曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2017年8月21日~8月27日

2017-08-28 | 日記
8月27日(日)
「平屋戸建て住宅地@学研都市の北側(若松区・北九州)」

若松駅から二島駅経由でCCAへ。はじめてのルート。少し北側の大通りでバスを降りて歩く。ナショナル・チェーンが書き割りのように連なる典型的な地方の新興住宅地。不思議なのは、ところどころに現れるミニマルな住宅群。外構が大きく開いた、ガレージが全体の1/3を占める平屋が6軒並ぶ、なんていうところも。


「水平線と夕日@かねやす(岩屋・北九州)」

午後はエスキスチェック。リサーチ内容を提案に発展させるところが上手くいっていない。夕方、宿へ移動。学研周辺の街をまわるシリーズの最後は日本海側の海岸沿い。今回の3つの街のなかでは、学研からは一番近い。夕日が西から少し北に回り込んだあたりに沈む。向こうは対馬の方向らしいが見えない。


8月26日(土)
「先端の時の学生@リバーウォーク(西小倉)」

マックの充電ができない。開店前からC smart前で待機。無事に解消して(ケーブル断線)西小倉の駅に向かおうとすると、聞き覚えのある声が。先端芸術表現科時代の教え子がこども相手のワークショップ講師をやっていた。
折尾駅からバスで南京ラーメン黒門へ行って、他の講師らと合流。あっさりした豚骨の昼食を経て、CCAへ。学生たちの作業のエスキス。


Material@中川町(若松・北九州)」

今回は学研内の宿泊場所がとれなかったので、毎日周辺の異なる街に行くっていうのが裏テーマで、この日の宿は若松。卒業生の関目くんがワカマツグラシ/夏水組に関わっているということで、夕方から地域を案内してもらう。もともと赤線地区だったエリアに残された建物を活用して、色々な拠点を創出している。


「ゲストハウス・recoya@中川町(若松・北九州)」

関目くんを含め関係している人たちのシェアハウス(元看板屋。相当魅力的な雰囲気。プライバシーに配慮して写真は遠慮)、作業のための工房(元建具屋)、バー、ゲストハウスと、はじめて3年とは思えない広がり。まだまだ広がりそうな勢い。神奈川大学から西日本工大に異動した三笠さんもプロジェクトを持っているらしい(元銀行だった建物をレストランにするとか)。夜は、三笠さんや夏水組の坂田さんファミリーを含めた幅広い人たちで焼き鳥屋。


「若戸大橋前のバー@若松(北九州)」

十分飲んでいたような気もしたのだけれど、若戸大橋を目の前に臨むバーで仕上げ。杤木ビルとか上野ビルとか、以前から古い建物を活かしたプロジェクトには注目していたのだけれど、今回確認できたある種の自由さはそれらとは異なり、違った意味でとても魅力的。街にコンビニがないっていうのもポジティブな特徴に思える。


8月25日(金)
「折尾駅前工事@折尾駅(北九州)」

早朝便で北九州へ。恒例のCCAでのワークショップ。宮本さん(大阪市大)、小川さん(日本工大)と合流して、学生とのキックオフミーティング。夜は小倉、ということで乗換で折尾駅に行ってみると、鉄道関連の工事が佳境。いくつもの時代の架構があらわになっていて、このまま保存した方がいいんじゃないか、っていうくらい興味深い。道路部分のトンネルはコンクリートを充填した鋼管が横並びになっている。どうしてこうしたのかも、どうやってこれを造ったのかも判らない。


「平尾商店@紺屋町(小倉)」

懇親会が旦過に近い台湾料理屋だということで、僅かな空き時間(15分ちょっと)ではじめての角打ちへ。一人分足りない席はカウンター内に追加。絶妙のスケール感で居心地もいい。折尾駅で高橋酒店に寄る時間がなかったためにここにしたんだけれど、ここもいい。


8月24日(木)
「ポンツーンからみるBankART@BankART Studio NYK(馬車道)」

チェンマイと北九州出張に挟まれた貴重な1日。朝一でポンツーンが来たBankARTにて、どういうふうにするかの打ち合わせ。運河越しに傾きかけたバスや溢れる植物を眺めていると、チェンマイから帰ってきた気がしない。馬車道や大学などで打ち合わせて、翌日からの準備。


8月23日(水)
「超小型ラウンジ@チェンマイ空港」

5時前にホテルを出て、バンコク経由で帰路に。チェンマイ空港で出国手続きをして国際線のゲートからボーディング・ブリッジに向かうんだけれど、相当歩く。途中から国内線のゲートから入っている人たちと合流して同じ飛行機の機内へ!?。免税店で買ったものを他の人に渡したり、パスポート交換したり悪用できそう。。。バンコクエアウェイズの手荷物5キロ制限は全くノーチェック。ラウンジは、店舗ゾーンの前に大きいのがあったみたい。ゲート近くにあるのはとても小さい。


「河口近くに広がる湿地エリア@バンコク南東部(機上・バンコク→羽田)」

スワンナプームでの乗換ははじめてだったんだけれど、東ウィングが国内線で、国際線の西ウィングには歩いて移動。それぞれのウィングが十字型になっていて、飛行機の滑走路までの移動は短くできているけれど、その分の解消が徒歩、ってことか。結構歩く。無事に帰国。


8月22日(火)
「Kalae House@民家園(チェンマイ大学近く)」

ランナー(北タイ)地域の伝統的建物を集めた民家園。米蔵などを含むと10を越える建物群。階段で2m前後上がってテラス→200〜300ミリ程度上がって2,3の室→奥に一段下がってキッチン、っていうのが割と多い構成。ローカルな食堂でカレーを食べ露天でソーセージをつまむっていう昼食(カレー150円、ソーセージ20円)の後、他のみんなと合流。


「竹洗い@Chiangmai Life Construction(チェンマイの南西方向)」

Aroonさんの車で再びランドに向かう。途中、CLC(チェンマイ・ライフ・コンストラクション)へ。竹による設計施工を請け負う会社。敷地内にある実作や竹の処理をするための作業場を見学。節に穴を空け(細いものは側面から小さな穴を節ごとに)、ほう砂(Borax)のプールにつけ込み、乾燥し磨く。ジョイントも竹製のピン。同じように膨張収縮をするので抜けないんだとか。相当大規模に展開している。建設費は前日にみたPCよりも高い。


「ネコ@ランド(チェンマイ)」

ランドでは敷地境界線の様子を中心に観察。西側に拡張予定のエリアは現状田んぼ。あぜ道を歩いていると近くの百姓さんがロンガンをくれたり。米は二期作らしい。チェンマイには犬もネコも多い。ランドはネコ。


「本堂と回廊@Wat Ton Kwen(チェンマイ南西の郊外)」

ランド近くにある、リクリット・ティラバーニャのアトリエ(大きくオープンエアーな作業場)やランド近くの新しくつくられたワットをみたり。
街とランドの中間くらいには、古いランナー様式のワット。仏塔はなくて、3方を回廊が囲む。いまは植え込みなどがたくさんあるけれど、以前は広がる砂地に装飾の抑えられたワットが建つ様子がよかったとか。検索すると確かにそういう風景が。Aroon一押しのワットらしい。


シーフード・レストラン@チャンマイ北東部」

街にもどると夜。他の方々も一緒に王室の人も訪れたことがあるというローカルなレストランへ。建物内に入るとバイクの駐車スペース?で、その奥が厨房。それらを通り過ぎるとピン川に面した客席エリア。検索してもタイ語の店名しか出てこないけれど、店には日本語メニューもあった。ここには次回も訪れたい。翌朝に備えてチェックアウトの手続きとタクシー手配をしてバーで飲んで寝る。


8月21日(月)
「PC作成@Architectural Research & Engineering(ランプーン)」

昨晩までの議論に関連してリクリット・ティラバーニャの従兄弟が経営しているというPC工場へ。チェンマイの南隣にある街。適度に技術的でありながら、手作り感の緩さが共存している。部材にはプリテンションがかかっていて(といっても、乳母車くらいのハンディーな油圧テンショナーで一本づつ引っ張る)、端部に取り付けられたスチールプレート同士を現場で溶接するという仕組み。雨が上がるとお母さんたちが集まって作業を始める様子は農業のよう。5m角の二層分程度のフレームが10万バーツ(30万円くらい)。安すぎる。


「Was That Khao@Wiang Kum Kam(チェンマイ)」

工場から町に戻る途中にある遺跡。チェンマイ以前の都だったのが、洪水のために現在の場所に移転したらしい。何かの工事で偶然発見された。旧市街のワットはみんな東を向いていると思っていたら、ボランティアガイドのおばあさんによると、方位ではなくてピン川の方を向くように建てられているのだとか。


「最終ミーティング@137 Pillars House(旧市街の東側・チェンマイ)」

ベトナム料理の昼食、古民家のファサードが保存されているジャルンラート通りを少し歩いて、100年以上前に大手商社のために建てられたという建物内のバーで最終ミーティング。無造作に場が組み合わされるチェンマイの様子→場や空間同士の関係の取り方への注目→境界線上でのその内外の関係への注目、と話しが進み、大枠での方針がみえたか。まずは一歩。


「住宅エリアが取り囲む市場@ワロロット市場(チェンマイ)」

ミーティング後、宮本さんは先に帰路に。他のみんなはピン川を渡り、ふたたびワロロット市場のあたりへ歩く。
元もと、木造の市場の上屋を取り囲むようにアパートができはじめ、アパートの幾分かがRCになった頃、市場を含めた木造部分が焼け落ちて現在のものになったらしい。道路に面した一皮分はアパートで、その内側に市場。その境界領域が2階の連絡通路からみると不思議なことになっていたんだけれど、納得。


「Happy New Beer IPA@ショッピングセンターの中のバー(チェンマイ)」

古い建物のホステルを見学した後、北タイ料理を堪能した後、Narongさんお奨めのバーに行ってみると閉まっている。月曜はお休みが多いらしい。ショッピングセンターの中のバーに行ってバンコクのビール。

2017年8月14日~8月20日

2017-08-21 | 日記
8月20日(日)
「プレゼン準備@ホテルのレストラン(カンタリーホテル・チェンマイ)」

朝食のまま、4人でプレゼンの準備。Googleドキュメントのファイルにネットでつないで共同作業。集中。昼はセブンイレブンのサンドイッチにして、ACS(Asian Culture Station)へ。といってもホテルから歩いて3分。


「タイ側の建築家たち@ACS(チェンマイ)」

タイ側の建築家は、Aroon Puritat(右)、 Narong Othavorn(中)、Pornpas Siricururatana(左)の三人。Pornpasさんには5年前にバンコクで行われたレクチャーで既にあっていた。彼らのプレゼンは、バンコクでの人口動態(極端に都市部に集中)や格差、水害、交通事情といった、社会の抱える課題について。その後は、会場からの発言(美術系の学生?)に引っ張られて建築家の職能についての話しに。


「雲南料理店@チェンマイ」

今日の食事は雲南料理。たくさんの国の文化が交錯する地にあるチェンマイらしい。昆明なども直行の便があるタイミングだとすぐにつくとか。虫料理もいくつかあったけれどパス。軽く干した小さめな椎茸を炒めたのが絶品だった。


8月19日(土)
LANDへの道@チェンマイからずっと南南西にいったところ」

チェンマイ2日目。集合時間の前に、チェンマイ大学周辺などを散策。8時には学生たちが活動をはじめている。なんだか日本人よりも若く見える。
その後、タイ側の建築家とも合流して、プロジェクトの舞台となるランド・ファンデーションへ。出発直前に、ランドまでの最後の300mは長靴必須、みたいな連絡が来ていたんだけれど、これがそのアプローチ。左奥の樹木に覆われたエリアがLANDの中心的な部分。どういう場所なのか、今ひとつイメージできていなかったのだけれど、想像を遙かに超えるアウトドア感。オープンな場所しかない。


「Nico Dockx & Kris Kimpeの作品@LAND Foundation(チェンマイ)」

敷地内にある作品は、それぞれ割と独立していて、パビリオンが並んでいるようにもみえる。そんななかで、橋のプロジェクトが興味深い。公共の道と水路を横断するようにコンクリートのスラブが置かれている。橋を設ける場合には最短距離を結ぶのが前提と思う視点には不思議な存在感。写真に写っている場所はほぼ公共のエリア。左右にランドのプライベートな土地がある。近所の人たちの暮らしに役に立つものをつくって提供する、という位置づけで受け入れられるらしい。半分、まちづくりのようなアートプロジェクト?。


「チェンマイで最初のエスカレーター@ワロロット市場(チェンマイ)」

午後は、タイの建築家的視点でチェンマイを案内してもらう。ワロロット市場はグロピウスに学んだAn Nimmanhaeminという建築家が設計したものらしい。チェンマイで最初のエスカレータはこれらしい。動かない。隣の市場と歩道橋を介して繋がっているんだけれど、そのまま舗道上の屋台エリアに接続していて、ネットワーク状に活動の場が広がっている様子が面白い。


「リクリット邸@チェンマイ大学の近く(チェンマイ)」

旧市街の西側に移動して、北部タイ料理の昼食の後、Aroonさんが設計をしたリクリット・ティラバーニャの家へ。すごく広く、自然との混在の仕方がみたことのないレベル。隣には、ランドを一緒に設立したアーティストであるカミンさんの家も。こちらは移築した大らかで大きな空間の建物と新築の不思議な存在感の建物とコンテナを活用した建物が合体。異なるものが同時にあっても違和感がないのは植物のせいか。


「学生寮@チェンマイ大学(チェンマイ)」

チェンマイ大学内の建物の中にはAmorn Sriwongというバンコクの建築家が設計した建物がいくつかあってそれをまわる。学生寮は1962年のもの。初期の作品群にはオスカー・ニーマイヤー的な印象が強い。調べたら、イビラプエラ公園(サンパウロ)は1954年だった。後期に入ると構造表現主義的になるみたいで、工学部棟は四角柱形のシェルを組み合わせたトラス屋根が印象的。元々、大工出身で独学で設計を学んだ人だとか。
その後、Narongさんが設計した歯医者さんの家(新築)、ホステル(改修)を見せてもらって、ホステルでケータリング(だったのか?)の魚介料理。


8月18日(金)
「金魚@チャトチャック市場(バンコクの少し北)」

出発前はそれぞれでまち歩き。北のほうにあるクイーン・シリキット公園にいってみる。うろうろしていたら、隣がチャトチャック市場。以前にも来ていたことに気づく。週末ではないのでウィークエンドマーケットは開いていないけれど、裏側にはペット専門店エリアがあって、金魚や鳥がたくさん。
再集合して昼の便でチェンマイへ。


「ワット・プラシン@チェンマイ旧市街」

チェンマイ初日。空港からホテルまではすぐ。夜までの数時間、旧市街を中心にまわる。異なる様式の仏塔と本堂が組み合わされるワット・プラサート、折り重なる屋根やビッシリと埋め尽くされた装飾などによる存在感が印象的なワット・プラシン、500年近く前の地震で頂部が倒壊した状態なので自然と人工が不思議な共存をしているワット・ジェディールワンなど、ちょっと歩くとお寺に遭遇。面を埋め尽くすような装飾の状態が興味深い。


「城壁あとの土塁@旧市街の東側(チェンマイ)」

事前の調査では、繁華街から外れたエリアの城壁跡にそってスクウォッターが残っているという情報があったけれど、繁華街の中にも城壁あとが残る。Kampangdin 通りの裏に水路が残る範囲。ところどころ切り開かれて、店舗やゲートが挟まっている。元々ある状況に寄り添いながらも使いたいように使う、っていうやり方はチェンマイに通底した印象か。


「ランナー様式(?)のナイトバザールセンター@旧市街の東側(チェンマイ)」

タイの京都とか言われることもあるらしいチェンマイ。伝統的な様式を残すための地域ルールのようなものができたりすることもあるらしい(安定したルールではなくて、時間とともに結構変わるのだとか)。軒先にはKalare(Ga-lae)と呼ばれるランナー様式の特徴の一つである飾りがつくが、多くの場合抽象化の程度が自由自在に見える。ここはワットの屋根にみられる特徴が用いられている。いずこもそんなものか・・・。
タイ料理の夕食。観光地だからかそんなに辛くない。


8月17日(木)
「都市インフラの集合体@バンコク南のエッジ(バンコク)」

早朝のスワンナプーム空港で、チェンマイワークショップ関係者(宮本佳明、金野知恵、山口陽登+曽我部の4建築家+国際交流基金の担当の方々)が集合し、バンコクでのプレリサーチ開始。週末ではなく、かつ早朝なので人の居ない水上マーケットをはじまりにして、いろいろとまわる。写真は蛇行するチャオプラヤ川が近接する部分に設けられた川同士をつなぐ運河と、運河沿いに二つのチャオプラヤ川を跨ぐ大きな橋・Bhumibol Bridge。二つの橋の間がジャンクションになっていて、全体が公園に包含される。土木的営為が合体している。


「道路清掃車の通過前と通過後@クロントーイ市場(バンコク)」


クロントーイの市場に行くと、以前来たときのような密実な感じがしない。と思ったら、大きなゴミ収集車が軒先ギリギリを通り抜けながらゴミを集め、続いてやってきた消火ホースのようなもので水をまく清掃車が続く。どうやら清掃のタイミングだったらしい。清掃車が通り抜けるなり、サクサクとテーブルやパラソルが設置され、記憶のある密実な姿に変貌。


「高架下運河沿いのスクウォッター@クロントーイ(バンコク)」

その後、運河を高速道路が覆うエリアに広がるスクウォッターのエリアに。といっても、運河越しに様子を確認。数十メートル北側の道からアプローチしているらしい。南を向いていて、高架の道路がひさし代わり?。


「チャオプラヤ越しにマカナコーンタワーを臨む@ワット・アルン船着き場(バンコク)」

渋滞が激しくて朝5時にスタートしたものの、割と早く時間が過ぎ、午後の予定は少し調整して、水上バスでの移動+ワットポーを中心に。CCA山田さんと合流するためのレストランへ移動するためにチャオプラヤ・エクスプレス。船は渋滞知らず。ワットポー側の船着き場からのエクスプレスは工事のために停まらないということで、対岸のワットアルン側から乗船。川越しに南を臨むとOMAのマカナコーンタワー。もうちょっとで完成するらしい。


「バイクタクシー乗り場@Chong Nonsi駅近く(バンコク)」

オレンジのベストを着ているバイクが多いと思ったら、バイクタクシー。正式な乗り場が設定されているわけでは無さそうだけれど、ところどころにバイクタクシーを待つ人たちが集まっている。ここは利用者が多いのか、順番が管理されているみたい。その後、レストランで全員が集合して、初日が終了。


8月16日(水)
「渋谷の開発@渋谷」

翌日(というかこの日の夜)からの出張を控えて、都内や大学での打ち合わせや病院へ。渋谷の建物はいつの間にか結構建ち上がってきている。夜、羽田からバンコクへ。


8月15日(火)
「強力な蚊よけ@自宅」

実家によって、呼んであったタクシーで両親をつれて墓参り。その後は、横浜で一緒にお昼御飯。少し前までのような酒量ではなくなり、まあまあ平和(?)に。木曜からのチェンマイに備えて、いつものよりも強力な蚊よけスプレーを購入。


8月14日(月)
「ポケモンを求める人たち@馬車道(横浜)」

お盆の真ん中のはずなんだけれど、電車も街も混んでいる。いつもの行楽客で溢れているのとは違っていて、多くの人は街角に佇んでそれぞれのスマホを見つめている。ポケモンらしい。まだ流行は終わっていなかったと言うことか。

2017年8月7日~8月13日

2017-08-14 | 日記
8月13日(日)
「この世のような夢のチケット@自宅」

発売日だった8/3にサクッとネット注文した初日のチケットが無事到着。水族館劇場は2005年に小倉で見て以来なので12年ぶり。課題は天気と体調管理か。


8月12日(土)
「扇風機のカバー@自宅」

この間の燃えるゴミの日に扇風機を出したら(小型の家電は燃えるゴミの日、ってことになっている)カバーだけ残されていた。プラスチック比率が高いものはプラスチックゴミの時に分けて出せってことじゃないかというのでプラスチックゴミの日に出したら、燃えるゴミの日に出せとシール付きで残された。ゴミの担当者間で押しつけ合っているのか。。。で、10年以上頑張った、ということでマイナーだけれど同じメーカーの扇風機を注文していたのだけれど、同じ頃に到着。さっそく組み立ててコンセントに繋いでも動かない。初期不良か。。何だか上手く行かないものだ。


「ヤモリ@自宅」

脚は相変わらず痛いし、ビール飲みながらyoutubeでヒットスタジオのタイマーズを聞いて気分の解消。何気なく見つかった、高中正義、加藤和彦、小原礼、高橋幸宏、奥田民生をバックにした木村カエラのタイムマシンにおねがいもいい。おじさんたちが楽しそうすぎる。ふと横をみると、網戸にヤモリ。


8月11日(金)
「デルマトーム図@自宅」

出国直前から虫さされ的な跡が右足膝下に点在していて、哈爾浜にいる間、それが時々とても痛んでいた。休日もやっている皮膚科を探しておいて朝一で行ってみると、帯状疱疹との診断。こどもの頃の水疱瘡菌が体内に潜んでいて、過労やストレスで菌を押さえ込めなくなると出てくるのだとか。処方箋をもらって、オープンキャンパスで賑やかな大学へ。
今朝、病院の先生の説明で出てきたデルマトーム図っていうのが気になって調べてみる。神経の連動する領域が縦に区画されているらしい。もしや、と思って座骨神経痛を調べてみると、そこにもデルマトーム図が。帯状疱疹も座骨神経痛も右足のL5領域のようなんだけれど、図が微妙に違う。更に調べていたら、その違いについての研究を発見。何をやっているんだか。。。


8月10日(木)
「遅延(CA1644)@哈爾浜空港(中国)」

帰国日。教員は三つのグループに分かれて対応をしたんだけれど、最初のグループの帰国は哈爾浜発1時間遅れで乗換ギリギリ、ふたつ目のグループは3時間遅れで結局上海泊だったらしい。この日も、11:50→12:30への遅延の表示。実際に搭乗がはじまったのは13時過ぎ。哈爾浜発1.5時間遅れを北京発1時間遅れで吸収し無事帰路へ。


「燕京啤酒@機内(北京→羽田)」

中国国際航空は、国内線では厳しく言われないけれど、北京/羽田便では携帯電話はずっと使用禁止。仕方がないので、哈爾浜工業大学の方々から頂いた本の中国語を眺めて類推とか。機内食ではビールがあった。しかも、この5日間でもっともアルコール度数が高い(哈爾浜のビールは3.5前後、五大連池ビールは2.5%だった)。


8月9日(水)
老黒山入口@五大連池世界地質公園(黒竜江省黒河市・中国)」

朝から火口をみることができる老黒山へ。この地域には14の火山があるらしいけれど、中に入れるようになっているのは、ここだけだとか。駐車場でバスを降りてゲートを通過すると電気自動車が待っている。それで散策コース入口に行き、溶岩の広がる大地を通過してから登山。


「老黒山から南格拉球山を臨む@五大連池世界地質公園(黒竜江省黒河市・中国)」

結構歩いてようやく火口へ。このエクスカーションはあらゆる年齢に開かれたものでは無かったか。老黒山はもっとも若いものだけれど(300年近く前の噴火で生まれた)、同時に5つの湖、14の火山の真ん中に位置するというのも特徴。火口のエッジに参道が整備されていて、一周まわるとこれらの全てを確認することができる。正面に見える大きい方の山は南格拉球山。もっとも高く、もっとも古い山らしい。帰りは急な階段の山道を一気に降りる。


「串焼き屋@哈爾浜工科大近く(哈爾浜・中国)」

最終日も串焼き屋。雨の可能性が全くないということか、今日は屋根がかかっていない。調子にのっていろいろと食べ過ぎ。いつもの羊肉串、牛肉串、大片毛肚(ハチノスの串を辛いダシで煮る)に加えて、帯骨羊排(羊のスペアリブ)は特に正解で、烤猪皮(ほぼ脂身)は残した。


8月8日(火)
「龍門石寨@五大連池世界地質公園(黒竜江省黒河市・中国)」

国際交流ワークショップではじめてのエクスカーション参加。来てから知ったのだけれど、行き先は哈爾浜から400キロほど北にいった五大連池。ロシア国境に接する黒河市にある名勝。7時出発のバスで向かい、龍門石寨に到着したのが14時ちょっと前。東龍門山と西龍門山の火山岩が広がる大地が龍門石寨。火口までは行けないけれど、火山岩の広がりを歩いて確認するようになっている。数十万年前に生み出された多様な火山岩の形状が独特の植生をつくりだしている。


「炭酸水が出る蛇口@五大連池世界地質公園(黒竜江省黒河市・中国)」

地質公園といっても広大で、公園内にはたくさんの名所があって、相互間は車で数十分の距離。その内の一つが、冷泉水の井戸を中心につくられた公園。地域の人は無料では入れるらしく、何度も使っていると思われるタンクを持っている人や、髪を洗っている人も。皮膚にもいいらしい。飲んでみると、鉄の味がちょっと気になるものの、微炭酸でフレッシュな印象。


「野菜の露天@五大連池(黒竜江省黒河市・中国)」

学生たちと一緒に食事をした後、宿は別。薄暗くなり始めていたけれど、二度来ることは無さそうな気がするので市街をざっとまわる。ホテルのあるブロックのすぐ南側は、ローカルな住宅地。住宅は、バスから時々見えた集落と同様、細長い平屋の建物が南面配置で平行に並ぶというもの。


「迎賓路@五大連池中心地(黒竜江省黒河市・中国)」

このあたりの中心エリアは、ホテルの西側にある物販系の通りと東側にある飲食系の通りに集中している。それぞれ300mくらいの長さ。哈爾浜よりも冬が長いのは間違いないが、ここでも屋外で食事をする人がたくさん。五大連池ビール(アルコール2.5%。カラメルの風味)を飲んで寝る。


8月7日(月)
「課題の敷地に建つ元鉄道関係社員住宅@哈爾浜工科大学建築学科の東隣(哈爾浜・中国)」

8時過ぎにロビー集合で、終日講評会。中国、台湾、韓国、日本の混成6チーム。相変わらず日本人は遠慮がちだけれど、全体としてはこの限られた期間での成果としてはすばらしい密度。各チーム1時間で、審査まで終わると夕方。


「積まれる料理@西苑レストラン(哈爾浜・中国)」

打ち上げは大学敷地内にある大学が経営するホテルの一つに付属するレストラン。表彰式や引き継ぎ式(来年は神奈川大学。。。大変だ)を経て会食。中国のカレンダーでは秋の初日(立秋ってことは日本も同じか)で、精をつけるのだということだけれど、もう来るはず無いだろ、って言うくらい積まれた皿の上に新たな皿が積まれる。


「麻雀のテーブル@哈爾浜工科大近く(哈爾浜・中国)」

先生たちだけで再び串焼き屋。陸先生が出店で買ってくれた果物がホオヅキのようなかたちで、味は淡いココナツミルク?。おいしい。姑娘(クーニャン)というらしい。両方にクサカンムリがつく。この字だと若い女性の意味らしい。
宿までの帰り道、歩道に出したテーブルで麻雀している人たち。中国国内でも地域によってルールが結構異なるらしい。

2017年7月31日~8月6日

2017-08-07 | 日記
8月6日(日)
「生まれつつある列柱@哈爾浜空港(哈爾浜・中国)」

国際交流ワークショップの講評会出席のため、朝、哈爾浜へ。7:20羽田発のエアチャイナ。最寄り駅始発で行ってもチェックインカウンターのほぼ最後尾。手荷物検査も普通に並ぶので、搭乗開始時間よりも遅れてゲート到着。北京での乗り継ぎ2時間も割とギリギリ。哈爾浜上空で旋回していたこともあり、現地の学生が迎えに来てくれていたものの、宿に着いたらもう夕方。


オペラハウスの屋根を登る人たち@哈爾浜(中国)」

チェックインしてまもなく、哈爾浜工科大、成均館大、台湾科技大の先生方と合流してMADアーキテクツのオペラハウスに連れて行ってもらう。ハリボテ感が気になるが、一般の人たちが集まっている様子にはおどろく。聖地の山を登っているかのよう。


「木を有機的に組み合わせる内装@オペラハウス(哈爾浜・中国)」

Yu Yang先生のネゴシエーションで、講演直前の大小ホール両方の様子を見せてもらい、小ホールでモンゴル音楽を堪能した後に大学近くに戻って食事。BBQ屋だそうだけれど、カイコの焼いたのとか。


8月5日(土)
「BankART Life 5@BankART Studio NYK(馬車道)」

脚&腰の不調もようやく納まりつつある感じ。この手の痛みは、いろいろなやる気が押さえ込まれるみたいになるのがつらい。この調子なら出張前に行っておくべきと判断して、BankARTと北仲coopなどへ。BankARTの展示は、時間帯によって相当様子が変わるらしい。批評家のA氏からの評価が高かったと聞き、ちょっと安心。今度は暗い時間帯に。


「建設関連資材の再利用@北仲coop(馬車道)」

関内外の創造都市化に関わった人たちの活動を、成果の販売として紹介しようというのが北仲coopの試み。身近な建築関係の方々が出展しているものが近い傾向にあることに、共有している文化がどのように表出するのかをみるかんじ。
家で出張のパッキング。RAV POWERの26800mAhを機内持ち込みできるかふと不安になって調べると、これは99.16Whで、個数に関係無く持ち込めるものであることが判る。これがオッケーならだいたい大丈夫ということか。


8月4日(金)
「全滅しつつあるミント@研究室(神奈川大学)」

午後から大学へ。チェンマイワークショップに関連して6ヶ所を繋いでスカイプ。案外ストレス無しで進められたか。チェンマイのaroonのオフィスは空港の近くらしく、ときおり飛行機の音が邪魔をする。宿泊予定のホテルの近くだとか。。。


8月3日(木)
「防火帯建築の記事@東整形外科(菊名)」

先週から悩まされている脚というか腰の不調は、よくなりかけたかと思ったんだけれど、そうでもないかんじ。ふくらはぎとお尻と腰の筋肉の痛みは連動しているみたい。日曜からのハルピンを考え、BankARTやヨコトリのオープニングを断念し病院へ。待合室で「横濱」の新刊を見る。防火帯建築の紹介もある。今月号も買いか。


8月2日(水)
「蟻@ムクゲ(自宅)」

自動灌水装置を再設置して一週間。曇りや雨が多くて活躍し切れていないか。天気と関係あるのかどうか判らないけれど、ムクゲの満開の時期が、過去に撮っていた写真の日時と比べても一ヶ月くらい遅い。


8月1日(火)
「外灯に合わせて刈り込み@自宅近く」

ほぼ終日馬車道周辺。自宅の近所の植え込みが不思議なウェーブになっているのは照明のためだった。


7月31日(月)
「シマトネリコの急襲@自宅」

日曜を寝てすごしたのに脚&腰の不調は改善せず。体重の重心が中心からずれないように注意しながら、都内の現場に行ったり、大学でこの日が締め切りの事務仕事をこなしたり。
自宅ではシマトネリコが頑張りすぎ。他の雑草よりも数は多い。


2017年7月24日~7月30日

2017-08-01 | 日記
7月30日(日)
「港北区の投票所@港北小学校(菊名)」

相変わらずの腰&脚まわりの調子が悪い。何とかしたいけれど、静かに寝ている方が痛みが気になる。夕方、市長選の投票に。前回よりも投票所に来ている人は多いように思うものの。。。


7月29日(土)
「みどりのカーテン@研究室(神奈川大学)」

いろいろ研究室で雑用。みどりのカーテンはここまでかなあ。


7月28日(金)
「建築批評特論2ジュリー@研究室(神奈川大学)」

スタン・ラッセルさんの集中講義も最終日。家をでるなり腰&脚の違和感で引き返したくなるけれど、ゆっくり大学へ。
アメリカとメキシコの国境についてのコンペが題材。それぞれ異なる視点での提案になっていてそれなりに楽しめたか。終了後は研究室で打ち上げ。次回、タンパでの再会を誓う(本当か?)。


7月27日(木)
「ロキソニンテープとモーラスパップ@自宅」

少し前から、ふくらはぎとお尻と腰の筋に違和感があったんだけれど、変に痛むように。自宅近所の整形外科へ。レントゲンを撮ってみるものの原因はハッキリとはせず、痛み止めなどで様子を見る。モーラスパップとロキソニンテープの比較とかをしてみるが、どっちもあまり効かない。とても外出できる感じでは無く、ずっと前から予定していた視察は断念。


7月26日(水)
「枝を払ったヤマボウシ@自宅」

大学で朝一に予定されていた委員会が中止になったということで急に時間ができたので、枝が伸びすぎていた自宅のヤマボウシの枝を落とす。そういうことに適した季節ではないと聞いていたのだけれど、隣家の壁や窓に届いてしまっていてやむをえず。夕方の会議は予想以上にスムーズ。万が一に備えてグルヌイユでの某お祝いの会は延期になっていたけれど、それも不要だったくらい。


7月25日(火)
「水筒の注意書き@研究室(神奈川大学)」

スタン・ラッセルさんの集中講義初日。関連して、例年通りシンポジウム。今回は、大学院の学生たちが進めてきた新井ビルの改修プロジェクトにちなんで、セルフビルドのプロジェクトについて。Self Buildは英語だと自己改革みたいな意味になるらしく、 Design Build Projectっていうのが近い意味になるらしい。これはこれで、違った意味を連想してしまうけれど。それにしても、スタンが設計施工のプロジェクトを日本で複数実現していたのは知らなかったし、中井研究室も結構ディープはセルフビルドをやっているのも新情報。とても興味深い。例年通り、福臨門で打ち上げ。
「はがすな」とある水筒の注意書き。写真をとって、剥がす。


7月24日(月)
「薪@みかんぐみ(馬車道)」

イレギュラーな日程で、月曜なんだけれど木曜日の授業最終回。設計関係の授業だと、最終回とその前の回の間隔が近いのはイマイチ。打ち上げはアジャでの韓国料理。集中講義のキックオフを終えたスタン・ラッセルさんも一緒に。
それにしても、広告はリバウンド的に誌面の雰囲気を変えているのが興味深いが、それにしても「ホントに燃やせる!」とは。。。