曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2019年10月21日~10月27日

2019-10-28 | 日記
10月27日(日)
日曜市@追手筋(高知)」

現地審査に向かう前に、日曜市をのぞく。いろいろと買いたくなるものもあったけれど、この先の日程を考えて断念。盆栽の店の人によると、これでも店舗数が減っているのだとか。

「線路を挟んで二棟が合体@四万十町役場(高知)」

現地審査初日は県の西側が対象。審査対象の建物については最終審査前なので控えるとして、移動の途中で寄った建物の一つが四万十町役場。JR土讃線と土佐くろしお鉄道を挟んで建つ二棟をブリッジが繋ぐ。隣接する窪川駅のブリッジと役場のブリッジが並行。二棟とも、線路に面する側は RCでそれ以外は木の外装。


横倉山自然の森博物館@越智町(高知)」

仁淀川町に行く前にすこし時間があるというので安藤建築へ。博物館エントランスまでのアプローチが長い典型的な安藤忠雄スタイル。アプローチの最後に事務室の中の様子を臨むっていうのは謎だけれど、アプローチの体験そのものや佇まいは良い。
スムーズに西側審査を終えて、夜は打ち上げ。最後に行ったスナックRedというのが。。。


10月26日(土)
「浜幸ビル@はりまや橋(高知)」

高知県建築文化賞の審査のため高知へ移動。高知駅につくと集合時間までに時間がある。まずは前日からの続き?で浦辺建築・菓舗浜幸を見学。模型化されたものを思い出しながらみると、これまで見逃していたに違いない建築の構成やディテールが浮かび上がる。


「斧で丸太をはつる職人のうしろで80年代ポップスの熱唱@中央公園(はりまや橋の西・高知)」

会場まで歩いていると不思議なイベントが行われている。木造関連の宣伝ブースが中心だけれど、水槽がならぶ水族館(?)があったり、防災備蓄の水をタダで配っていたり、牛肉を焼いて売っていたり。。。


旧山内家下屋敷長屋@高知城の南(高知)」

集合時間まで20分。審査会場の裏手にある保存建築へ。山内容堂の下屋敷。改修までにいろいろと手が入ってしまっていたようで、内部構成については、元の姿が復元されているのかどうか。。。
審査会初日は、全プロジェクトのプレゼンテーションを聞くという現地審査の予習のようなもの。高知にはCLTを活用したものも多いけれど、どれも発注時の条件みたい。そうでないとコスト的に選択されにくいということか。


10月25日(金)
「浦辺建築研究大会@アイビー学館(倉敷アイビースクエア・倉敷)」

浦辺鎮太郎展のオープニングに先立って、関わった全大学が集まる研究発表大会。ほとんど全ての大学から苦労をともにした学生たちが集まった。それぞれの工夫や建築への理解の深まりが感じられる密度の高い発表で飽きない。司会をしていても、こういう時にありがちな辛い感じは全くなかった。
展示会場のL型のスペースを活用しているので、椅子のレイアウトもL型。写真の左手奥に伸びる席がある。


「浦辺鎮太郎展オープニング@アイビー学館(倉敷アイビースクエア・倉敷)」

なによりも、たくさんならぶ木製模型の様子に圧倒されるのだけれど、再現度と抽象化の程度とのバランスが興味深い。次は横浜展での展開を考え始めなければ。


倉敷国際ホテルロビー@倉敷」

アイビーエメラルドホールでのオープニングレセプションのあと、アイビースクエアのバーで飲む。竹原義二さん小池志保子さんが進められている大阪長屋のプロジェクトは短期間の間に大きく展開しているみたい。今年のオープン長屋も日程があわないか。。。


10月24日(木)
「リサーチ準備ミーティング@KU Archi Lab廃材標本(関内)」

大学での授業など。課題の中間講評。全体に可能性が感じられる。夜は廃材標本で、石田研究室の展示に囲まれて、今年度のリサーチ準備のミーティング。


10月23日(水)
「傾く月桂樹@自宅」

修士論文中間発表。この先がいろいろと心配。
自宅では、この間の台風で月桂樹の木が傾いている。僅かなのだけれど、少々歩きにくくなった。。


10月22日(火)
「マック@研究室(神奈川大学)」

出張中の累積赤字解消で、祝日とか関係なく朝から夕方まで大学にてゼミとか打ち合わせとか。昼食の時間も余裕が無くて、マクドナルドで買ってきてもらう。ものすごく久しぶりに食べると案外おいしい。


10月21日(月)
「通勤の人たち@日産横浜本社(横浜)」

朝から日産との共同研究プロジェクト打ち合わせ。ここで夜遅くまで打ち合わせをした翌朝にアメリカ出張にでて、帰ってきた翌朝にここ。。。日曜と祝日に挟まれている日なので休みの会社もあるようだけれど、割と普通に出勤する人たちの流れ。

2019年10月14日~10月20日

2019-10-21 | 日記
10月20日(日)
「成田到着直前ルート@機内(ダラス/フォートワース空港→成田空港)」

30分ほど早く成田に到着。リムジンバスのカウンターに行くと、1分後のバスがあるというのでそれで横浜まで。スムーズすぎる帰国。妙蓮寺につくと、まだ16時過ぎ。なんとなく、普通にスーパーでの買い物とかをして帰宅。


10月19日(土)
「湖岸の住宅街@ダラス・フォートワース空港の北に数十キロあたり?」

あっという間の講演&視察のツアー。朝、空港につくと、意識を日本時間にして時差ぼけ対応。


10月18日(金)
ログキャビン@公園(ダウンタウン・ダラス)」

朝一の開館時間に合わせてオールド・レッド・ミュージアムへ。元裁判所の建物。ダラスの生い立ちがいろいろな角度から紹介されている。テキサス州というとカーボーイのイメージがあったのだけれど、産業関連の展示でもそういうものは無い。
ホテルからの途中にあった公園には初期入植者の小屋が移築されていた。


「2階ホールとショップ@キンベル美術館(フォートワース・テキサス)」

ダラスからのレンタカーはちょっとした手違いでピックアップトラックに。。デカいが加速もスムーズで運転しやすい。中井先生のナビで一路フォートワースへ。
金曜の開館時間である12時のちょっと前に到着。平面も断面もシンプルな構成ながら、空間体験はまさに王道的な心地よさ。頂部からの間接光は部屋ごとの要請に合わせて変えられている。美術館の展示室の天井高としては絞り気味だけれど、納められている作品とは丁度良いバランス。できて約50年。月日を感じさせない存在感。継続的に手を入れているのだと思うけれど、老朽化した感じはどこにも見られない。


「新館との間の庭から臨む@キンベル美術館(フォートワース・テキサス)」

終日快晴で、陰影の変化も。レンツォ・ピアノによる新館・ピアノ棟をふくめ、常設展示部分や庭は無料。金持ちのお金の使い方がこういうところに表れるか。。。ピアノ棟は長いスパンのユニットを組み合わせるという平面構成と、屋根面で行われる昼光のコントロールという点で共通。カーン棟に対しての何かしらのオマージュと今日的な解釈ということかもしれないけれど、現代の建築の困難さが垣間見られる。


「元T & Pステーション@ダウンタウン南端(フォートワース・テキサス)」

フィリップ・ジョンソン設計の美術館などを経て、20世紀初頭の建物が残るダウンタウンの南端ゾーンへ。フラットアイアンビルのあと、T & Pステーションへ。1931年の建物。現在は裏手に鉄道駅としての機能を残しながら、この建物の1階は、駅附属のパブとイベント用のスペースへ。上層階は住宅にリノベされているので、両妻側に住宅部の入口も。アルミだろうか、軽量そうな金属が装飾的な部分で用いられているのが印象的。


郵便局@ダウンタウン南端(フォートワース・テキサス)」

駅の並びには、郵便局と倉庫の建物が往時の印象を残しながら建っている。駅と倉庫はアールデコ的な装飾が印象的で、その間に挟まれている郵便局は古典的な印象のつくり。後で調べたら、設計者は同じで竣工年も同時期。建物の長手方向に抜ける通路沿いに各種窓口と大量の私書箱のロッカーが並ぶ。全部では無いかも知れないけれど、昔ながらの私書箱は現在でも用いられている様子。


ウォーター・ガーデン@ダウンタウン南端(フォートワース・テキサス)」

フィリップ・ジョンソンによるウォーター・ガーデンも駅や郵便局と同じエリア。それなりな広さを持つ公園なのだけれど、コンタのような抽象的な造形が山や谷を創り出す。特に水が流れ落ちる谷型の部分では、かたちが抽象的だと迫力が増すという印象。アメリカではあまり見ない(と思う)限られた場所からしか中に入れない公園。外に広がる経済の論理で実践されている社会と線を引こうと言うことか。


パーティー・バイク@ダウンタウン南端(フォートワース・テキサス)」

駅前駐車場でみているとパーティー・バイクがやってきた。まあまあ交通量のある道だけれど、真ん中の車線を悠々と行く。専用レーンなどはない。日本でも、この程度の安全管理で認可されるといろいろとやりやすいとおもうが。。。座席にはビールのタップもついているけれど、みんなが飲んでいるのはコーラだった。


「レンタカー返却棟@ダラス・フォートワース空港」

その後、空港付属(?)のレンタカー棟(たくさんのレンタカー屋が集まる大きな建物で、空港との間を専用のバスが巡回している。1階が借りる窓口で2階が返却。返却では広大な駐車場のようなところに置いておくと、後から中を確認して精算内容がメールで伝えられるという仕組み)に車を返し、空港付属のホテルへ。予定の日々があっという間に終了。


10月17日(木)
「Elmgreen & Dragset@ナッシャー彫刻センター(ダラス・テキサス)

朝、スタンさんの学生にタンパの空港まで送ってもらい、ダラス・フォートワース空港へ。ホテルに荷物を置いて、ダラスの建築視察。ナッシャー彫刻センターのまわりは他にも彫刻押しな美術館が。レンツォ・ピアノ設計の美術館。屋根面で日射をコントロールするのは、おなじテキサス州のメニル・コレクション(未体験)やキンベル美術館とも共通。ボールト的なボリュームが並ぶのはキンベルとも近いけれど、ずっとコンパクトで動線的には直交方向。行われていたElmgreen & Dragset展の日常的な眼差しを相対化しようというスタンスが興味深い。


「階段と傾斜とスロープ@OMA設計のシアター(ダラス・テキサス)」

彫刻関連施設ゾーンと隣接してシアターゾーン。割と最近できたOMAのシアター。前庭を確保した上で、シアター機能を縦積みしている(演者としては使いにくそうではあるが)。OMAの建築としては、全体に綺麗にまとまったタイプ。丸パイプが並んだような印象のアルミ型材による外観。前庭は急な勾配のスロープで、両サイドに階段、真ん中に身障者用のスロープが折り返す。
正面にはノーマン・フォスター設計の大型ホール。


JFKメモリアルプラザ@ダウンタウン(ダラス・テキサス)」

JFケネディが暗殺されたのはダウンタウンの西の端。各種の裁判所が並んでいた場所で、概ねフラットに続くダウンタウンの市街地が川に向かってレベルを下げ始めたところ。そこから数ブロック街側に記念碑がある。プレキャストコンクリートの柱状の材を組み合わせたもの。


「木架構@ダウンタウンのオフィスビル(ダラス・テキサス)」

中井先生が思い立って何気なく入った建物。中央部分を改修で撤去して吹き抜けにしたような印象。ホロコースト・ミュージアムが入っているけれど、そういう看板は特に目立たない。柱は層毎に分節されているみたい。大きな鋳鉄製のジョイントで柱梁が取り合っているけれど、緊結している様子は無い。
実質的な最終日だろうということで、Googleマップに「高級」と表示の出たステーキハウスへ。実際のところは地域の人たちがあつまるカジュアルなところだった。


10月16日(水)
「アンブレラ・ハウス@サラソタ(フロリダ・アメリカ)」

朝早くにホテルを出発して、スタンさんが企画してくれたタンパ周辺建築視察。まずは南に下って、ポール・ルドルフの住宅のあるサラソタへ。アンブレラ・ハウス(1953)は、新たに開発された住宅地のためのモデル住宅としてつくられたものらしい。コンパクトなボリュームの上にかかる大きな覆い(アンブレラ)の部分はハリケーンで壊れ、その後いろいろな姿を経て、2015年に復元されたもの(元は木架構だったものがアルミ角パイプになっている)。ルドルフ住宅のコレクターが所有していて、見学も可能(今回はスタンさんが特別にセットしてくれた)。


コクーン・ハウス@サラソタ(フロリダ・アメリカ)」

南隣の埠頭(ってよぶのか?)にある住宅地エリア。コクーンハウス(1950)は構法的にも興味深い。桁梁からぶら下げたワイヤを手がかりにcocoon plasticを吹き付けてできた屋根。70年経って壊れていない。検索すると、cocoon plasticはジョージ・ネルソンのペンダントライトに用いられている素材らしい。運河に面するシンプルな構成の平屋。長手の面には木パネルが入ったジャロジー。運河の対岸にあるルドルフの弟子が手がけた住宅では、プールを含むあらゆる場所からコクーンハウスを臨むらしい。スケール感もとてもしっくりくる。60年代以降の日本の住宅に大きな影響をあたえたに違いない。


サラソタ高校@サラソタ(フロリダ・アメリカ)」

移動しながらパンを食べることにして、稼いだ時間でサラソタ高校へ。エントランスまわりの外観のみしか見られないのだけれど、中は増改築で見る影もないらしい。屈折するスラブを構造にしていたり、南からの日射をコントロールしつつ視界を確保するためにコンクリートのスクリーンが軒先からぶら下げられたりしている。それらがシンボリックな空間感とシンクロしていている様子がとてもいい。


「礼拝堂@フロリダ・サザン・カレッジ(レイクランド・フロリダ)」

一気に北上して、フランク・ロイド・ライトの大学へ。ちょっと遅刻したけれど、3時間近くかけて解説付きのツアーで回る。最初の説明は最近建てられたユーソニアン住宅にて。もともとはキャンパスを教員用住宅としてのユーソニアン住宅が取り囲む予定だったのがコストの関係で中止されていて、そのうちの一つが実現したもの。キャンパスにはライトが設計した建物が芝生で覆われた緩やかな起伏の中に点在していて、それらを高さを抑えた(天井高さで2mを切るところも)上屋のかかる通路が繋ぐ。構成がとても心地よい。


「外部フレーム越しに見る、可動ルーバー@フロリダ工科大学(レイクランド・フロリダ)」

最後のおまけがカルトラバ設計の大学。できたばかりの大学で、建物はまだあまりない。中は割と普通の教室とラウンジがあって、真ん中のラウンジの屋根がガラス。その上を可動のルーバーが覆っている。このルーバーは可動で、検索した資料からすると、フーバーのパネルの上端を吊り元にして、大きく上に広がるらしい。その方針が選ばれたロジックが不詳。その後、USF近くのドイツ系ビアガーデンで打ち上げ。


10月15日(火)
「スタジオの様子@南フロリダ大学・USF(タンパ・フロリダ)」

朝、スタンさんに迎えに来てもらってUSFへ。部局間協定にむけた事務的な打ち合わせの後、建築学科の建物へ。学生たちはみんな、何かしら手を動かしている。スケッチを描いていたり、模型をつくっていたり。学年が上がると(USFの扱いでは修士)パソコンを使い始めている様子だけれど、模型の制作などにレーザーカッターや3Dプリンタを使うのと同じような位置づけで、手の作業をサポートする感じ。木材加工などが可能な工房の奥に大きな3Dプリンタもあるけれど、小型のものはそこら中に置いてある。


「巨大なジム@南フロリダ大学・USF(タンパ・フロリダ)」

午後はキャンパスツアー。アメリカ東南部では最大規模というだけあって、電動カートで案内していただく。地図で見てみたらキャンパスエリアは関内関外エリア(一番奥の吉野町まで含む)と同じか、もっと広いくらい。とはいえ、緑も多いし、高低差もほとんど無いから、自転車などでの移動がしやすそう(圧倒的に、自動車が多いけれど)。ジムも巨大。料金表によると教職員は月に数千円かかるけれど、学生はタダ。


「学生寮共用キッチン@南フロリダ大学・USF(タンパ・フロリダ)」

学生寮もたくさん。これからも増えるらしい。一番古いものと新しいものを見せてもらう。いずれにも見学ツアー用の個室まである。講義用の部屋まであって、先生に来てもらって授業もあり得るとか。


「駐車場とバスケットボールのスタジアム@南フロリダ大学・USF(タンパ・フロリダ)」

夕方、レクチャーをさせてもらって、南フロリダ大学でのミッションは完了。
ダウンタウンのレストランで懇親会。同席していたドイツ人建築家(この後、USFの講師になるとか)の仕事の規模が大きすぎて驚く。月一のBBQとか、スタッフ対象の手書きスケッチ大会とか楽しそう。


10月14日(月)
「高めのバルコニーの下、葉巻の人たち@イーボーシティ(タンパ・フロリダ)」

昼頃にスタンさんが迎えに来てくれて、イーボーシティで昼食と散策。 19世紀末にいろいろなところからの移民がつくりだした街で、キューバ系移民が多い。葉巻が有名なこともあって、アメリカのバーとしては特例的らしいけれど、みんな内外で葉巻をくゆらせる。昼食はキューバ・サンドイッチ。濃厚で美味しいけれどヘビー。


「元郵便局と銀行だったホテル@ダウンタウン(タンパ・フロリダ)」

スタンさんと一緒にタンパの空港で内田先生中井先生をお出迎え。自分の到着時には、飛行機を降りるなり一般の人も行き交うショッピングセンターのような状況に雑然としているように感じたけれど、実は、最も評判のいい空港ランキングで1位になることも多い使いやすい空港として評判らしい。言われてみると、確かに縦積みされた効率的な構成で、歩行距離がものすごく短い。整然としているけれど歩行距離がとてもながいバンコクのスワンナプーム空港の対極か。


「ストリートカー@イーボーシティ(タンパ・フロリダ)」

ダウンタウンの街並みや川沿いを簡単に回った後、ストリートカーで再びイーボーシティへ。TECO(タンパ電気会社)が運営するクラシックな路面電車で、乗車は無料。30分ほどで到着。国立歴史建築地区の指定を受けているだけあって、独特の風情。


「金属板の天井@イーボーシティ(タンパ・フロリダ)」

夕暮れまで街並みを歩き、クラシックな型押しの金属板天井が印象的なレストランで夕食。みんな揃って最初は肉。ダウンタウンに戻るのもストリートカー。

2019年10月7日~10月13日

2019-10-12 | 日記
10月13日(日)
「マイアミビーチの砂浜@マイアミ(アメリカ)」

朝の砂浜。幅(海から陸地まで)がすごく広くて、長さも先が見えないほど。セイフガードの小屋が派手でみんなかたちが違う、っていうのも見所らしいけれど、表層的なタイプがたくさんあるというだけなので読み解きながら歩こうとしてもそれほど楽しくは無い。


「ロッキングチェア@マイアミ国際空港(アメリカ)」

タンパに向かって移動。空港までのバスのバス停が工事中で無くなっている。ホテルから歩いて数分だったのでギリギリについて焦ったものの、バスは割とたくさん来る。
タンパの空港ではスタンさんの学生が迎えに来てくれていて、あっという間にホテルへ。


「ボート@ヒルズバラ川(タンパ・フロリダ)」

とはいえ、ついたら夕方。周辺を散策して環境を把握。川を行くボートは、見た感じ小さな子どものいる夫婦。動力付きで、子どもを膝に載せたお父さんが運転をしている。これは楽しそう。


10月12日(土)
「駐車場@マイアミビーチ(アメリカ)」

台風進路は横浜よりも少し東というルート。ネットのNHKやYoutubeでリアルタイムの様子をフォロー。関東を通り過ぎたところで、ちょっと遅めに町へ。
マイアミにはトロリーと呼ばれる無料のローカルバス路線があって、マイアミビーチエリア内であれば、どこにでも行ける。
リンカーン通りの西端にあるHerzog and de Muron設計の駐車場ビル。階高が高い部分が謎で中に入ってみると、駐車場らしくない開放的な空間感はとても気持ちがいい。それにしても、無駄だから階高絞れ、っていう話しにはならなかったとか。。。プランニング的にも台数は二の次。考えさせられる。


Wynwood Walls@マイアミダウンタウン(アメリカ)」

ビスケーン湾を渡ってダウンタウン側へ。ペレス美術館(これもH & de M。特に期待していたわけでは無かったけれど、コレクションも含め良かった)を堪能してから、モノレールとトロリー(どっちも無料)で北上してWynwood Wallsへ。グラフィティで有名なことは聞いていたんだけれど、グラフィティを商売にするためのテーマパーク的仕組みになっていた。敷地内には簡易なつくりの建物が並んでいて、その外壁がグラフィティの挑戦用で、中では成功したアーティストたち(?)の作品を販売。


「コルビュジエとフラー・ドーム@デザイン・ディストリクト(マイアミダウンタウン・アメリカ)

さらに北上してデザイン・ディストリクトと呼ばれるエリアへ。Googleマップでは有名ブランドのショップ名がたくさん合ったのでそういうタイプの商業建築なのかと思ったら、たしかに商業建築なのだけれど、どちらかというと建築家やアーティストがたくさん関わる地域として開発されていて、それに見合う賃料が払えるのが有名ブランドに偏ったという印象。
大きなコルビュジエの向こうに見えるフラードームは、地下駐車場からの階段室。ペレス美術館のあるエリアも、Wynwood Wallsの仕組みも、デザイン・ディストリクトの生まれ方も、どれも経済的なロジックがダイナミックに展開した結果にみえてきた。


10月11日(金)
「なにかアウトレットモールのような@マイアミ国際空港(アメリカ)」

朝、成田空港へ。ダラス/フォートワース空港で乗り換えてマイアミへ。マイアミまでの国内線は機長の到着遅れによる出発遅れだったけれど、何事も無かったように到着。ターミナルビルから空港駅までがモノレール(無料)。そこからバスで2.25ドル。安い。夕方にマイアミビーチへ到着。


「アールデコの建物群@マイアミビーチ(アメリカ)」

アールデコ地区と呼ばれるエリア。海沿いの道と平行する1本内側の道沿いに集中して立っている。ビーチ沿いの観光地で、カジュアルな印象でありながら道には超高級車が多い。街並みそのものは写真などで事前にイメージしていたものとさほど変わらない。


「夕食@マイアミ」

初日だし軽めにハンバーガーでいいや、という判断は大間違いで、超大型。関東に迫る台風の様子が心配なので、時間を調整して早めに寝る。


10月10日(木)
「1947年に発売された電気自動車@日産(横浜)」

午前午後と授業、昼休みは大学広報関連の対応、夜は共同研究の関係で横浜某所で夜のミーティング。出張前日なので、その間にいろいろな書類系作業を済ませたり。際だって慌ただしい一日。帰って出張準備。


10月9日(水)
「トンボ@港北小学校バス停(妙蓮寺)」

会議日の第二水曜日。修論ゼミと大学院スタジオがそれらをサンドイッチ。台風に備えて屋上のBBQグリルを固定したり。気が早いが、こういうときに限って渡航ギリギリまで予定がびっしり。。。大学でも大量の雑務を相手に教授会にも出られず。大学にいるのに出なかったのははじめてかも。


10月8日(火)
「建方の様子@奥会津の現場(金山・福島)」

朝の新幹線で奥会津。最近導入した、シガーライターからMacBookAirの充電ができるアダプタが活躍。現場では屋根の架構が組まれつつある。ダイナミック。


10月7日(月)
単管で城のシルエット@大分府内城跡(大分)」

朝の飛行機で大分へ。某プロポの二次審査。大分はリムジンバスにも空港のゲート前にも、手づくりなつくりのコンセントが用意されていて、WiFiもある。ずっと仕事が続けられる環境。

2019年9月30日~10月6日

2019-10-07 | 日記
10月6日(日)
「プチトマト@自宅」

昨日と打って変わって寒い。自宅にこもって書類作成関連の作業を4つ平行で。集中力が続かないので、出張の準備をしてみたり、野菜の様子をみてみたり。今シーズンの収穫はそろそろ終わりか。このところ、追肥とかもしていないし。
増税前に手配したもろもろで、自宅の雰囲気がちょっと新しいかんじ。


10月5日(土)
「チャメドレア@自宅」

10月なのに暑い一日。少々慌ただしい。自宅のチャメドレアは更に大きくなっている。2ヶ月前に比べると主に上に伸びているか。


10月4日(金)
「道路工事のグラフィック@大学近くの道路工事(中丸〜斎藤分町・横浜)」

大学近くでは道路工事が続いていて、東白楽駅へ行くのが遠回り。歩行者も通さないというのも珍しい。


10月3日(木)
「カメラの基板@研究室」

設計課題に関連した一日。午前中は課題内容をテーマに講演をしてもらって、午後は学生たちの発表、夕方からは山本理顕さんが基調講演で登壇する大学内でのシンポジウム。これからの住まい方を巡る議論で、課題的にもとてもタイムリー。その後、山本さんたちと食事へ。


10月2日(水)
「本牧のガントリークレーン@横浜港の舟(横浜インナーハーバー)」

朝の新幹線で戻る。バタバタといろいろな会議などが進み(一部ダブルブッキング気味。。。)夕方は、大学院の課題に関連して学生たちと海からインナーハーバーを観察。デザインコースのほとんどの先生方も一緒。廃材標本でコース会議ののち、近くへ飲みに。乗り物をいろいろと寝過ごし、なんとか帰宅。


10月1日(火)
美容室8@長野」

朝から長野。研究室OBのpotenpotenの二人が手がけた仕事を回る。駅につくなり、彼らが二次審査に残っていた住田町のプロポがダメだった、という報告。。。デザイン手法の大きく異なる二つの美容室を回った後、O邸へ。


「O邸の屋根と吉田のイチョウ@potenpoten事務所(長野)」

もともとの住宅敷地の庭に離れのようにつくられた平屋。用途の異なる三つのウィングが放射状に伸びる構成。まわりが割と広い庭で、ウィング毎に特徴的な木々の様子がうかがえる。二件目の美容室にも共通していたけれど、写真からはつかめなさそうな微妙なテクスチャの違いへのこだわりが特徴的。
夜は信州大学の寺内先生とも合流して飲む。終電までには横浜に戻る予定だったのだけれど。。。


9月30日(月)
「万国橋横の屋形舟@山本理顕さんの事務所前(馬車道・横浜)」

横浜の未来を考える会の数回目の集まりで山本さんの事務所へ。馬車道まわりの建物もつぎつぎと竣工に向かっていく。見慣れて来ているような気がして自分が心配。。。