曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

6月17日~23日

2013-06-24 | インポート
6月23日(日)
「万世橋@秋葉原」
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釜石の公営住宅全体ミーティングで秋葉原。月例のこの会議、だいたい地方出張で欠席なんだけれど、この日は元もと釜石に行く予定だったのがキャンセルされたこともあって、午前中は出席できた。
移動途中、みかんぐみが手がける万世橋の改修をチラ見。


6月22日(土)
「奥行きの深い彫刻@浄興寺(高田・上越)」
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早朝より散歩。まずは、信越本線沿い東側を南下。雁木の街並み。ときどき雨が降るけど雁木なのでオッケー。この街並み、観光資源にしようと思えばできるはずだけど、そういう営業努力は見られない(民地なので、ってことらしい)。木下斉さんの話を思い出す。もっと追い詰められないと、この資産には気づけないってことか。
その後雨はあがり、線路西側に移って寺町エリアを北上。2キロに満たない範囲に60軒を越える寺社がならぶ。中心的な寺の一つ、浄興寺は親鸞が興したそうで、親鸞の墓所の彫刻がこれまたすごい(ブログの写真じゃ伝わらないか)。観光ネタには困らないな、ここは。


「児童養護施設@高田(上越・新潟)」
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寺町ゾーンから10分ほど歩くと、みかんぐみの児童福祉施設の現場。内外の様子を確認。最後の追い込みには早いけど、すごい数の職人数。もっと多い日もあるとか。
現場の方に、駅を通り越して、吉田五十八が設計した日本画家小林古径邸が移築されている城址公園内に送っていただく。ビデオ解説ではディテールに重心が置かれていたけど、山並みのような屋根や書き割りのような内部も印象に残る。外観もブログへのアップが禁止されているらしいので写真無し。慌ただしく見学して駅へ。


「茅葺きの塔@駅前(下条・新潟)」
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信越本線、ほくほく線、飯山線と乗り継いで下条へ。割と近い。去年つくった茅葺きの塔の茅が抜けたとかで、補修作業があった。補修前に見に行きたかったんだけれど、最速がこの日だった。既に補修済み。結果だけじゃ判らないか。たまたま地域のH氏に会う。補修後のことを心配しているらしい。経験のない試みである以上、設計者としてもこれからが大事。


6月21日(金)
「雁木通り(写真は22日のもの)@高田(上越・新潟)」
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大学内での打合せとか、学会での審査会などを経て、夕方から上越へ。着いたら9時を回っていた。現場には翌朝行くとして、常駐しているスタッフと飲みに。現場からの担当なので苦労も多そうだけれど、経験が自信に繋がっているようで何より。1時頃、ほぼ体力的にダウン。


6月20日(木)
「瀬戸内ポスター@高松空港(高松)」
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早朝の飛行機で横浜。みかんぐみでちょっと打ち合わせてから大学へ。授業など。夕方からはゼミ。ゼミの全体は密度が上がり始めた感じがいいが、個人レベルでの問題がところどころで浮かび上がりつつある。難しいもんだ。
写真は高松空港。最近、大抵の交通の要所でこのポスターをみるけど、ここまでまとまってるのはここだけ?。色味がちょっとビビッドになったのは夏会期向けの調整だとか。


6月19日(水)
「みなとのバッチ船(伊吹島・香川)」
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早朝に出港したかと思っていたバッチ船たちは港に係留されている。どうやら強風で漁を中止したらしい。昨日とはうって変わって静かな海。夕方の便に乗れないとまずいので、みなとのフェリー関係者に聞くと「うーん、船長判断」。
心配したものの最終便は問題無く出航し、高松へ移動。高松チーム(元みかんの岡さん、神大出身長谷川さんら。学生は大学に戻っていた)と打合せ後(中)ビールが特別に楽しい店へ。


6月18日(火)
「いりこ漁@伊吹の海(観音寺・香川)」
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ちょっと久しぶりの伊吹島。駅前から港までのコミュニティバスに無視され(バス停の真ん前にいたんだけど)タクシー。イリコ漁解禁後、初。ちょうど港前にイワシの群れが集まっていたのか、大量のバッチ船が右に左に行き交う。エンジン音と船の密度もあいまって壮観。午後は群れが移動したのか、とても静か。
残り一ヶ月の戦略を立てつつ、地域の方に頂いたフグやスズキの刺身とか菜っ葉(って言っていた)のお浸しで飲む。


6月17日(月)
「紀伊半島西岸@上空(熊本>伊丹)」
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県庁でアートポリスの打合せなどをして、某現地視察などの後、伊東さんと空港まで送っていただく。
伊丹への着陸の直前に見下ろすと、紀伊半島上空。ぐぐっと南から回り込んで伊丹に戻る、っていうルートらしい。
午後、大阪市内でのワークショップなどを経て、明日に備えて観音寺へ。夜中。












6月10日~16日

2013-06-19 | インポート
6月16日(日)
「焼酎三昧@くまもとテルサ(熊本)」
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くまもとアートポリス新時代キックオフイベント。原研哉氏デザインの新ロゴ発表と講演、KAP新テーマに即した伊東さんの講演など。で、その後のシンポジウムのパネラーは、先日の釜石コンペで勝ったC+Aとそのコンペの審査員の伊東さんと、原研哉さん。司会はコンペ敗者チームの曽我部。その構成は全く無関係だと思うけれど、シンポジウムは楽しかった。
打ち上げは、焼酎三昧。人吉支所に在籍した際に球磨焼酎ソムリエ(だっけ)の資格を得た県職員Uさんの見立てで飲み続ける。その後は例によって夜中までハシゴして飲む(歌う)。


6月15日(土)
「家型ネクタイ@駅前のビルの上の方にあるパーティ会場(八王子)」
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大学でもろもろの業務の後、夕方から東工大武蔵美合同の坂本研究室のOB会「例の会」。今年は八王子市夢美術館で開催中の坂本一成展を絡めて八王子での開催。こういうイベント、割とサボりがちなんだけれど、今回は出席。
先生へのプレゼントは家型グラフィックネクタイ。なつかしい。これの、何かの表紙のバージョンのインキングを担当したことを思い出す。


6月14日(金)
「傘挟まりで遅延@桜木町駅(桜木町)」
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作品選集の事前審査と、技術部門設計競技の一次審査でほとんど一日学会で過ごす。ほかにあった数件の打合せも、お客さんに学会に来てもらって談話室にて。横浜行くより便利らしく、むしろよかったらしい。審査後、近所で飲む。普段とは違った専門分野の方々とで新鮮。傘が挟まって列車が遅れる、っていうのも新鮮だった。


6月13日(木)
「ヴィーニョ・ヴェルデ@BankART(馬車道)」
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普通に授業など。昨日帰ってきた感じがしない。いつも夜はゼミなんだけれど、日程調整ができず、市役所での動物園ミーティング。終了後飲む。最後はBankART。ここで、去年の春ポルトガルで飲んでいたヴィーニョ・ヴェルデを飲んだ記憶はあるんだけど、どうしてこのワインがあったのかは記憶に無し。


6月12日(水)
「前菜@機内(パリ>羽田)」
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8時間遅れとなった便のエコノミー席には欠航になった便からの乗客がなだれ込んだのか、ラッキーなことにビジネスにアップグレード。ゲートで言われるまで知らなかった。こんなことならラウンジでの飲食はもう少し軽くしておけば良かったか。
羽田に到着すると夕方。本当なら釜石でコンペのヒアリングに参加している時間。スタッフに電話したらちょうどプレゼンが終わったところ。で、家に帰ってまもなく落選を知らされる。はぁ。


6月11日(火)
「ギマール@パリ」
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一人だけ早朝の飛行機でパリへ(その後のモンペリエ発は軒並み欠航したらしい)。もともとの乗り継ぎ3時間+延長8時間なので、市内に出ることに。ポンピドーとかポンヌフとかのあたりを散歩し、地下鉄で16区へ。ギマール巡り&コルビュジエ財団。学生の時以来だけど、記憶の風景とそれほど変わっていないような気がする。


「リヨン駅@パリ」
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再び地下鉄でリヨン駅へ。乗り換えたフランクリン・ルーズベルト駅にはカタカナ表記もあった。で、TGVで到着した他の先生方と合流し、リヨン駅のレストランで食事。風情がいい。主要駅にはこのくらいの風情のあるレストランが欲しい。最近東京周辺では、コーヒーショップチェーンばっかり。
いよいよシャルルドゴールへ。


6月10日(月)
「学食@モンペリエ建築大学(モンペリエ)」
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ホテルにエロディさんが迎えに来てくれて、みんなでモンペリエ建築大学へ。雰囲気の良い郊外の住宅地内にあって、割とコンパクト。環境が良すぎてボーッとしちゃいそう。
学食は学生たちがプロデュースしているらしく、カウンター内での作業も学生が分担しているとか。


「昼のテラス@モンペリエ建築大学の近く(モンペリエ)」
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大学の方々と食事。庭園の豊かな個人の家に招かれたかのような雰囲気。エロディさんは明日から始まる建築フェスティバルの準備が忙しいらしく、食事中もiPadとiPhoneで連絡しまくり。なんだか申し訳なかったか。
その後一端ホテルにもどり、翌日早朝便用にタクシーをお願いしようとしたら、管制官ストライキのことを知り、大混乱。どうやら、パリから羽田への便が8時間遅れで、釜石のコンペプレゼには全く間に合わないことが判明。いろいろルートを探るも断念。


「建築フェスティバルのオープニング(モンペリエ)」
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飛行機関連を一通りやるだけやって、エロディさんに誘われた建築フェスティバルのオープニングへ。モンペリエの旧市街(?)ゾーンで17世紀のアパートがたくさん残る。縦に深い中庭があって、そこが会場。
連日早朝スカイプ会議をやってるせいか、すごく眠くなる。といいながら何件かハシゴ。でも、先に失礼してホテルへ。





6月3日~9日

2013-06-13 | インポート
6月9日(日)
「パサージュ・ブラディ@パリ」
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朝はスカイプ会議とかして、モンペリエへの飛行機までの間に、少し散歩。日曜日なので、何となくオフの日常を過ごす人がちらほらいるくらいの、落ち着いた雰囲気。ルドゥーの関門とかニーマイヤーの共産党本部とかみつつ、JALの機内誌に合わせたわけでも無いけれど、パサージュも少し回る。ここには、インド系の料理屋が並ぶ。


「パサージュ・パノラマ@パリ」
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パサージュ・ジュフロアを経て、パノラマへ。ここは、最古のパサージュの一つ。丁度、昼時だったので、ここでお昼。割と良かった。
ラブルーストの図書館は改修中で、パレロワイヤルのビュランなどを数十年ぶりにみて、オルセー空港へ。


「マクドナルド@モンペリエ」
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飛行機から見下ろすと、ボフィール設計の巨大街区が見える(それにしても、この人、作風の幅広いな)。
いい加減な爆走タクシーに乗って、モンペリエの街につくとちょっと雨。週末の街の様子を確認しつつ、食事。良い雰囲気のテラスの店に、実はマクドナルドが混じっていたり。


6月8日(土)
「象舎@コペンハーゲン動物園(コペンハーゲン)」
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バスを乗り継いで動物園へ。最近、研究室で始めた動物園研究関連なんだけれど、昨晩、留学してる望月くんが建築ガイドブックと共に教えてくれた。象舎はノーマンフォスターの設計になるもので、フェンスが林立する柱になってる。柱と柱の間からは、メッシュとかガラスとかに遮られることなく、直に象をみることが可能。でも、象の全身はバーコード状に隠れる。
バスと地下鉄で空港へ。シャルルドゴールで他の先生方と合流。晩ご飯の後、激しい睡魔の中散歩(信号待ちで寝てた)。


6月7日(金)
「シャルルドゴール@パリ」
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朝、シャルルドゴールに到着。コペンハーゲン便に乗り継ぐためターミナル1に移動。アンドリューのこの建物は久しぶりに体験(他のもみんなアンドリュー設計だったか)。今みても未来的。最近の空港の建物に比べると、買い物とかレストランゾーンがすごく少ない。空港がショッピングセンター化した最初のってどこなんだろう。


「フランス北部の畑@飛行機(パリ>コペンハーゲン)」
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コンペの発表原稿を調整しつつ、外を眺める。畑の割り方が直行グリッドじゃない。円に近い多角形(細長くない)が結晶のように組み合わされている。点在する集落を元に割られてるのか。


「アムステルダム郊外の畑@飛行機(パリ>コペンハーゲン)」
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気になり始めて外をチラチラ見続ける。飛行機はイギリス海峡まで北上して、海岸沿いに東へ向かう。畑のプロポーションはまさに多様で、アムステルダムのちょっと点前辺りだと、細長いロットの組み合わせ。放射状に並ぶところもある。


「オランダ北東部の畑@飛行機(パリ>コペンハーゲン)」
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デンマークに近づくと四角くなった。生産している野菜とも関係もあるんだろう。
コペンハーゲンの空港には学生が迎えに来てくれた。公共交通の一日乗車券を買い、ホテルに荷物を置いて、デンマーク王立アカデミーへ。


「作品群@デンマーク王立アカデミー(コペンハーゲン)」
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今度、神奈川大に来る予定のデンマークの学生たちとあったりして、大学内を見て回る。割と原寸というか実物での製作も多いみたい。素材の可能性への意識はこういう経験で思考が広がると思う。日本の建築教育は、アセンブリー産業とも言われる日本の建築産業と連動しているってことか。
運河巡りの船で街を見て回り(ほぼ、建築案内ツアー)、学生たちと食事。夜11時でもまだ明るい。


6月6日(木)
出張準備をして、大学で授業など。ゼミのあとそのまま羽田空港へ。写真撮らなかった。


6月5日(水)
「メガネのマーク」
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大学でチェーンミーティング。準備が追いつかん。夜はみかんぐみ。
写真はメガネのレンズにあるマーク。一昨年、海の中から奇跡の生還を果たしながら、昨年末、釜石からの新幹線で無くしたメガネ。いろいろ悩んで、同じMYKITAに。しかも、形までまったく一緒。色がグレーからブラウンになって、レンズはホヤからツァイスに。ツァイスのレンズはマークが付いてる。傷つけたかと思った。


6月4日(火)
「鳥@戸塚駅駅前のモニュメント(戸塚)」
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早朝の飛行機でもどり、みかんぐみへ。その後、都内とか横浜とかで打合せ。打合せ後、戸塚駅でふと見上げると、モニュメントの上に大量の鳥が。鳥を集めやすい形態とか素材とか周りとの関係とかあるんだろう。


6月3日(月)
「ラム@旦過の裏手(小倉)」
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サンロード商店街の打合せ。少し早めについて、散策。三木屋のリノベーションはすばらしい。元の状況を知っているだけに驚く。さすが。学生たちと少し前にミーティングしてから、地域のみなさんとの打合せ。
夜はラム屋。実は二晩連続。昔、ジンギスカン鍋に敷き詰めた野菜を肉で覆って蒸し焼きにする、っていうのを習ったんだけれど、それは肉を食べ過ぎて、野菜をさっぱり食べたい場合のテクだったらしい。





5月27日~6月2日

2013-06-03 | インポート
6月2日(日)
「ミント@自宅」
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昼間は家で事務仕事。結構はかどった?。夕方からでかける。後ろに写っているキンシバイの写真を撮ろうとして、ミントが大量なのに気づく。今度はモヒートか。


6月1日(土)
「スラムリサーチ報告会@河本さんの家(寿町)」
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朝からアトリエワンで釜石公営の打合せ。午後は寿。スラムリサーチのメンバーは大学とかみんな違うので、日程調整が中々大変で、4月に調整した6月の日程。場所は河本さんの家。夜はBankARTに移動して続き。


5月31日(金)
「清水建設の新社屋@京橋」
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いろいろ打合せやったり、現場定例でたりして、夕方、清水建設の本社見学。環境と構法と素材と働き方と、いろんな面での実験が行われている。ものすごく環境性能が高いんだけれど、ガラスはローイーペア程度だし、断熱(っていうかコンクリートとアルミの熱膨張のための調整代)もほんのわずか。どうなってるんだろう。輻射冷暖房が効いてるのか。一方、日射のコントロールはとても精緻だった。素材などの試みも本当にたくさん行われていた。


5月30日(木)
「盤から生える草@馬車道」
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朝の飛行機で神戸から戻る。午後はずっと授業。
馬車道の県立博物館前の盤から草が生えていた。


5月29日(水)
「EHバンク@三ノ宮(神戸)」
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朝から大阪へ。午後は幼稚園のワークショップ&打合せ。夜は神戸のKIITOに移動して秋の防災展の打合せ。夕食は10時スタートでEHバンク。元銀行のレストラン。風格の割に、少しカジュアル。


5月28日(火)
「モロッコビール@BankART(馬車道)」
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またまたサンライズ瀬戸。朝の横浜から直接みかんぐみへ。打合せとか大学での会議とかがあって、夜はBankARTスクールの第2回目。アフリカのサミットに関連して、BankARTでもアフリカ料理。モロッコのビール付き。ビールはスクール後までとっておいてもらって、あとで。


5月27日(月)
「スカスカの船@伊吹島」
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朝から島巡りをして、自家製おにぎりのランチの後、船を渡って高松へ。高松港の打合せ。
いつもの船が定期点検だとかで、内部空間の極小な代替え船。
早く終われば飛行機で帰るつもりだったんだけれど、全然無理。夜行列車で帰ることに。