曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2017年2月13日〜19日

2017-02-26 | 日記
2月19日(日)
「Treasure Hut@台北國際藝術村-寶藏巖(台湾)」

朝の飛行機で台北へ。町の既存資産活用視察&丸山美紀さんのトーキョーワンダーサイト成果展。台湾に3ヶ月滞在して、台湾の文化とか地域素材とか国民性とかを読み解いて、新たな形式の茶室として再定着する、というもの。座敷は台湾の少数民族の生地だとか。お茶を点てて頂く。お菓子も台湾のもの。


「ディテールは輪ゴム@Treasure Hut(台湾)」

展示用の建物内にもう一つの建物がはまっている、っていう構成で、構造は割った竹。ジョイントは輪ゴム。一人で作業が可能な納まりを開発したのだとか。普段の丸山さんからは想像できないポップさと、いつもの丸山さんらしい思考の様子が透けてみえる感じの組み合わせが面白い。


「自販機@台電大楼駅(台北)」

その後、ホテル(?)にチェックインしてから町へ。Hotel's.comでとった宿。直前に、待ち合わせの場所を決めよう、っていう怪しいメールが来ていた。高層の割りと大きなワンルームマンションの中に10室を所有していて、そこを貸しているらしい。だからフロントは無い。Wifiは、各室にモバイルWifiが置いてあって、外出時は持ちだして良い。これは便利。
写真はほとんどの駅においていある自販機。コインロッカーではない。割りと幅広いモノが売られている。


「四四南村@台北」

古い建物を活用して特徴的な街区を形成している有名事例をまわるのが今回の目的の一つ。ここは古い軍人村の建物を活かした、ということなのだけれど、メインの建物の大半は鉄骨造のおそらく新築。エイジング加工が余計に悲しい。周辺に、塀のような位置で元の外壁が使われているところがある。活かし方の参考にはなるが。華山1914は数年前からは大きく広がっていて、使われていない建物はない。相当商業化している。


「空き地公園@公館ちかく(台湾)」

夜は丸山さんが知り合った地元の証券会社OLの方を交えて会食。いろいろ質問。街中には写真のような空き地がたくさんあって、「美麗的力量」という看板が立っている。建物を解体したあと次の建物が建つまで、緑化して地域に開放しているという。日本だったらコインパーキング。土地を公共が所有しているからできるのだろうと思っていたら、民地だという。駐車場にすることを禁止する法令があるかもしれないとのこと。
東門餃子館の酸菜白肉鍋(白菜の漬け物がベースの鍋)は絶品だった。


2月18日(土)
「キーボードカバー@新しいマック」

4年使ったエアーから、同じ重さのプロに交換。USB-Cに統一されたコネクタは良いことも多くて(机に座るたびに電源、モニタ、USBと指していた作業がワンアクションで済むなど)不満は無いが、最大の問題はキーボードの音。移動中にPC作業ができないと暮らしが破綻(?)するので、普段から静かなキータッチを心がけていたんだけれど、これではどうにもならない。キーボードカバーをつけてみるものの、騒音量は2%程度の減か。。。外付けキーボードが必要かなあ。


2月17日(金)
「すずめ@代官山TSUTAYA(東京)」

卒業論文関連行事の最終日。今年の最終日は夜の懇親会のみ。昼間は打ち合わせを数件。朝一での打ち合わせは代官山TSUTAYA。暖かくなったので外の座席にて。犬の散歩のついでによってコーヒーを飲んでいるオジサンとか、どういう仕事の人なんだろう。中目黒に最近できたTSUTAYAにはコロコロコミックが置かれていない(代官山も?)というはなしから、話題が広がる。


2月16日(木)
「白楽の新しい店@白楽(横浜)」

今年度最後の会議日。帰り道、家まで歩いて帰ると、新しい店ができていた。看板が出ていないけれど、アジア系雑貨の店か。


2月15日(水)
「コンパクト階段@渋谷(東京)」

朝、都内での打ち合わせをしてから、午後は修士論文発表会。今年の修士発表者は大半が曽我部研究室なので、何だか新鮮みにかける。なんとか、無事発表会シリーズは終了。なんだかんだいって、結構疲れる。


2月14日(火)
「総評@神奈川大学卒業設計優秀作品講評会(神奈川大学)」

朝、修士の発表練習。その後、午後は卒業設計優秀作品講評会。一次選考ではギリギリ滑り込んだ作品がベスト3に入るなど、動きがある。図面と模型だけで圧倒されるようなものがない、今年の特徴か。ゲストで来てくれた川辺直哉さんには、昨今の他大と比べておとなしいというコメント。どうしたものか。


2月13日(月)
「熊本空港2階@熊本」

朝の飛行機で熊本から戻り、大学で卒業論文発表会。熊本空港では2階ショップゾーンと2,3階レストランゾーンとが工事のために分断されていたんだけれど、ようやく開通したらしい。もともと、大改修工事をしてから数年しかたっていないので、震災後もちゃんと改修して使うんだろうと思っていたら、結局建て替えるらしい。



2017年2月6日〜12日

2017-02-15 | 日記
2月12日(日)
「外壁への張り紙@みんなの家(熊本)」

午前中は、野老朝雄さんと県庁の方々と熊本の仮設団地などの様子を視察。団地ごとに使い倒されている様子が異なる。総じて張り紙が多い。掲示板スペースとかはあまり関係無くチラシが広がっている様子は、それはそれで悪くない。


「路上ミーティング@熊本県立大学近くの居酒屋(熊本)」

午後は熊本県立大学で今年度最後のKASEIの総会。最初は野老さんのレクチャー。KASEIの学生たちと野老さんの意識が共有できたことが大きな成果。学生たちの活動の様子も、主体的な意識がその活動の多様さに繋がっていて頼もしい。打ち上げ会場に移動すると、先についている大阪市大宮本さんと大阪工大前田さんが、路上でのようなミーティング。机も座布団もあるんだけれど。


2月11日(土)
「穴子白焼き@寿司竹(八幡・北九州)」

卒業設計の発表練習をしてから北九州へ。ギリギリのスケジュールで組んでいたらジェットストリームに押し戻されて飛行機が遅着。空港から学研都市行きの高速バスに乗り、黒崎BSで路線バスに乗り換え八幡に向かうという新ルートを開拓。夜の寿司竹でのチョイスの方はいつも通り。遅くに熊本まで移動。


2月10日(金)
「手すり壁の補修メモ@神奈川大学(六角橋・横浜)」

朝一便で徳島から戻る。某委員会をすっかり失念し(出られたとしても最後の30分だったけれど)、卒業設計の審査。なんだか平均化している。狂気に近い熱意をはらんだ学生とか、過去の遺物。他大の先生方から聞く話しも割りと共通しているんだけれど、どうしたものか。


2月9日(木)
「津波予想水位が表示されていた@谷屋前(美波町・徳島)」

日和佐にある廻船問屋・谷屋の保存に向けて、各種の職人の方に見て貰う。この日は、曳き屋(曳屋岡本)、左官(竹岡左官)、大工(宮田建築工房、沖野棟梁)の4氏。みなさん、それぞれの存在感があって、4人一緒にいる姿をみていると、それだけで映画になりそう。夜は役場のそばのお好み焼き屋を体験してから、翌日に備えて徳島まで移動。


2月8日(水)
「遠くに臨む赤松防災拠点@美波町(徳島)」

横浜で一件打ち合わせをしてから徳島へ。そのまま赤松の現場へ直行。建方が少しずつ進む。屋根材(深い黒)が載ると印象は違ってくるだろうけれど、遠くからでも木材が山のようになっている様子が伺える。それにしても、徳島は寒い。油断していた。。。


2月7日(火)
「ハバナクラブ@研究室(神奈川大学)」

朝から入試監督。この時期、研究室にはいろいろは郵便物が届くのだけれど、海外からの小包。何だろうと思ったら、少し前にフランスから来ていた留学生がキューバに行ったとかで、そこからのプレゼント。来春、みんなで楽しもうと思う。


2月6日(月)
「さざなみ園@大三島(愛媛)」

さざなみ園でのうちあわせと、諸々の検討。いつもとは反対側から園に向かって歩いてみたり。夜の便でもどる。広島空港はラウンジ工事中で、1000円の食事券。




2017年1月30日〜2月5日

2017-02-07 | 日記
2月5日(日)
「門扉解体終了@さざなみ園(大三島・今治)」

朝、学生たちと合流して門扉解体。コンクリートブロックを四角く囲って積んだものなので、コンクリートでできた笠木部分を撤去すれば後は簡単と思っていたら、中にもコンクリートが詰まっていた。。。その芯の部分はそのままにして移動。無くなってみると、それまでとは異なるイメージが浮かび上がってくるのが面白い。


「陽明門じゃなくて孝養門@耕三寺(生口島・広島)」

夕方の空いている時間で、隣の生口島へ。キッチュな存在感が気になっていた耕三寺へ。たまたま、潮聲閣という住職(当時は東洋径大鋼管製造所社長)が最初に手がけた母のための別荘から見始める。潮聲閣のみがオリジナルデザイン。要素の濃さにある種の狂気の片鱗が感じられるものの、ご母堂逝去後に自らが住職となって作り続けた有名寺社建築コピー建築群には驚かされる。東武ワールドスクエア?。


2月4日(土)
「1+4=?@機上(羽田→広島)」

入試監督。空き時間に研究室の片付け。
その後、最終の広島行き経由で福山まで。機内無線LANがだれでも無料になったのにあわせて、セキュリティチェックがちょっと更新。以前は画面に表示されているアルファベットなどを転記するというものだったのだけれど、新しい仕組みでは計算式。最低限の知性がチェックされている?。


2月3日(金)
ライフ・イズ・クリエイティブ東京展オープン@3331(秋葉原)」

15時の展覧会オープンに向けて、最後の詰め。会場構成的には余裕のある進行?。雑用溜まってきたし、翌日は朝から入試だし、ってことで、夜の展覧会オープニング関連企画は失礼させて頂き、家で作業。


2月2日(木)
ポコラート展@3331(秋葉原)」

午前中、関内外の建物活用関連の打ち合わせなどを経てから、3331での展示設営。割りと順調?。
隣接の展示スペースではポコラートの展示。アール・ブリュのような障がい者芸術がもつ枠組みへの違和感からスタートしたものか。表現せずにはいられない人たちの思いが溢れる興味深い作品が並ぶ。一部の作品解説に、障がい者芸術と位置づけた上での視点と感じられるものがあったような、、、


2月1日(水)
「南を臨む生き物たち@3331(秋葉原)」

神戸KIITOのライフ・イズ・クリエイティブ展の巡回展。最初の神戸展の時には、地域の恒例の方々と一緒に会場づくりをするのがテーマだったんだけれど、今回は地域との直接の関わりはないし、スペースがホワイトキューブ仕様ということもあって、まったく異なる計画。昼休みにエントランス前の階段を通りすぎると、みんな南を向いている。


1月31日(火)
「敷石の歴史@桜木町駅前交差点(桜木町)」

主に横浜周辺の一日。途中、桜木町で足元をみると、現状と異なる点字ブロックの痕跡。点字ブロックのルートが変わったのか、別のところの蓋を持ってきてしまったのか。


1月30日(月)
「Wifiルータ@自宅」

半年くらい前から、いつも仕事をしている場所にWifiの電波が届きにくくなっていた。1.5階くらい上にあるルーターの電源を入れ直せば繋がるんだけれど、結構なストレス。結局、子ルーターを設置。もっと前にやっておけばよかった。