曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2022年3月21日〜3月27日

2022-03-28 | 日記
3月27日(日)
「外交官の家@山手イタリア山(石川町)」

週末に対応しなければならないことの目処がついたので、夕方、山手へ。福井先生から案内をもらっていたブラフ18番館での展示をみたり。桜にはまだ早かった模様。


3月26日(土)
「ガンダムが無くなり都市デザイン横浜関連展示室としての存在感を得た@馬車道駅」

朝、徳島空港に着くと風が強い。羽田からの飛行機が着陸できなければ欠航になるという。これに乗れないと、午後の街歩きガイドはできなくなる。焦っていたら着陸した。
時間が遅れたようで、自宅にタッチダウンして横濱ゲートタワーへ。


3月25日(金)
「URサテライトオフィス@日和佐(美波町・徳島)」

大阪から来たPOSのみなさんを迎える。新たな美波町でのアクションにつながりそうで、どういう展開が得られるのか本当に楽しみ。
午後、長谷川さんが手掛けた古民家を見る。桜町に多く見られる構成の民家だけれど、大きい。間口だけでも藍庵(旧永晴邸)より一間広い。
美波町の人事異動の情報が。いろいろと関係ありそう。新しい可能性につながりうるとポジティブに考えたい。


3月24日(木)
「甍の波@日和佐(美波町・徳島)」

朝、丸山さんも合流して、学生たちと日和佐を広くまち歩き。何しろ学生と来るのは2年ぶりなので、説明する必要のあることも多い。日和佐浦では、空き地が増えた。建材や家具だけでも保存しておいて、以降の活用に繋げなければ。


「南半分を撤去したあとの大きな立面@旧ヤシマデンキ(美波町・徳島)」

紆余曲折の末、腐朽の激しかった大棟から南の半分を撤去したヤシマデンキ。着手から2年。ようやく姿が見えてきた。いろいろと特殊な条件の建物になった。この条件をポジティブに活用されることに期待したい。


3月23日(水)
「町有林@日和佐トンネル側(美波町・徳島)」

朝、徳島駅でバスで来た学生たちと合流して日和佐へ。
日和佐までやってきたのだけれど、午前中は北京交通大学&北京服装学院へのオンライン・レクチャー。北京のみなさんに、都市デザイン横浜展を紹介。まあ、彼らが見に来ることはないだろうけれど。
午後一で、漁協の上屋で用いる予定の町有林を見に行く。


「解体が済んだ元ビリヤード場と母家@谷屋(美波町・徳島)」

谷屋ではビール醸造所にすべく元ビリヤード場の工事が進められている。元の壁は赤かったみたい。母屋では展示の準備。学生たちがサンゴ壁の再現など。
BankART池田さんの訃報が届く。少し前に聞いていて、ようやく、めげていてはダメで次に繋げなければ、と考えるようになっていたのだけれど、死を悼む友人たちから電話やメールが次々と届き、残念な気持ちと、改めて損失の大きさを思う。心からのご冥福をお祈りします。


3月22日(火)
「暗め?@羽田空港第一ターミナル」

とても寒い上に、節電が求められている。
午後から徳島へ。羽田空港第一ターミナルは普段からちょっと暗いので違いがよく分からないけれど、可能な節電はしているだろう。徳島についても寒い。節電は求められていないけれど。


3月21日(月)
「元暗室@神奈川大学」

とあるプロジェクトの打ち合わせを大学で。下の階では大急ぎで工事が進む。みていると、ギリギリな感じがしてきた。自分が設計したプロジェクトだったら焦るだろうなあ。


2022年3月14日〜3月20日

2022-03-21 | 日記
3月20日(日)
「高速道路の防音壁@神奈川のどこか」

某建築賞の現地審査。連休中だけあって、随所で渋滞に巻き込まれる。朝、8時半に石神井公園駅に集合して、夜8時半に日本橋で解散。疲れたけれど、いろいろと興味深い時間を過ごすことが出来た。その後の懇親会は失礼して帰路に。
写真は途中でみた防煙壁。写真だとわかりにくいけれど、住宅の窓から手が届きそうな距離に透明な板があるように見える。


3月19日(土)
木江の街並み@大崎上島(広島)」

朝早く、竹原港から大崎上島へ。美波町で考えられることともいろいろと重なる面があって、前から気になっていた。大三島の隣にあるのだけれど、初上陸。役場のTOYOTA SHARE(二人乗りの電気自動車)を借りて回る。別の電気自動車のレンタカー(これは前後の二人乗り)は直前にサービスをやめていた。途中、大学関連のオンライン会議は、助手席に置いたスマホのスピーカーから。
木江の街並みは、木造3階建てがところどころにあって、上階がせり出しているのが特徴的。残念ながら既に廃墟的になりつつある。


大望月邸の長屋門@大崎上島(広島)」

元廻船問屋の資料館。構成は美波町の谷屋とも近く、資料館としての活用の仕方も重なるけれど、何よりも規模が大きい。案内をしてくれた館の方(改修時に総務課長として関わったらしい)に聞くと、相当手の込んだ改修をしている。取得に5千万程度かかり、改修には3億を超える予算が必要だったそう。昭和50年代だから可能だったと思う。その英断が、今に受け継がれている。建築的にも濃厚な経験が出来る。土間上に臨む重厚な小屋組も、座敷にある異常なほどに繊細な欄間も、軒の三方を出し桁にしている佇まいも、いろいろいい。
一通り島の活動を確認して、竹原港に戻り、広島空港から帰路に。


3月18日(金)
「立田山トイレ@(熊本)」

朝イチで県庁の方々に立田山トイレを案内してもらう。所々に皮のついたままの木が含まれている。樹種はなんだろう。その後、予定している新幹線に乗るため熊本駅に向かう前に熊本市現美まで送ってもらい、塔本シスコ展へ。こういうのは巡回しないだろうから無理してでも、と思ったら、滋賀や岐阜で巡回展があるらしい。暮らしの全てが絵を描くことに関係付けられていて、本来の美術の力を実感。やっぱり無理して良かった。新幹線で三原へ。


「瀬戸内醸造所と瀬戸内海@三原のちょっと南(広島)」

翌日のために竹原まで向かう。竹原のホテルはちゃんとしていそうだったので、到着後に予定していたオンライン会議でのWiFiを心配していなかったのだけれど、非力というか波がある。iPadのMiroの表示をいじると、PCのzoomが落ちる。zoomの音声のみWiFiを切ったスマホのテザリングで乗り切る。
竹原に向かう途中、菅原さんが設計した瀬戸内醸造所を覗いて、ワインを一本購入。ブドウの種類じゃなくてラベルで選んだ。建物はロケーション、プロポーション、構成などのバランスがとてもいい。


3月17日(木)
「くまモンのどら焼き@熊本県内某所」

くまもとアートポリスのプロポーザル審査で朝から熊本へ。マンボウ解除前だけれど飛行機はほぼ満席。
審査にはいつもより少し時間がかかり、熊本市内に戻ったら夜。9時すぎに下通をホテルに向かうと、閉店した店から大量の若い人たちが溢れている。


3月16日(水)
「隣家との目隠しパネル@実家」

隣家との間のブロック塀の上に、ここに家をつくる前からあったという目隠しのパネル。落下しないよう父が針金で留めていた。隣家と相談して、樹木も育ち必要なくなっているし、危ないので撤去することに。作業はあっけなく終了。その後、大学へ。


3月15日(火)
「大きくなった多肉ボール@研究室(神奈川大学)」

夕方、研究室で卒業生たちの送別会。と言っても、飲食は無しで話をしたりプレゼントを交換したり。例年同様、大三島のさざなみ園で記念品を作ってもらったのだけれど、今年の多肉ボールは大型化していた。それぞれの学生のイメージが元になっている。


3月14日(月)
「ユキヤナギ」

金土の移動の準備。いろいろと探していてTOYOTA SHAREというのに辿り着いた。大崎上島のは、平日は役場の車として利用され、土日だけレンタカーになるという仕組み。スマホが車の鍵になるらしい。いろいろなサービスが増えるけれど、スマホが無いと何もできない。
いろいろと開花したり芽吹いたりしている。

2022年3月7日〜3月13日

2022-03-14 | 日記
3月13日(日)
「今週末の読書」

金曜、午前にBankARTで買ったと、午後に三菱一号館で買った。ずいぶんタイプが異なるように見える。我ながら分裂しているなあと思いながら読み進むと、「まちづくり主義のススメ」の終わりの方に、民藝運動を例にとりながら、工芸などに向けられるようなまなざし(美意識)が自分たちが暮らしているまちにも広がっていって欲しい、というようなくだりがあって、共感しつつ、この二冊も案外近い関係にあるともいえるか、と思ったりしていたら夕方になった。

3月12日(土)
「BOX in BOX化部材」

今月末の街歩きイベント用のマップをつくる準備でもしようかと始めたら止まらなくなって、一気に完成。提出締切一週間前。こういうことも珍しい。まあでも来週後半は横浜にいないわけだし。
ニュースでは寒さが戻る可能性もあるようなことを言っていたけれど、湿度維持のためのビニールハウスみたいなものを分解した。加湿無しで絶対湿度はジャスト11。温湿度計が壊れているんじゃないかと思うくらい数値がぶれない。

3月11日(金)
「上野リチ展@三菱一号館美術館(東京)」

朝は馬車道周辺の都市デザインを街と展示でみなおして、その後、某プロジェクト敷地確認に日本橋へ。三菱一号館までは歩いて15分くらいなので、ついでに丸山さんお勧めの展覧会へ。すごく充実していて、例によって仕事の十数倍の時間を費やすことに。


「StationWork@東京駅総武線地下4階」

予定していたオンラインにどうやっても間に合わないので、はじめてStationWorkを使ってみた。そんなに使う人がいるのかなあ、と思っていたけれど、割と埋まっている。一つ下の地下5階のホーム階にいけばJRのWiFiがあるので、WiFiがあるだけではだめ、っていう需要。HDMIアダプタがあれば、ディスプレイにも繋げた。右手の丸いのは照明。どういう場面で使うのだろう?


3月10日(木)
「今年も順調に大きくなりつつある近所のコブシの芽」

クリエイティブインクルージョン助成が今年度で終了になった。ちょっと残念。表現者に求められる骨太な思考が感じられる貴重な体験だったのだけれど。。。
ユニクロもロシアでの営業を止めるらしい。


3月9日(水)
「ビルの隙間から対面する小さなビル@馬車道から大学に向かう途中」

横浜市役所とかでの予定を済ませて、予定よりちょっと押したので急いで大学へ。
いつも途中でビルの隙間を通るのだけれど、この隙間のちょうど正面に割と端正でモダンな建物が顔を出す。


「少し進むとこのセット@馬車道から大学に向かう途中」

少し進むと視野が広がり、構造表現主義的な建物がとなりに現れる。右派と左派の組み合わせのような風景。どちらも嫌いじゃない。構造表現主義の建物は教会で、稲富昭というMIT→ハーバード→グロピウスの事務所勤務という建築家の手によるものらしい。


3月8日(火)
「ターミネータ@製図室増設工事現場(神奈川大学)」

大学院後期入試。昨日よりも下階での工事の音が大きいので、製図室の隅に一人陣取る。面接試験と工学研究科の会議の間に挟んだ北京との会議も、製図室にて。いくらでも資料が広げられるのがいいけれど、椅子が長時間利用に向いていない。


3月7日(月)
「下の線がちょっと足りなかった院子@某中国建築本」

大学院入試。今日は前期。今年の3月入試では中国からの留学生のみ。例によって研究室にいてオンラインに繋いで面接。もう何度目かなので不思議に感じなくなってきた。他の研究室希望の中国人留学生も増えてきた。

2022年2月28日〜3月6日

2022-03-07 | 日記
3月6日(日)
「都市デザイン展マシュマロ」

月、火と割とピッタリ予定が埋まっているので、火曜夕方の北京との打ち合わせ準備。午後は花田先生の最終講義。好奇心の広さと思考の数学的精緻さが感じられる興味深い話だった。
昨日もらった都市デザイン50周年を記念したマシュマロ。賞味期限は6月までらしい。。。


3月5日(土)
都市デザイン横浜展@BankART Kaiko(馬車道)」

いよいよ都市デザイン50周年展のスタート。朝一のオンライン会議をみかんぐみで対応して向かう。コロナ対応で、実行委員会や協賛など限られたメンバーで、ということなのだけれど、割と多い。関係者が多くなるのが都市ということか。


「みなとみらいの模型@BankART Kaiko(馬車道)」

国吉さん(実行委員会会長)や都市整備局局長の話を伺っていると、この半世紀の区切りは、市の人口が減少に転じるタイミングでもあり、都市デザインに積極的な眼差しを向けているという新市長とのスタートでもあるらしい。国吉さんとの雑談でお聞きした話も興味深かったが、どこまでここで公開していいものか。いずれ出版物にでもしてほしい。


3月4日(金)
「クワズイモ」

この日が締め切りのものがいろいろとあり、焦りつつ対応。
ウクライナの原発をロシアが攻撃。この状況はどう納めうるのか。募金以外にできることはないものか。
復活を遂げたクワズイモの成長が早い。


3月3日(木)
「桃の節句だけれど梅@滝野川」

なんだか急に日程調整が破綻してきた。。大事な予定を二つカレンダーに入力し忘れていたのがいけないのだけれど。
夕方、BankART Kaikoへ模型の確認へ。1ヶ月間で済ますのは明らかにもったいないレベルの精度になっている。
夕方、大学で作業をしていたら突然の雨。雨があがるのを待ってから帰路に。


3月2日(水)
「模型道具入れ」

会議日。久しぶりに急ぎで簡単な模型をつくりたいものがあったので、聞きながら作業。
夕方はアジア研究センターのマニラでの公営住宅整備についてのレクチャーを聞く。いろいろと興味深い。


3月1日(火)
「防水板格納凾@小伝馬町駅」

住宅建築賞一次審査。去年はすごく久しぶりに東京の東側に来ていて、少しドキドキしていた記憶がある。自転車併用で移動にちょっと工夫をしていた。今回は普通に鉄道で。小伝馬駅では、ホームのハジの方に防水板の箱がある。どこに使うのだろう。


2月28日(月)
「3回目接種券」

北京の方々とのオンライン打ち合わせ。英語と中国語と日本語が随時入れ替わる。さてさて、どうなることやら。それにしても、みかんぐみの秘書が中国語を普通に話せるのにはびっくりした。
接種券が二日遅れで届いた。3回目接種の副反応は弱いけれど長い。腕がまだちょっと痛い。