3月21日(日)
「もくもくもくで草木染め@上勝(徳島)」
翌朝は晴れた。上勝アートプロジェクトの「もくもくもく」で、Tシャツを草木染めするという企画。「もくもくもく」からみた鳥と魚の絵(イラストレーター加藤朋子さんデザイン)に、地元の染色アーティスト阿部正臣さんの指導で染色により風景を重ね合わせる、という長時間体験企画。ぼくは解説係?兼参加者。
「完成@上勝」
本気な草木染めは厳密でハードで楽しかった。手前の4つが山桃、真ん中の4つが上勝茶、奥の4つが茜。矢印のところに「もくもくもく」がある。手前の木が整理されて、下から見えるようになった。
3月20日(土)
「乗換@成田と羽田」
成田着が暴風のため予定より30分遅れる。到着予定時刻の2時間半後に羽田発の徳島行き(最終)に乗るという少し無理した予定だったため、かなり焦る。が、羽田発も暴風で少し遅れて、ぎりぎり間に合った。移動しながら電話で相談に乗ってもらっていたJALの窓口の対応が素晴らしく(状況の理解が正確で無駄が無くて機転が効いていた)、とても助けられた。徳島空港からレンタカーで上勝へ。着いたら夜の9時半。雨がふりはじめる。あーあ。
写真はトランジットのフランクフルト空港。737とかMDとかAvroとか、小さい機体ばかりで、かわいい。
3月19日(金)
「Aker Drygge(ショッピングセンター)@オスロ」
最終日は雨。まあ、これまで晴れてたからよしとするか。
湾岸の倉庫街を改修してつくったという商業建築ゾーンに行ってみる。中は新しすぎて普通。
ここも含めて、古くからの中心街も新しい話題の場所も歩ける範囲。
「遊具@オスロ空港(ガーデモエン)」
帰路。
宮本さん絶賛の効率的配置計画の空港。なるほど、両サイドに飛行機がならび、到着と出発が階で分かれている。ボーディングブリッジが二階建て。そういう中で、子どもが遊具で遊び、おっさん達は昼間っからシーフードで飲み(ぼくも)、免税店では多国籍な人たちが多国籍な買物をする。それぞれが楽しそうで、福祉ってのはそういうことか、って思う。
3月18日(木)
「民家園@オスロ」
朝早くにオスロに移動。飯塚のプロジェクトの関係もあって民家園に行ってみる。ノルウェイのいろいろな民家が移築されている。木の瓦で、防水紙が白樺の樹皮。木でつくることへの執着と挑戦か。この町は、空港をはじめ、各所に林業国の誇りが現れる。日本も林業国だったか・・・。
「建築美術館@オスロ」
スヴェル・フェーンのリノベーション。建築の美術館を、その国の重要な建築家が手がける。当然の事のように思えるが。
「話題のオペラハウス(スノヘッタ設計)@オスロ」
「階段が多いし滑りやすいぞ。自転車とかスケートボードは禁止だけど、あとは各人の責任で勝手にしろ」っていう看板がある。つまり、登りたければどうぞ、ってことだ。屋上には、手すりがなくて、ゴミ箱があった。
「雪山(屋根)登山@オペラ(オスロ)」
登ってみた。途中、ホワイエを見下ろす。
3月17日(水)
「ウォッツォンの教会@バグスバード(デンマーク)」
宮本さん、小川さんと合流して、レンタカーでいろいろ回る。ウォッツォンの建築は工業化とデザインと建築空間を横断していて、かなり興味深い
「ヤコブセンのガソリンスタンド@ベルビュー(デンマーク)」
ベルビューにはヤコブセン建築がたくさん。ガソリンスタンドはひさしが薄い。少し離れたら、上に隠してある補強のリブが見えるんじゃないかとおもうが、見えない。カーボンファイバーか(うそ)。照明は、庇に当てる間接光。
「クリスチャニア@コペンハーゲン」
小川さんの情報をもとに、クリスチャニアへ。ちょっとした歴史的事情から、住民の自治で成り立つこととなった特異な町。コアな部分は写真をとらせてもらえないのが残念だけど、市内の建築博物館で関連した本を購入(しかし、生活像がわかるような資料は少ない)。寿の将来像を考える上での一つの極として参考になる(はず)。
密度ある一日が完了。
3月16日(火)
「アカデミア書店@ヘルシンキ」
アアルト設計の本屋。キアズマ、テンペリアウキオ教会もそうだったけれど、この街の建物ではトップライトの取り扱いが深い。ある種の憧れのかたち?。スガモレとかが心配になる。
3キロはありそうなヘルシンキ都市史の本に、エリエール・サーリネンの都市計画図が出ていたんだけれど(労働者居住地区も設定)、重すぎて断念。
夕方、コペンハーゲンに移動。
3月15日(月)
「テンペリアウキオ教会@ヘルシンキ」
リサーチでカッリオに行く前に、テンペリアウリオ教会に立ち寄る。予想より小さい。写真では伝えにくい独特の空間感が魅力的。人口と自然が緊張感をもって共存している。岩をくり抜いてつくった町、っていうのがよくわかる。
カッリオは労働者の居住地域だったらしいんだけれど、軽く歩いているだけではわからない。
「スオメンリンナ行きフェリー@ヘルシンキ」
夕方、時間があったので、フェリーに乗って近所の島まで海上雪上行軍をやってみる。ガリガリ進む。不思議な感覚。
「晩ご飯@ヘルシンキ」
昨夜に続いて、フィンランド郷土料理の店。Reindeerってのをメインで食べる。何か鹿の一種だろうと思っていたらトナカイだった。サンタクロースの国ではトナカイを食うわけか・・・・。昨日よりうまかった。コート掛けは鹿の角。手製。
3月14日(日・つづき)
「キアズマ@ヘルシンキ」
夕方市内に到着。閉館間際のキアズマによってからホテルへ。別府プロジェクトの小川さんに教えてもらったHotelli Finnは、安くて、駅にもストックマン(デパート)にもキアズマにも近くて便利だったけれど、ネットが超微弱。部屋の入口脇のコート掛けの上にある棚でしか入らない。
「地下鉄@ヘルシンキ」
地下鉄に乗ることを目的に地下鉄へ。目的地はなく、西の端で降りてみる。岩場をくり抜いた地下鉄路線で、駅はいかにもくり抜いた感じのインテリア。
トラムでフィンランド料理を食べに(十分歩ける距離だったが)。ヘルシンキはトラムが充実している。すごく低床で、文字通り、靴の代わりな印象。
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