曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

200,000km

2008-04-28 | インポート

4月24日



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広島で講演会があって、車で羽田に向かっていたら、途中で記念すべき走行20万キロをむかえた。丁度信号待ちで撮影。

先端芸術表現科の教員時代には取手と当時上野毛にあった事務所との間の往復で距離を伸ばし、最近は遠くのプロジェクトのために現地に向かう学生たちの足として活用されてきた(最近、自分ではほとんど乗ってないなあ)。


走行距離6万キロくらいの中古を買ったので、ぼくが乗ったのは約14万キロ。14万キロってどんなもんなんだろうって気になってきた。



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装備が少ないからかイメージよりも車体重量が軽かったり(1.4トン弱。プリウスと同じくらい)、ギアボックスがアイシン製だったりしているからか、燃費はそんなに悪く無い。街乗りと高速が半々で8~9km/リットルくらい(レギュラーガソリン)。


計算してみた。17,500リットル? 四畳半の部屋にいっぱいに詰まった量のガソリンを使ったわけだ。そんなに…。金額に換算すると…ガソリン価格が平均115円だったとして、約200万円! え゛?



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一緒に広島に行っていた竹内@みかんに20万キロのメータの写真を見せたら「まめだなあ」って。まあ、そうだな。でも、この時の写真を考えたら全然大したことない。

このときは、トリップメータの表示を逆算してリセットしたりしてた。まめっていうか、ひまっていうか(2004年のことでした)。



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なるべくずっと車を買い替えない、っていうコンセプトで決めたのがこの車。


(1)3’×6’の合板を載せられる。
(2)余計な機能がついてない(=壊れる部分が少ない)。
(3)修理用の部品をずっと供給してくれそうな気がする。
(4)直して乗り続けようという気にさせる存在感。


あたりが選定基準だったか。

12万キロ前後で大型の消耗品交換の山が来たけれど、その後はきわめて順調。



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機能が少ないからかスイッチが大きい。最近の普通の車に比べると、車内はうるさいし(エンジンとか風切音とか)、加速はいまいちだし、エアコンは弱いし、断熱もダメダメなんだけれど、だから、外が気持ちいい日は窓を開けて走りたくなる。

最近の標準とはずいぶん違うけれど、こういう快適さもあると思う。



最近、冷蔵庫売り場とかに行くと、効率の大幅アップとかで、買い替えた方が電気代がかからなくって(2年とかで元が取れるらしい)、環境に優しい、って宣伝してる。この考え方にどうもついていけてないんだけれど、車にもそういうムードが漂ってきた。どうしよっかなあ。



ということで、車の紹介でした。




変装?

2008-04-15 | インポート

新学期がはじまったり、プロジェクトが進んでいたりしているものの、あいかわらず、ブログで公表できるのが、もうちょっと先になりそうなプロジェクトが多い。で、建築にかかわる活動とは直接関係無い話。


4月14日

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眼鏡を買った。遠近両用眼鏡。子供の頃から目は良かったので、眼鏡屋さんで眼鏡を買うのは初体験。

今でも遠くは眼鏡なしでよく見える(今回調べたら、1.2とか1.5とかだった)。だから、遠近っていうより、遠だて両用眼鏡。

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1年ほど前、無印良品のショップで何気なく試していて、老眼であることが発覚した。そのころ、学生のレポートを読むことに対する集中力が維持できないなあって感じていたのだけれど、その理由が学生の文章力よりも、こっちの加齢にあることがわかったりして、ちょっとショック。

これも無印(最初に買ったのは、これとは違うタイプ)。


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ショックからは数秒で立ち直って、その老眼鏡を買って帰ったんだけれど、プラスチックのジョイント部分が1週間で崩壊。その後、空港とか駅とかで見つけるたびに購入していたものの、購入と同じスピードで壊れる。

いちいちケースに入れるのがいやで、ズボンのポケットに裸で入れたまま過ごしていたりしたので、当然ではあるけれど、10個くらい買って、今でも使えるのは2個。これはシャルルドゴール空港で買ったもの。短命。


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で、これからは眼鏡をつけっぱなしにするようにしようと。

そうしたら、ポケットに入れっぱなしにして壊しちゃうこともなくなるだろうし、持ってくるのを忘れて本を読むのがつらいなんてこともなくなるだろうし、出張前に空港で眼鏡を求めて探しまわることもなくなるだろうと。

そうなると、遠近(遠だて)両用眼鏡にするしかないだろうと。

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で、通常のレンズのレイアウトだと老眼対応エリアが小さすぎて、文庫本を読むのにも1行ごとにうなずき続けないといけないこと(頭を上下に動かすってこと)が判明して、レイアウトを少し変えて作り直し。この辺、今まで眼鏡と無縁だった人は、気をつけないといけません。

ぼくが買ったショップ(横浜ジョイナスにある金明堂ってところ)は、とても丁寧に対応してくれるところで助かった。


ということで、眼鏡をかけている人に変身。昨年末から髪を伸ばしているし(特に理由はないので、夏前には坊主に戻るかも…)、変身ってより、変装?

実際、頭髪と眼鏡が加わることで、フィジカルにもメンタルにも、不思議な安心感が得られるものだと実感。安心していていいのかどうかはわかりませんが。




研究室関連の週末

2008-04-03 | インポート

3月29日


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卒業生達にBBQグリルをもらった。それを早速使ってみよう、っていう企画で、研究室の有志学生が家にあつまった。

丁度、この日は花見のベストシーズン。テラスから周りを見てみると、桜の木が結構ある。まあ、でも、花を見ながら飲んだりはしてないか。


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これがもらったBBQグリル。薫製もできるらしいが、普通に肉を焼いた。有志っていっても、母体が大きいから30人くらいはいたか。肉6キロは割とすぐ無くなった。



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去年はこのブログで卒業設計の作品紹介をしてたのに、なんで今年はやらないんだ、っていう不満とかが卒業生から出た。機会があったら、紹介してみようかな。

ということで、夜まで結構飲んだ。内数名は、明日のためにぼくの車で出発(彼らは、もともとお酒は飲んでない。念のため)。



3月30日



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加西市(兵庫)で関わっていた建物の竣工イベント。原始人会の生産体験施設。あいにくの雨で、現地についてみたら、ブルーシートで建物前の広場が覆われていた。本当だったら、アプローチから建物が迫ってくるはずだったんだけれど…。青い。



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この建物、本来は、中でそば打ちとか竹細工とかを体験するためのものなのだけれど、内部の面積が小さいので(数十平米)テラスをすごく大きくしておいたら、そこをステージとして活用することになった。

何カ所かに、幕をつけるためのレールもつけてある。秋休っていうバンドのオッカケも集まっていた。



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基本は、シカ鍋をつつきながら飲んでいて、横でライブをやっている、っていうかんじ。沸くまでの間、ふたの上で肉を解凍。

他にも、手打ちソバとか、中国やインドネシアの人たちがつくる、本場のエスニック屋台とか、いろいろ。山の奥に唐突に現れた地域特有の祝祭行事に遭遇したようなかんじ。楽しかった。



で、ぼくは午後一で横浜に戻ったのだけれど、学生たちはここに一泊させてもらって、片付いたところで(かつ雨が収まったところで)記録写真を撮ってきた。ちょっとだけ紹介。



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中国自動車道の加西インターからずっと山に入って行く。低い屋根が一枚置いてある、っていう風にしようとしている。右にみえる丸太のフェンスはシカよけ。細い電線に電流が流れてるらしい。



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前面のテラス。はじめはステージ利用なんて考えてなくて、建物と外部との関係を調整していたら、どんどん大きくなっていった。軒先に1本と、サッシの際に3本の幕用レールがある。



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小さいし山の中だし、とにかくシンプルにつくったんだけれど、基本設計までっていうのがつらいところで、ところどころに気になる部分がある。

市の人が間に入ってくれて、かなり調整が行われたものの…(それにしても、エアコンのリモコンとか、なんでここにつけるかなあ。独り言です)。



ということで、研究室活動中心な週末でした。