曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

8月22日~28日

2011-08-30 | インポート

8月28日(日)
「キワーノ@自宅」
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無理しないようにしてたんだけど、いよいよ腰がよくない。腰痛の時の激痛っていうのと違って、普通に動けるんだけれど、足回りの違和感が遠くに行くのを不安にさせる。っていうことで、早朝まで悩んだものの八潮市でのワークショップには不参加。
自宅で緑のカーテンをみていたら、キワーノがものすごい数結実している。シカクマメはまだ。プチトマトのピークは完全に去った。


8月27日(土)
「半島に出よの発表会@新港村(馬車道)」
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アーキエイドで15チームに分かれてリサーチをしていた牡鹿半島の漁村集落復興計画が、新港村にて週替わりで展示されている。27日からの一週間は、曽我部研究室が担当した牧浜、竹浜、狐崎浜と、名古屋工大北川研究室が担当した福貴浦、鹿立屋敷を展示する。で、展示に合わせて、それぞれの発表と意見交換。
腰が不安なので、シンポジウムにだけ出席して、速攻で車で帰宅。


8月26日(金)
「船@みかんぐみ(馬車道)」
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事務所に、八島さんたちからのプレゼントが届いていた。原稿のお礼らしい。手書き(八島さんたちらしく、水彩)のみかんフラッグ付き。
午後、大学で大学院の会議に出たあたりから、腰の痛みが強まり、足先まで妙な痛みと違和感。座骨神経痛っていうやつらしい。無理しちゃまずかろう、っていうことで、その後の、某表彰式と、学会の某会議を欠席(すいません)。都内は豪雨で大変なことになっていたらしい。


8月25日(木)
「火事@六角橋商店街(白楽)」
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ゼミや打ち合わせや大学院入試とかで一日大学。先週の大三島以来、軽い腰痛に悩まされていたんだけれど、どうも昨日の中腰がいけなかったみたいで何となく違和感が・・・。
二週間くらい前に火事にあった六角橋商店街。火事のあと、はじめて現場前を通った(これまでは東白楽から行っていたか、タクシーか、車かで大学に行っていたってことか)。二階部分で火が広がっている様子がよくわかる。


8月24日(水)
「だがね図書館@新港村(馬車道)」
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先週まで名古屋にあっただがねランド図書館を、新港村に移築するワークショップ。名古屋から親子連れでたくさん来てくれた。ちょっと驚き。
軸組が出来てるから簡単かと思ったら、それはそれで、新しい試みが加わる。
終わってから、新港村のカフェでBankART池田さん特製のゴーヤカクテルなどをいただき、延明が閉まっていたので、長者町の華隆菜館で飲む。


8月23日(火)
「ヨコトリ@横浜美術館(みなとみらい)」
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大学でのうち合わせの後、ヨコトリ。テーマがテーマなだけに、みんなが楽しめそうな展示。2007年のオープンハウス展で参加してくれた岩崎貴宏さんの作品は見せ方が凝っていて楽しい。NYKの方は時間切れ。その後、新港村で取材とかだがねランドの搬入とかして、だがね関係者と野毛で事前うち合わせっていうか、飲む。


8月22日(月)
「焼き鳥屋@神奈川大学附属高校前(中山)」
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とあるうち合わせで、神奈川大学附属高校へ。住宅地の先にあるというロケーションは大学とも似ている。
向かう途中、近所のコンビニの隣の空き地に、焼き鳥屋の客席部分だけがある。近所の人に聞いたところでは、屋台の焼き鳥屋がやってくるんだとか。体験してみたい。


「相模原の家(野沢正光邸)模型@神奈川大学」
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住宅特集での野沢正光邸の分析を中井研究室と共同で進めているんだけれど、前編用につくった1/10サイズの部品を組み上げたところで、野沢さんご夫妻が見に来てくれた。新建築社の撮影も。上勝町営住宅(徳島)には来てもらえなかったので、ちょっと複雑な心境。で、この模型の活用計画にも話が進んだのが収穫。まだまだ終わらない。


8月15日~21日

2011-08-22 | インポート

8月21日(日)
「飾りの屋根@大学の近所(六角橋)」
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大学でのオープンキャンパス対応のため、審査に関連したシンポジウムを欠席して、朝一の飛行機で帰京。どうも、一昨日の海が良くなかったらしく、腰が痛いんだけど、リムジンバスも飛行機も混雑していて腰に負担がかかる。
で、羽田から大学に直行。終了後は、大学でのうち合わせとかは早々に終わらせて帰宅。タクシーで帰ろうと大通り経由で駅方面に向かうものの全然来ない。最近、大学周辺のタクシーが減った気がする。
写真は、大学近所のアパート。飾りの青いスレート屋根が隣地側についている。なぜ?


8月20日(土)
「猫@別府の商店街(大分)」
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暗いうちに宿を出て、広島経由で別府へ。途中、海中から眼鏡が発見されたという吉報と、小倉駅を寝過ごし結局ギリギリになるなど問題がありつつも、BEPPU ART AWARD 2011の二次審査会場へ。丸一日をかけて8名のプレゼン。予想以上に密度のある内容で楽しかった。最後は、割とタイプの異なる3者が残って、どれにするのかで悩み、若干議論が続いた。どういうのになったのかは、まだ発表前なので自粛。
竹瓦温泉で一風呂浴びてから鳥屋で打ち上げ。普段ならもう一軒の誘いは断らないと思うんだけれど、明日も早いし断念。
写真は、審査会場の並びにある青果店の前。当然のように野菜と一体化した猫。


8月19日(金)
「岩田健母と子のミュージアム@大三島(今治)」

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朝一から今治(愛媛)の大三島に向かう。翌日の予定を成り立たせるため、広島経由でレンタカー。伊東豊雄さんをはじめとした伊東事務所関係の建築家が大勢集まる。滞在場所となるふるさと憩いの村に着くと、目の前にオープン前日の、岩田ミュージアム。コンクリートの壁と庇に囲われた円形の屋外展示スペース。円形の壁が反射するせいで、不思議な音環境だった。オープニングでは千住真理子さんのバイオリンが披露されるらしいけれど、どんな風になるんだろう。ふるさと憩いの村は、木造の古い小学校を改修してできた施設。宿泊のみならず、滞在型の研修とか会議とかにもよさそう。目の前は海だし。


「シルバーハット@大三島(今治)」

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シルバーハットはいろいろと変更されながら再現され、新しくできたスチールハットと並んで海に向かう。リビング部分などが外部化されたり、中庭の床や屋根の仕上げが違っていたりと、かなり変わっているんだけれど、入ったとたん、中野にあったころのことが次々と思い出される。記憶のスイッチはスケール感か(外部化された場所が多かったり、床仕上げがコンクリートになっていたり、かなり変更されていたけれど、一番不思議なのはアプローチが反対になっていることだった)。ここが伊東建築塾の拠点でもある。


「スチールハット@大三島(今治)」

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多面体のスチールハットは、瀬戸内の群島を抽象化したような存在感。みかん畑と海に挟まれる。規模は想像よりずっと小さい。内部を瀬戸内海に見立て、島の上に建築模型が配置されていて、伊東建築に囲われた洞窟をめぐるような感じ。どういう建物かを知っている我々にとっては楽しい体験だけれど、どういう建物なのかを紹介する情報はない。一番奥の明るい部屋には、研究室の学生達とつくった「みんなの家」のアイデアも展示されていた。A3数枚っていうことだったので2枚つながりにしたんだけれど、縮小してA3用紙1枚になっていた。修正レイアウトをつくろう。

夜、飲んだ後、勢いで服を着たまま海に入り、外し忘れていた眼鏡を見失う。


8月18日(木)
「うなぎ@みかんぐみ(馬車道)」
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今年一番の暑さ(だったそうだ)。自宅では、来客もあったので、ついに1台エアコンをつけた。そういえば、この一ヶ月の電気使用量は、前年度比39%オフだったみたい。
夜、お中元でもらったウナギやハムを肴にみかんぐみで飲む。オープンデスクの学生達も一緒。今年は女性が多い。途中から、新人スタッフがレディー・ガガの目のメイクになるっていうイベントに変貌。
帰る前にメールのチェックでもと思って自席に戻ったら寝てた。終電直前に起こしてもらったものの、気力が不足していてタクシーで帰る。


8月17日(水)
「明かり@神大1号館最上階」
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夕方馬車道から大学に向かう。馬車道駅には、花火を見ようと浴衣の人々が集まり始めていた。で、大学で打ち合わせをしていたら、研究室の窓からも花火がちらちら見える。気になりながらも、うち合わせがたくさんあって、終わったときには花火も終わっていた。
帰り道に1号館を見上げたら、最上階だけ光が灯っていた。花火鑑賞のために開放していたらしい。


8月16日(火)
「太鼓@千葉神社妙見祭(千葉)」
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久しぶりに千葉市美で千葉大の学生達とWiCANのプロジェクトのミーティング。みかんぐみでうち合わせをしていて遅刻。今年は、小学校のランチルームを舞台に実際に何かやってみよう、っていうことに。今はもっと考える段階。
で、先に(といっても夕方)出たら、近所にある千葉神社のお祭りの初日だったみたいで、ものすごい太鼓の音。音の割に集団が小さいなあとおもって見に行ったら、とにかく力任せに打ち鳴らす習慣だったみたい。


8月15日(月)
「キワノ@自宅」
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色々うち合わせとかをしたあと、お盆ということで夕方から実家。といっても実家があるのは反町だから、馬車道からは自宅よりもさらに近い。で、展望がよくてビールがうまい店に出かけていって飲む。
自宅のキワノが育っているのを発見。しかも2個。なかなかいい存在感。食べ頃を確認しようと検索したら、甘くないとか、味がしないとか、果物じゃないとか・・・。食感が楽しいと信じよう。収穫時期はまだまだ先。


8月8日~8月14日

2011-08-15 | インポート

8月14日(日)
「だがね町長@新・港村(馬車道)」
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新・港村でいろいろと打ち合わせをしていたら、I LOVE つづき主催のU19シンポジウムに参加するために来ていた、だがねランドの町長に会う。お互いちょっと不思議な気分。手羽先の食べ方から、だがねランドの紹介までいろいろ話していた。


8月13日(土)
「交通標識@山形駅前」
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いろいろまわって山形駅。
写真は山形駅前の交通標識。標識が家型しているのは雪対策か。で、その裏側を県の名物紹介に使っている。左手の「仙台」とか「八日町」とかの裏は県の名所紹介。


8月12日(金)
「創って売る店@銀山温泉(山形)」
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仙台経由で山形。初めて銀山温泉に来てみたんだけれど、良くできた温泉街だった。みんな写真を撮りまくっている。おしんブームもあったんだと思うけれど、街が一丸となっている雰囲気が伝わる。まさに、町を創って売っているかんじ(この看板は町の風情にはあってないけれど)。


8月11日(木)
「緑のカーテン@自宅」
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たった3日ぶりなんだけれど、横浜は猛暑になっていた。緑のカーテンも伸びまくっている。トマトはたくさん採れるし、ゴーヤもできはじめたんだけれど、今年の試みであるシカクマメとキワーノは見あたらない。ネットが内側にカーブしてくるのを何とかしなくちゃ。
大学や事務所でうち合わせ。


8月10日(水)
「ポッサム・サムギョプサル@鐘路チョンノ(ソウル)」
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3日はあっという間だけど、金浦からの夜の便だったので夕方まで街に。最後のご飯は、鐘路3街のこの店。オリジナルの鉄板で、肉を焼きながら、卵料理とキムチチゲが同時に調理されるという変わり種。落としたはずの豚の脂が戻ってくる?。まあいいか。ほんとにいろいろある。
何事もなく帰宅したけど、この頃、北朝鮮がまた延坪島あたりに砲撃をしていたらしい。


8月9日(火)
「ケミマウル・????・蟻村@弘済ホンジェ(ソウル)」
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去年の秋、ISAIAのシンポジウムで漢陽大(元神奈川大)の冨井さんの発表で知って以来、ずっと気になっていたケミマウルを目指す。ムーンも知らなかったくらいだから、誰でも知っているわけではないみたい。戦後出来たスラム的な場所で、美大の学生達が外壁などに絵を描きまくったと言うプロジェクト。興味深い。そろそろ取り壊されるということだったので行ってみた。地下鉄3号線「ホンジェ弘済」からバス。この地名はあまりポピュラーじゃないらしく、タクシーだとハングルの地名を見せても通じなかった。もしも行きたい人は、弘済駅2番出口を出てすぐのケンタッキーの前から出る7番のバス(小型のバス)で終点まで行って下ってくるのが良いと思う。


8月8日(月)
「パジュ出版都市の某出版社@パジュ(韓国)」
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順調に金浦到着。ソウルの建築家で親友のムーン(Choi Moon-gyu・伊東豊雄事務所出身)が向かえに来てくれて、色々案内してもらう。まずは、パジュ出版都市とヘイリ芸術村。どちらもたくさんの建築家が参加している建築博物館的街。彼がプロデュースにも関わっていて、作品もいくつか手がけている。台風が横を通り過ぎながらだったので、半分は車の車窓から。写真は、ムーンが手がけた出版社の一つ。
その後、彼が教鞭をとる延世大学と最近ドミニク・ペローの建物ができた梨花女子大学などを回り、仁寺洞へ。


「サムジキル@仁寺洞イサンドン(ソウル)」
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仁寺洞のサムジキル。大抵の観光ガイドに出ているこの商業建築も、ムーンの設計。写真で見て知っていたんだけれど、いつも行き損ねていた。写真の印象よりも一回り小さくて、とても良いサイズ。使う人のカスタマイズがたのしい。そういう関わりを誘発しそうなデザインでもある。
夜は、ムーンの友人も合流し、飲む。日韓の建築家交流企画のはなしになる。ちょっと忙しいけれど、今年の内に、横浜でソウルの建築家の活動紹介の企画を考えることになりそう。


8月1日~7日

2011-08-10 | インポート

8月7日(日)
「建築コンペ@新・港村(馬車道)」
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さっそく、新・港村の住宅公募枠公開二次審査。小嶋一浩さんと馬場正尊さんと曽我部が審査。判断すべき基準が輻輳しているので想像以上に難しい。でも、悩み方が同様だったのか、選考そのものはスムーズだった。
で、昨日あったフィーさんをBankARTの池田さんに引き合わせ、大学でいくつか打ち合わせをしてから、明日からの出張の準備をしなくちゃ、って帰宅。結局、準備は10分くらいだった。

 


8月6日(土)
「開村式@新・港村(馬車道)」
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いよいよ、新・港村の開村式。僅かに揺れるメガフロートの上に関係者が集まった。ここまで、本当に色々あったと思う(いろいろは、これからも続きそうだけれど)。
午後は、新宿のOZONEでリアルサイズシンキングの審査。ここで選んだ30作品について9月にプレゼンをしてもらい、原寸制作枠の作品を決める。割合、すんなりと決まるが、なんとなく拍子抜け。というのも、独自の切り口で調整するものがないから。ちょっと、はじめの進め方に調整が必要な時期かも。

 


「ノリダン@AGCスタジオ(京橋)」
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夕方からは、ゴミから楽器をつくりパレードをすることで有名なグループ「ノリダン」の代表である、キム・ジョンフィーさんを招いて、AGCスタジオでの公開討論会。これで最終回。ゴミが重要なのではなくて、社会的企業としての役割の設定の仕方から導き出された活動であることがよくわかる。かなり深い背景があった。討論会の後、飲みながら話のつづき。

 


8月5日(金)
「保健室仕様@ Hostel Zen(寿町)」
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もろもろのオープン前日でばたばた。大学での大学院入試なども間に挟み、結局、何回タクシーに乗っただろう。朝一は新港村。その後、事務所経由で、寿町のHostel Zen。
Hostel全体を学校に見立て直すことで、ホステルに新しい価値を創出しよう、っていう壮大な企画。プレスオープン用には、保健室と音楽室。音楽室の準備が芳しくない。

 

8月4日(木)
「村田峰紀@新・港村(馬車道)」
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うろうろする日。写真は、朝一のBankART新・港村での村田峰紀さんの自動販売機。中に村田さんが入って、お金を入れるをドローイングを描いてくれる、というもの。
最後は、学会での編集委員会。2時間で終わるというのを真に受けて、その時間に打ち合わせを入れたら、まったくオーバー。4時間以上、いや5時間くらいやっていたってことか。

 

8月3日(水)
「トマト@自宅」
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なぜか、熱を伴う下痢に襲われる(実は、前の夕方以降)。病院にだけ行って、ほかはキャンセルして一日自宅。まあ、仕事そのものは家でも出来るんだけれど、うち合わせをキャンセルするとあとの累積赤字が怖い。
緑のカーテンに紛れ込ませているプチトマトはものすごい勢いで実がなる。しかも、収穫後にも破裂する。おいしいんだけど。

 

8月2日(火)
「謎の形態@馬車道にある某建物」
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回りの建物が解体されて、不思議な断面構成が明らかに。上の出っ張りの下にはガラリらしきものもある。どういう目的なんだろう。

 

8月1日(月)
「本町ビル解体@馬車道」
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みかんぐみとか新港埠頭とか寿町とかをうろうろ。馬車道駅前では、シゴカイが入っていた本町ビルが消えつつあった。みかんぐみがあった場所は既に無い。
久しぶりに(3年ぶりくらい?)JICAの食堂で昼を食べてから、新港埠頭に。500円くらいで食べられて、人が少なくて、景色がいいのが魅力なんだけれど、メニューの選定を誤った。
新・港村では連日の作業がピークに。