曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

10月17日~23日

2011-10-24 | インポート

10月23日(日)
「宇土小学校@宇土(熊本)」
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新しいアートポリスプロジェクトのコンペの一次審査。現地を回ったり、打ち合わせをしてから審査。安藤さんの体育館がある中学校の敷地を広げて、小学校を追加して、小中一貫校にする、っていうもの。
で、それに先だって、朝早く、昨日のシンポジウム登壇者も揃って、CAtの宇土小学校を見学に行く。かなり挑戦的な計画だと思ったんだけれど、かなり好意的かつ積極的に受け入れられていてすばらしい。本当によくできていて感心する。カメラの撮影モードを間違って、変な色。


10月22日(土)
「元寿屋@八代(熊本)」
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園の方からの情報で、不具合があるっていうので、八代の保育園の現場へ。できてちょうど10年。専用のクレセントが必要なところに、アルミサッシ用のがついていたりしている。
向かう途中で、23年前に住んでいた家(伊東事務所時代)の前を通ったら、寿屋(スーパー)のビルが高齢者向けの施設になっていた。


「打ち上げ@熊本駅近く」
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午後は駅前にできた森都心ビルのホールで、アートポリスのシンポジウム。例によって、伊東豊雄、KDa、佐藤光彦、西沢立衛、太田浩史(以上、敬称略)っていうメンバーなんだから、会場が溢れていても良さそうな・・・。この地域ではちょっと麻痺してるかも。
打ち上げは酒屋の2階で豪華ケータリング。店名は日比野さんのデザインとか。日比野さんづいている。いつもの熊本の夜らしく、遅くまで飲む(歌う)。


10月21日(金)
「陸蒸気@八代(熊本)」
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都内で某都市プロジェクトの打ち合わせとか、学会での編集委員会などを経て、八代へ向かうために羽田へ。ビール飲もうと思ってラウンジに行ったら、日比野さんと遭遇。来週のワークショップなどについて話す。前回合ったのは一年前、新幹線で飲んでいるときだった。
で、悪天候で飛行機が遅れたりして、市内に入ったら夜11時近い。23年前、はじめての八代で飲んだ店「陸蒸気」へ直行。大将は70過ぎたっていうけれど、全然変わらない。うまい。23年前に市の担当者として一緒に飲んだ方々の一人U氏が、今では副市長だとか。


10月20日(木)
「Pタイル@神奈川大学」
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いつもの授業日な木曜日。この間まであった模型台のあとが、何故かかわいいカラーリングに。


10月19日(水)
「写真@新・港村(馬車道)」
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昼は都内某所で某ブレスト。内緒なブレストで、相手はブレストしている本人たちにも不明、っていう不思議な集まり。夜は、寿関連プロジェクトの打ち上げを、新港村の中にある倭館のなかで。こちらもちょっと不思議な雰囲気で、飲み過ぎる。
写真展が展開する新・港村。最終フェーズで盛り上がりが高まりつつある。


10月18日(火)
「模型製作@神奈川大学」
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馬車道とか大学とかで色々打ち合わせ。
研究室では、来週からはじまる、ギャラリー間での展覧会用の模型製作がつづく。ほんとに今年は絶えず何かが進んでいる。


10月17日(月)
「新潟大学の宿泊施設@内野(新潟)」
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朝出て、帰京。都内で数件打ち合わせに回った後、夜はカクダイヨンカイギなるもので、関内の中華屋他で飲む。携帯のカメラには、ライムの刺さったグラスの写真がたくさん残っていた。なんでそんなものを撮ったんだろう。


10月10日~16日

2011-10-17 | インポート

今週は一点透視を中心に選んでみました。

ところで、来週FUTURE SKETCH WORKSHOPっていうののファシリテータをやるんですが、申し込み締め切り後にキャンセルが複数出たとかで、再募集をするんだそうです。「急告求む」っていうメールがきたので、ご案内です(まあ、ここが告知に役立つかどうかわかりませんが・・・)

http://www.tokyofuturesketch.jp/workshop/entry.html



10月16日(日)
「客殿@妙光寺(新潟)」
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早朝の新幹線で新潟へ。環境芸術学会のシンポジウムに出るのにあわせて、来年の水と土の芸術祭の関係で市内を案内してもらう。新潟大学に向かう途中で、っていうか少し遠くまで寄り道をして妙光寺へ。東工大で図学を教わった茶谷先生の設計。江戸中期の本殿の屋根を外して、外構を土間空間として包含しつつ、全体を鉄骨の架構で覆った鞘堂式の大胆な改修。かなり面白い(知らなかったんだけれど)。


「立体交差の河川@内野」
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環境芸術学会のシンポジウム。会場となった新潟大学教育学部がある内野の名所の一つが、この立体交差。全国でこういう場所が7カ所あるらしい。上の細い方の川が元々あった川で、下の大きな川が人工的につくった川。新潟は、全国一の県民人口を誇った時代があるらしいけれど、往事を忍ばせるダイナミックな都市整備。
客席では、たほりつこさんや池田政治さんなどに、すごく久しぶりにお目にかかる。一緒に登壇した渡辺さんとは先週に引き続き2度目。酒の売れ行きが下がって酒蔵が閉じてる、っていうので、少しでも貢献しに繰り出す。


10月15日(土)
「ゼミの飲み会@自宅」
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毎年やってる見学会兼飲み会。今年は割と平和に終える。


10月14日(金)
「テーブル@自宅」
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新しいテーブルが届く。ウォールナット。


10月13日(木)
「トリエンナーレ関連企画のテーブル@大学」
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学生達が台を作成し、会田誠さんが大学に来て作画。通り過ぎていく学生達は、会田さんがものすごく有名な人だっていうのは知らないにちがいない。週末に赤煉瓦倉庫で行われる、アートDEデート用。見に行けないのが残念。


10月12日(水)
「道路の標示@白楽」
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月例の会議集中の日。道路の表示の補修がかわいい。


10月11日(火)
「住宅地展メモ@みかんぐみ(馬車道)」
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朝は都内でブレスト。普段と違うあまたの使い方がちょっと楽しい。午後は、新・港村のプロセスをレクチャーするのの準備。古いメモをあさる。一つのきっかけとなった、住宅展示場型の原寸の建築展の構想は2009年の終わりだった。


10月10日(月)
「みんなの家@仙台」
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朝、電車とタクシーを乗り継いで、工事が進むみんなの家へ。昨日は市長が来たらしい。タクシーに待ってもらって、ちょっとだけ現場を見て、すぐに横浜に向かう。


「アーキエイドのディスカッション@新・港村(馬車道)」
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アーキエイドについてのシンポジウム。登壇者が多く時間が短かったので、前日の仙台でのシンポジウムにおける議論で垣間見た、行政サイドがもつ建築家への印象を話す。でもみんな、それほどセンシティブにはならないみたい。UIAのテーマセッションで、八束さんが、「このままだと日本の建築は好事家が相手のものになるし、自分はそんなことにくみしたくない」っていっていたのを思い出す。


10月3日~9日

2011-10-10 | インポート

10月9日(日)
「東北大関連シンポ@せんだいメディアテーク」
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東北大建築学科創設60周年のイベントに関連したシンポジウム。震災に建築学は何ができるのか、っていう壮大な企画。基調講演の阿部仁史さん(写真)を除くと、建築家の登壇者はごく少なく、しかも、行政関係者も含め、他はみんな東北大学建築学科関係者ばかり。このテーマだけでも大変なのに、ものすごいアウェイ感。社会的に認められている、数少ない建築家の職能は、飲みながら市民の本音を引き出すことのようだ。まあ、ともかく、かなり勉強になった。


「色紙@一心(メディアテークそば)」
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夜は、工藤国男さん、阿部仁史さん、本江正茂さんらと、魚と日本酒がうまい店に。曽我部を含め、眼鏡の坊主たち。裏社会な雰囲気で歩く。同じ坊主頭セットでも、ディディエ・フォスティノさん、藤本壮介さんとの時は格闘技だったんだけれど・・・。
小野田さんや福屋さんが合流し、遅くまで・・・。それにしても連日・・・。


10月8日(土)
「小泉さん設計の集会所@黄金町」
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黄金町バザールのイベントでシンポジウム。はじめてこの地にかかわった2006年頃は廃墟のようなエリアだったんだけれど、まったく異なる町になっている。角舘さんが言っていたとおり、あの頃は、なんだかコソコソと色々なことを心配しながら町に関わっていた。監視している警官と、時折現れるヤクザの姿以外には、あまり人影もなかったし。信じられないほどの変貌。あの頃だったからこその特有の苦労は、いまとなっては懐かしく、かつ楽しい思い出。
シンポジウムの途中で退席して仙台へ。


「家具@10-BOX(卸町・仙台)」
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学生達が、くまもとアートポリスの「みんなの家」の家具をつくっているので、見に行く。木のコンディションが難しい(つまり、節とか色とかが多様)だと聞いていたので心配していたんだけれど、想像以上に、キチンとできていて安心。置き畳を、内装が終わってから現場に合わせながらつくることにしたとかで、ちょっと工程が心配か。
学生達と、寿のプロジェクトで一緒に活動していた小野田研究室の学生を交え、壱弐参横町の居酒屋で飲む。このエリアの魅力的なバラック感は健在だった。2件目で「源氏」に行こうと思ったら、閉店後。


10月7日(金)
「バウハウス@中山駅近く」
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この日も朝早くから中山。詳細については省略。
写真は、バウハウスっていう名前の喫茶店。ほかにも、何かの機会に行ってみたいと思わせる店が、中山には少なくない。南口側に、特に興味深いエリアがある。
みかんぐみでの作業を経て、夜は飲みながらの打ち合わせで恵比寿。大きな祠が一緒になったマンションの近所の店でのむ。恵比寿はラーメンともつ鍋と思ってたけど、魚のうまい店が多い?


10月6日(木)
「ほうれん草のカレー@研究室(神奈川大学)」
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午後の演習科目の非常勤の方々に、自己紹介を兼ねたミニレクチャーをしてもらう。三者三様かつマニアックで面白かった。渡瀬さんが紹介してくれたメキシコのグアナファトは、不要となった銀坑道や水路を車道として活用しているから、車が町にあまり出てこないとか。そういうインフラの見立て方の視点は、きっとこの先の日本でも求められる。我々が、その見立て方に気がつけるかどうか・・・・。ともあれ、行ってみたい。
昼は、大学の近所にできたカレー屋のテイクアウト。安くておいしい。


10月5日(水)
「リンゴとブドウ@神奈川大学附属高校(中山)」
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土曜に続いて、NHK高校教育講座の収録。場所の見立てに合わせたカスタマイズに向け、必要なものをつくっていく。学期の境目で、学園祭の準備なども重なっていて、高校生も忙しい。スケジュール調整に難航したけど、良い方向にまとまったと思う。
高校は、外構の植栽が興味深い。ここはメンデルブドウとニュートンリンゴの理系の植樹。メンデルはエンドウ豆じゃないか、って思って調べたら、ブドウもやっていたらしい。とあるサイトの記載では、ブドウの品種改良をやりたかったから、エンドウ豆で実験したとか。


10月4日(火)
「ネオン@秋葉原」
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馬車道で諸々やってから、八潮まちづくり関連の打ち合わせで、八潮市に。住宅設計も佳境を迎えつつある。学生達は、建築を巡る社会がどのような思考を引き寄せるのかが少しずつ判ってきたようにもみえるけれど、どうなのだろう(今年は活動が多様だからなあ・・・)。
帰りは秋葉原ルートで。それにしても、すごい風景。写真ではわからないけれど、この状態に加えて、目の前を新幹線の屋根が移動する地面のように滑っていく。


10月3日(月)
「鳩@桜木町」
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丸山純子さんの作品上部にだけ、鳩がたくさんいる。廃油石鹸に集まるのか。
午後は大学で諸々。夕方に、建築学科の特別講演で構造デザイナー陶器浩一さんに話をしていただく。気仙沼で続けてきた活動の、出発点からついこの間の状況までのレポート。種々の紆余曲折を乗り越えて、かかわる人たちの気持ちを丁寧に受け止め、さまざまな社会的手続きにも真摯に向かい合いながら、膨大な作業をこなしていく姿には、文字通り感銘を受けた。
研究室で学生達を交えて少しのんで、関内に出て、韓国料理とイタリアンのハシゴ。夜中、関内建築案内として、石井和紘さんの同世代の橋を案内してから、帰路に。


9月26日~10月2日

2011-10-03 | インポート

10月2日(日)
「東京2050展@マルビル(丸の内)」
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東京2050展のギャラリートークを小野田泰明さんと一緒に。他の11チームとは明らかに異なるテイストを目指したんだけれど、表現はともかく、まったく大きく異なったものばかりではなかったことが少し想定外。ギャラリートークは少し伸びて、一人先に退席して小走りで神大へ行き、午後から入試対応。予定の新幹線には乗れず、一つ後までが意外と開いていて焦る。


10月1日(土)
「焼き鳥屋@中山」
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このところのダメージが残るものの、頑張って朝からNHK高校教育講座の収録で神奈川大学附属高校へ。中山の商店街はなかなか興味深いところが多く、古くからの独自運営の店舗が結構ある。高校生達はかなり悩みながら頑張っている。
帰りに、下見に来たときに気になった、コンビニ横の焼き鳥屋用座席広場に、焼き鳥屋の車が来ていた。ビールはとなりのコンビニで買って、焼き鳥を車の中で買うっていうシステム。テイクアウトの人や、車の中で飲んでる人もいて、結構繁盛していた。


9月30日(金)
「記念撮影@東京電機大(お茶の水)」
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早朝のみかんぐみスタッフ採用面接からお茶の水での打ち上げまで、20時間近く外に出ていた長い一日。
午後は、新丸ビルで東京2050展についての5分プレゼン。10分の映像を倍速で流しながら説明したので、ほぼぴったりだったはずだけど、みんな10分は説明してたなあ・・・。東京2050を途中で抜け出し、夜は、東京電機大で講評会。テクトの山下さん、構造の腰原さんと。その後、神田あたりで飲み、あやうく終電が無くなりそうになって、タクシーで東京駅へ。


9月29日(木)
「桐@つづらぎ農園(妙蓮寺)」
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大学など諸々。締め切りとか雑用とか多い・・・。ため込んだのが悪いんだけれど、異常にばたばた。気になる資料を全部捨てちゃいたい気分。
この間の台風の被害では、前の農園のビニールハウスが無傷なのに驚いていたんだけれど、農園入り口近くの桐の木が倒れていた。


9月28日(水)
「ダーバンプレゼン@UIA大会(東京フォーラム)」
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最終日は、新横浜から新幹線で東京まで。新横浜までは、自宅からタクシーで800円と、実は結構近い。
UIA最終日では、ブータンの首相であるシグメ・ティンレー氏の講演が建築家向けに組み立てられていて、他のさまざまな議論を関連づけながらこの先の建築家に求められることを浮かび上がってくるようで、感動的だった。最後はスタンディングオベーション。閉会式では次回の開催地ダーバンによるプレゼン。手書きアニメがかわいい。行きたくなってきた。


9月27日(火)
「炭化ケイ素の構造部材@@UIA大会(東京フォーラム)」
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二日目は、他での移動もあって、駐車場も2000円だってことなので、車で。
朝からテーマセッションがつづく。異常に長く話す人もいて、席上であせる。オーガナイザーの方々の焦りに比べれば1000分の1にも満たないだろうけれど。で、オーガナイザーの面々のコーディネートがすばらしく、昨日来の5つのセッションが無事に終了。
中庭では、今川憲英さんの炭化ケイ素の建物が進行中(写真は26日のもの)。ケイ砂に二酸化炭素を反応させてつくる部材。つくればつくるほど、二酸化炭素が固定されるっていうもの。
今日の議論を思い出しながら、高速代もかかるし、一人で車に乗ってちゃだめだなと反省しながら横浜へ。


9月26日(月)
「UIA東京大会開幕@東京国際フォーラム(有楽町)」
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いよいよ開幕。天皇皇后両陛下がご臨席のもと、開会式。
他の国のブースを回っていたら、一昨日、新・港村で打ち合わせをしていた韓国の建築家リムさんとも再会。次々回(2017年)のUIA大会開催地を、シンガポール、メキシコシティと争っていることもあって、かなり気合いの入ったブース(10月1日の総会で、ソウルに決まりました)。
二つ目のテーマセッションの終わり頃、次のプログラムのために早めに入ってくる人たちの無神経さにあきれる。大丈夫か?。


「キボウドーリ@フラワー(中華街近く)」
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テーマセッションが終わったところで横浜に。事務所で少し打ち合わせをしてから、カフェ・フラワーで始まった加藤朋子さんの展覧会のオープニングに。ついたのは終了間際だったんだけれど、そのままカフェで飲み続ける。加藤さんがデザインした住宅公社のマスコットの着ぐるみも。