曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2023年11月20日〜11月26日

2023-11-27 | 日記
11月26日(日)
「小雨のなか校舎に向かう高校生たち@神奈川大学」

朝から、指定校推薦入試。寒い小雨の朝。入試そのものはスムーズに終了。この時期になると卒業した先輩が差し入れをもって後輩の激励に来る。今日も来てくれていたが、当の4年生がいない。。。夕方やって来た学生もいたようだけれど、すれ違い。


11月25日(土)
「修士設計コンセプトマッチ@名古屋工業大学(鶴舞)」

朝から西堀さんと打ち合わせをしてから、昼前に鶴舞へ。昨年までのプロなんとかサミットという名前から、コンセプトマッチという名前に戻った日本設計学会のイベント。一年ぶりに会う方々も多い。去年も思ったけれど、とても贅沢な企画である。講師側で参加する我々にとっても、普段と少し違う思考が求められたりもして、良い機会になる。学生たちも交えた懇親会のあと、iPadを忘れたホテルに立ち寄ってから帰路に。


11月24日(金)
「小学生のときの通学路@岩倉団地(愛知)」

明日の名工大でのイベントと、名古屋在住の西堀さんとの神奈川大学アジア研究センター論文打ち合わせをセットにしてみた。ついでに、朝早く出て、50年ぶり?に小学生の頃に育った街へ。生まれて三ヶ月で名古屋市に引っ越して、幼稚園から小学校5年卒業までは、ここ岩倉に住んでいた。名古屋駅から特急で10分だけれど、郊外住宅地の風情。山内一豊の出身地と駅に大きく書いてあったけれど、そんなこと習ったか?歴史は超不得意だったからだろう。駅から家のあった団地までの間は大きく変貌をとげているけれど、団地の中はそれほど変わっていない。変わったのは、ゴミ焼却場が無くなり、駐車スペースがたくさんでき、外壁がカラフルになったことくらい?


「紅葉の如庵@有楽苑(犬山)」

犬山も久しぶり。ものすごい人混み。後でニュースで知ったのだけれど、愛知独自の県民の日学校ホリデーという制度の関係で、この日が休みの小中学校がたくさんあるらしい。彼らにとっては4連休。堀口捨己が監修設計した有楽苑へ。ここに来ている人は多くないけれど、きっとこれで普段の数倍なのだろう。本町通りは人で溢れていた。明日に備えて金山へ。だがねランドで親しんだ街。どういうわけか、名駅や栄周辺よりも金山がいい。駅北がちょっと商業的すぎるけれど。


11月23日(木)
「唐辛子」

家でいろいろと準備をしていたら日が暮れた。唐辛子を少し収穫。今年が特に沢山実ったのか、たいていこういうものなのかわからないけれど、残りがこの2倍くらいあるので、一苗で一年分はある?


11月22日(水)
「みなとみらいの風景@横浜市庁舎31階」

午前、横浜市庁舎で建築局優良建築設計者表彰。5社8名が受賞者として参加していたのだけれど、8名中3名が神奈川大学曽我部研究室関係者(自分+研究室OBが二人)。ちょっとうれしい。


11月21日(火)
「石狩鍋@19号館地下の食堂(神奈川大学)」

5年くらいブリに19号館地下の食堂に行ってみた。コロナで3年くらい閉じていたのだけれど、かつてとはいろいろと変貌していた。北海道フェアで石狩鍋。石狩鍋を食べている学生は見かけなかった。。。


11月20日(月)
旧平田家住宅@小淵沢(山梨)」

吉村順三展に関連して、八ヶ岳高原音楽堂の見学。このためだけに往復するのももったいないので、朝一で出発して小淵沢駅近くにある旧平田家住宅へ。山梨県民の日で入館料無料。県民じゃ無くてもいいらしい。土間が半分を越え架構の密度が高い。軒を押さえたプロポーションも特徴的。


「サービス用螺旋階段@八ヶ岳高原音楽堂(野辺山・長野)」

他のみんなとは10時頃に小淵沢駅で合流。最寄りの野辺山駅につくと、小雪がちらついている。今年最初の雪。
音楽堂は隅々まで見せていただくことができた。いろいろと緻密に検討されている。水平方向に広がる建物だけれど、垂直方向のレベル差のコントロールも興味深い。視線や動線の調整が絶妙。サービス用螺旋階段は最上部のキャットウォークからロビー、ホール(客席)、ステージ、楽屋への通路と複数の異なるレベルをちょうど良く繋いでいる。


「八ヶ岳高原音楽堂外観@野辺山(長野)」

吉村建築としては勾配の強い存在感のある屋根は、先にみた平田家住宅を思いおこさせる。平田家住宅が移築改修されたのが1991年、音楽堂の竣工が1988年で、音楽堂が先なのだけれど、屋根の勾配、軒の低さ、プロポーションなど、無関係だろうか。。。
夕方、横浜に戻り、新横浜駅から学生と一緒にタクシーで大学へ。5限からのゼミにピッタリ間に合った。

2023年11月13日〜11月19日

2023-11-18 | 日記
11月19日(日)
「富士山」

この時期になると家から富士山がよく見えるようになる。湿度が低いから。手も乾燥する。スケジュールがいろいろと錯綜して、高校の同窓会には行き損ねた。。。懸案の作業は一段階進めることができたから、まあいいか。


11月18日(土)
Voyageに向かう、学長、アジア研究センター長ほか@神奈川大学みなとみらいキャンパス」

アジア研究センター10周年のイベントがみなとみらいキャンパスで開催された。アジアの日常をめぐる、ものすごくレンジの広い話題が交錯する。それぞれ濃密で全然飽きない。懇親会では、はじめてのVoyage。クラフトビールと寿司があるというのが気になっていたのだけれど、いずれも次の機会に送られることとなった。。。


11月17日(金)
「前横浜市庁舎@関内」

某所で、某建築の見学会。見学会そのものについても、具体的には触れない方が良さそうなので自粛。ついでに中華街方面での用事を済ませる。さらについでに、方中山胡辣汤が無いかと中華食材屋を2,3軒入ってみたけれど、だめだった。途中、前市庁舎の前を通る。


11月16日(木)
「山室興作氏による六角橋についてのレクチャー@製図室(神奈川大学)」

今日から始まった建築デザインⅢ第二課題は、六角橋で地域社会圏の考え方を踏まえた次代の暮らしの場を構想する、というもの。2限の時間帯では山本理顕さんによる「地域社会圏主義とは何か」というレクチャー。「住宅」という単語そのものに、中央から管理されるという含意があるという話からスタート。興味深い話題の連続で時間が足りない。。。午後一は山室興作氏による六角橋についてのレクチャー。六角橋の歴史的な背景から見えてくる地域特性などと、六角橋プロジェクトについて。これまた興味深い。その後、7つの敷地を巡り歩き(住宅地なので少人数に分かれて)、学生のグループ分けまで。濃密な一日だった。


11月15日(水)
「早くも鏡餅@近所のスーパー」

このところ大学では、研究室をまたいで進められているプロジェクトが並行していて、学生の出入りも多く賑やか。研究室の、美波町のにぎわいづくり構想に向けた検討も新フェーズへ。
帰りに買い物によった近所のスーパーでは、鏡餅とかしめ縄とかが並べられていた。もう年末か。。。でも、こんなに早く、誰が買うのだろう。


11月14日(火)
「道の愛称・綜合案内板@杉山大神(六角橋)」

木曜からはじまる3年生の演習の第二課題では、六角橋エリアに点在する7敷地を、学生が全て回ってから希望を出す。念のために事前に回ってみた。どの敷地もそれぞれ個性的で興味深い。行きにくいルートもあって、TASAの学生たちと事前に対策を練る。
夜は、川越KIITOのオンライン・ミーティング。良い方向にまとまりそうな気配。


11月13日(月)
「新たに発刊された地域社会圏主義の本@生協(神奈川大学)」

大学でインフルエンザ予防接種。既に相当感染している人が広がっているらしいけれど、これまで感染せずに済んだ。ついでに(予防接種の保健センターの下が生協の購買部)、本屋を覗く。建築デザインⅢに関連して、山本理顕さんの地域社会圏主義の本が二段で平積み。ずっと絶版だったものが2週間ほど前に別の出版社から再版されたもの。良いタイミング。

2023年11月6日〜11月12日

2023-11-13 | 日記
11月12日(日)
「エノキ@自宅」

ようやく自宅の庭の管理ができた。もともと休日に予定している作業としては、今日は日曜大工系のつもりだったのだけれど、天気がイマイチなので庭。西側の小さな空地に生えてきていたエノキは、幹の一番太いところで、既に直径5センチくらいまで育っていた。とりあえず、枝と葉を取り除き、抜根はあらためて。


11月11日(土)
「半紙でサンドイッチされた紅葉@横浜駅近くの和食屋」

両親の米寿のお祝い。妹夫婦も合わせて8人で和食の昼食。母はずっと車椅子だけれど食欲は十分だし、父は短い距離なら自分で歩ける、まだまだ調子は良さそう。焼き物の皿の上には、紅葉した葉が半紙でサンドイッチされて載っている。半紙越しに見えるシルエットで秋を感じるという趣向らしい。


11月10日(金)
「馬場正尊さんとオーディエンス@テクノフェスタ(2号館・神奈川大学)」

大学院授業のあと、昼からはテクノフェスタ。今年度は実行委員長を担当していて、テーマ「くらしと環境の未来ー住み続けられるまちづくりを」に合わせ、馬場正尊さんと高橋寿太郎さん=R不動産と創造系不動産という最先端不動産実践者をテーマ講演にお招きして開催。期待をさらに上回って面白かった。我ながら、このテーマには、この人選は最強だった。イベント全体を通してみると幾分か課題は残ったけれど、無事に終了。


11月9日(木)
「建築デザインⅢの模型群@製図室(神奈川大学)」

3年生の第一課題提出日。インフルエンザなどで提出ができなかった人たちを除くと、全体に一定のレベルは確保されているといえるか。しかしながら、縮尺1/100で描くことを指定している図面を、1/200で描いた図面の2倍拡大で作成している学生が多かったのが残念。というか衝撃だった。。。内容は悪くなくても、そういうプレゼンがあるとB評価を超えられない。。。


11月8日(水)
「シャボン玉をつくる?@エレベータホール(神奈川大学)」

朝一からゼミで、第二水曜の会議日なので、昼からは会議対応。昨日まで北京にいたはずなのだけれど、遙か昔のことのような気がする。帰り際、エレベーターを待っていると目の前にシャボン玉のセット。どういう意図だろう。。。


11月7日(火)
「中国における食寝分離は80年代@中国住宅近現代史の展示(北京工芸美術館・中国非物質文化遺産館・北京)」

午前中、北京工芸博物館に連れて行ってもらい、中国での住宅近現代史の展示などをみる。カタログがあったら良かったのだけれど、残念ながら無い。その後、北京服装学院で学長に面談したりしてから空港へ。順調に帰国。4年ぶりの北京はあっという間におしまい。昨日の北京の最低気温は−2度だったようだけれど、今日の東京の最高気温は27.5度だったとか。。。冬から夏へ。


11月6日(月)
服装博物館@北京服装学院」

朝は北京服装学院で内田先生と六角先生の講演。その後、同じ建物内にある中国の服飾に関する展示を見せて貰う。7つの展示室に濃密な展示物。うらやましすぎる。収蔵品は更に数倍あるとか。その後、地下にある工房エリアも見て回る。悲願だった神奈川大学の木工工房の10倍以上はあるか。隣の芝生は新緑だった。


「方中山胡辣汤@惠新西街南口駅近く(北京)」

昼食は服装学院近くにある軽食屋。最近すごく流行っているらしく、一時間以上並んでようやく食べられるとか。昼食時間としては遅めだったので待たずに入れた。
夜は辛く無い四川料理。毎食美味しい。幸せすぎる。また体重が増えそう。

2023年10月30日〜11月5日

2023-11-06 | 日記
11月5日(日)
东交民巷@故宮の少し東南東(北京)」

今朝は須崎先生の講演の後、学生たちに設計課題(国際コンペ)を三つ示して、選んで貰うように伝える。その後、ホテルを移動し、六角先生を迎えに行った李先生と蘇くんが戻ってきてから、昼食に行って、李先生の案内でちょっとだけ街歩き。東交民巷は19世紀中頃以降、各国の大使館が集まっていたエリア。中には入れないけれど、雰囲気は確認できる。


「涮羊肉@阳坊胜利(冬季オリンピック村の近く・北京)」

その後、日が沈みかけた頃にはとても寒くなり、車の中から街の様子を伺う。最後は阳坊胜利で涮羊肉。小型の鍋がそれぞれの前にあって、具材の乗った回転テーブルが自動でゆっくりと回っている。食後、ちょっと早めに終了。


11月4日(土)
「ポスター@北京交通大学」

早朝、羽田経由で北京へ。空港は混んでいたけれど、機内はガラガラ。ビザ取得の煩わしさを考えれば、当然ではあるか。北京首都空港では北京服飾学院の李先生と先入りしていた蘇くんが空港に迎えに来てくれていた。北京交通大学へ。15時ちょっと前、到着するなり講演(ポスターをみたら14時半〜となっていた)。かつてに増して学生たちが積極的で、次々と質問がくる。


「李先生と内田先生@方家胡同(雍和宮駅南・北京)」

この日は北京交通大学内のホテルに宿泊で、夕食もそのホテルの中のレストラン。北京ダックで始まる晩餐。いつもながら、大学内の設備の充実度はうらやましい。4年前の同様の出張で同行した中国人留学生が来てくれていて(瀋陽で働いている)、彼の知り合いが設計したクラフトビール屋に行こうと、賑わう胡同へ。30人待ちとかで、その店には入れなかったけれど、真っ暗な四合院の中を見て回ったり、ディープなナイトツアー。


11月3日(金)
「オープンガーデン@旧市原重治郎邸(白楽駅近く)」

大学では、学園祭・神大フェスタの準備中。それとは関係なく打ち合わせのために研究室へ。家に帰る途中、市原邸のオープンハウス(タイトルはオープンガーデンだけれど、建物内にも入れる)。
夕方帰宅後、明日からの出張準備。中国東北地方に住むオンライン中国語会話の先生によると、DiDiをスマホで設定しておけば、日本の銀行のカードでも中国でタクシー配車アプリとして使えるとか。今回は必要なさそうだけれど、今後のために準備。


11月2日(木)
「龍角散ダイレクト@喉の調子が悪く、研究生が見かねて買ってきてくれた(研究室・神奈川大学)」

暖かい。連休はもっと暑くなるらしい。もう11月なのに。根っこが出てきたモンステラの植え替えができずにいるけれど、暖かいからもうちょっと先でも大丈夫か?
3年生設計演習は来週提出。みんな間に合ってくれることを祈ろう。


11月1日(水)
「唐辛子」

修論中間発表会にはじまり、打ち合わせが破綻気味に重なる日。
唐辛子は良い感じの色になっている。はじめてなので、どういうタイミングで収穫すべきか判らない。そろそろ?


10月31日(火)
「ゆっくり進む防潮堤の工事@日和佐浦」

日和佐にぎわいづくり協議会で、西伊豆と辰野からゲストを招いての講演会と協議会。それぞれ、民間サイドと行政サイドから一人ずつ、合計4人のゲストを招いた。興味深い活動を実践している人たちはみんなポジティブ。聞いていて楽しい。西伊豆には今度体験に行かなくては。辰野からのゲストは二人ともバイクで来た。しかも一人は小学校低学年のお嬢さんと一緒に。


「急いできたのに飛行機遅延@徳島空港」

夕方、時間には余裕があるつもりで日和佐を出たのだけれど、数カ所でものすごく渋滞していて、カーナビの到着予想では一時期、間に合わない時間も表示された。いろいろと別プランを検討しながら運転。結果としてはギリギリ間に合ったけれど、飛行機も遅延。。。


10月30日(月)
「浮世絵みたいな富士山@羽田空港」

朝からバタバタといろいろと対応して、夕方の便で徳島へ。本当はもっと早い便で日和佐に到達したかったのだけれど、タイミング的に外せないことがあって断念。レンタカー屋のある繁華街のホテルにしてみた。