みるというもの。台湾語的に表現した憲法九条の文字の部位が落ち、下で小人が蠢いているかのような様子。個人で応募してレジデンスの権利を得たらしいが、確かに日本のどこか組織による選定では、こういったものは選びにくいかも。


「営業中の薬屋の前で屋台(右隣は営業中の美容室の前で屋台)@華西街観光夜市(龍山寺駅そば・台北)」

もとタバコ工場だった建物を改修してつくられた松山文創園区でも大量の観光客に驚いていたら(LEGO展が人気みたい)もう夜。小籠包でビールということで関目くんお奨めの杭州小籠湯包(中山記念堂の前)へ。23組待ちということで、二軒隣のカウンターでビール。予想より遙かに早く順番が来る。小籠包も色々頼んだつもりだったけどもうちょっと、ということで、近場の夜市へ。ヘビ料理が有名らしいけれど、食べる気になる雰囲気ではなく、近所の路上でアサリとイカとビールで仕上げ。


2月26日(木)
「渋谷ロアラブッシュ@青山(東京)」

朝からずっと打ち合わせ。夜は食事をしながらの某会合。前回のイタリアンに続いて、フレンチ。参加者の一人が割引券を持っていたからなんだけれど、確実に食事代が右肩上がり。この会合、次回はどうなることやら・・・・。夜戻って、翌日からの出張準備。慌ただしい。


2月25日(水)
「エントランスホール@パドマ幼稚園(下寺町・大阪)」

朝一の飛行機で大阪。使いながらの改修で少しずつ完成に向かうパドマ幼稚園。そろそろ最終的なチェックのタイミング。移動がスムーズだと8時半過ぎには現地に着けるので、普通に通勤している感じ?。リムジンバスを途中下車できるともっと近いんだけれど。


「太陽の塔@上空(伊丹空港→新潟空港)」

昼の便で新潟へ。この時間だとANA便のボンバルディア。何だか頑張っている感じが恐ろしい。ふと見下ろすと太陽の塔。この距離ですぐに判る存在感。新潟では水と土の敷地確認とベースキャンプと呼ばれる展示場所・旧中学校に関連した打ち合わせなど。もろもろが良い方向の落としどころを得ている感じでちょっと安心。夜の新幹線で戻る。


2月24日(火)
「横濱建築祭の看板@馬車道駅改札前(横浜)」

委員会だらけ。ここまで連続するのは今年度最後か。夕方のスカイプミーティングを挟み、まちづくりに関する意見交換でJCの方々と懇親会。JCという集まりの性格が何となく判った。BankARTにより、スクールの面々が飲みながら延長線をやっているところに顔を出す。


2月23日(月)
「キーホルダ@自宅」

内外で諸々打ち合わせ。出張前の事務仕事も何とか完了。自宅にJALから何だか重たいキーホルダーが届いていた。いらないから捨てようと思いながら、ワイヤの部分だけ取っておくことにした。