曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2017年12月18日~12月24日

2017-12-25 | 日記
12月24日(日)
「菊名池@妙蓮寺(横浜)」

「菊名池のいきもの」の看板写真をとるため、菊名池公園へ寄り道。プールの水を広めな通りを挟んで隣にある池に引き込み、親水公園で塩素を飛ばして池に流す、っていう内容で、以前にも撮影していたんだけれど写真が見つからなくて。落葉樹が主体の公園。この季節もここちよい。


「Lightroom@自宅」

ひと月前のパソコン不調が色々な余波をもたらしていることに気づく。一方、いろいろといいことも。これまでMacの写真アプリで管理していた写真を別のソフトで管理しようと調べていてたどり着いたLightroom。大学がAdobeとまとめて契約をしているので個別に買わなくてもいいんだけれど、Lightroomのことはよくわかっていなかった。データ管理も補正の内容も自分のやり方にぴったり。建築写真としては必携かも。コレクション(「写真」でのアルバムに相当するもの)の順番が自動で決まってしまうのだけが難点だけれど。


12月23日(土)
「本覚寺@獅子が谷(鶴見・横浜)」

全体計画のとりまとめを三笠さん(当時は神奈川大学助教で今は西日本工業大学准教授)たちと進めていて、一期工事として観音堂の設計をすることになってからはHITデザインの辻さんが中心となってまとめてきた本覚寺。無事に竣工。当時担当していた学生なども見学に。


「山側からの様子@本覚寺(獅子が谷)」

傾斜地に張り付くように建っていて、上にある道からはトップライト越しに向こう側の風景を臨む。その後、菊名まで出てみんなで食事。二期工事もそれほど先にはならなさそう。


12月22日(金)
「11/15(上)と12/22(下)のイチョウ@神奈川大学(横浜)」


年内の授業が終わって、急に人影が少なくなった構内。生協も休んでいる。
一列にならぶイチョウの木は、西側(写真奥)から順に落葉が進行するみたい。紅葉も西からだった。


「曳家の現場@港北ニュータウンエリア内(横浜)」

朝から卒制と修論のゼミ。朝から頑張ったもののいつもより時間がかかり、25人分を終えたら夕方。明るいうちに行かないとまずい、ということで、タクシーと高速で数分ずつを稼いで曳家岡本の現場へ。なんとか日没直前に到着。ちょうどジャッキを下ろしたところなので、柱に荷重が戻ったところ。その前は、大量の枕木を積んで全体を支えていたそうで、そうなっているからこそ、屋根などをそのままにして柱の入れ替えを、しっかりとホゾでとりあわせながら行えると、大工さんの具体的な解説。



あっというまに暗くなって、懐中電灯の中で説明を聞く。最初と最後は岡本さんからの解説。自らの仕事を、自信をもって楽しそうに語れる姿が暗闇にも輝く。


12月21日(木)
「丸山智也さんのレクチャー@神奈川大学(横浜)」

グラフィックデザイナーの仕事を聞きたいという学生のリクエストに応えて、丸山さんにレクチャーに来ていただく。建築学科だということで、建築に関連した仕事を中心に選んでくれたみたい。興味深い話ばかり。「かたちをつくるのではなくて、その手前にあるストーリーをつくる」っていうスタンスにも共感。


12月20日(水)
「入居者の看板@常盤不動産ビル(関内)」

防火帯建築の活用を中心に活動しているメンバーで、地域内の防火帯建築の様子を見て回る。北仲ブリック&ホワイトに始まるいろいろなチームが分散している様子もよくわかる。最近、宇徳ビルヨンカイから移ってきた人たちが多い常盤不動産ビル。表札が既に興味深いことに。


12月19日(火)
「反町駅のまわり@横浜」

実家近くの焼き鳥屋で、父とかと飲む。反町駅周辺にはいい感じの店が増えつつあるみたい。



12月18日(月)
「紅葉@アクロス福岡(天神・博多)」

空港に向かう前に、少し歩く。緑に覆われるアクロス福岡。できたばかりの頃は、公園の緑が建物にも伸びていっている、っていう感じだったけれど、今や、圧倒的に建物側の植栽の存在感が大きい。紅葉している。


「スーザン・ヴィクターの作品@承天寺(祇園の近く・博多)」

その後、町家ふるさと館などを経て承天寺へ。アクロス福岡と同じような存在感?。承天寺通りで敷地が分割されていて、作品があるのは仏殿のある方。ついでなので本堂のある方にもいってみると、饂飩蕎麦発祥の地と御饅頭所の石碑。伝統的ファストフード発祥地を全部持って行かれていたか。


2017年12月11日~12月17日

2017-12-18 | 日記
12月17日(日)
「九州大学法学部棟@福岡」

朝、バスで箱崎キャンパスへ。小島先生が企画した企画。父&義父の母校で講演をすることになろうとは。法学部は今年度いっぱいで移転(建築は隣にあったんだけれど、既に移転済み)するらしい。廣田尚子さんの「統計数字による計画決断の限界」とか、中坊壮介さんの「ライフワークとしてのDesign for Mandane World研究」とか隣接する世界でも共感する眼差しが確認でき、とても有意義。今年は、隣接分野の人とのこういった接点がたのしい。


「小島先生のレクチャー@九州大学文系地区中講義室(福岡)」

丸一日の講義シリーズ。全部で4日あったうちの最終日。クリエイティブ産業にフォーカスした上で、関連するそれぞれの分野に置ける「法」の役割について考えるというもの。クリエイティブ産業そのもののポジションが移り変わるなか、いかに今日の社会状況へ目を向かられるかが大事っていうのは、建築も一緒。いただいた、他の回の資料を見ていても興味深いものばかり。


12月16日(土)
「みかんぐみスタッフの結婚式@三渓園(横浜)」

三渓園、鶴翔閣での結婚式。時間を間違えていて、少し遅刻。仕事では時間に遅れるなと言っているのに面目無い。。。場所も会そのものもとても気持ちのいいものだった。ちょうどいい時間に終わって、そのまま羽田へ。翌日に備えて博多へ。


12月15日(金)
「セブンイレブン@相模原税務署近く」

大学でいろいろ(来年は中国から研究生が来ることになりそう。研究生ははじめて)。夜は、義妹夫婦が定年退職を期にセブンイレブンをはじめたので、応援(って言っても買い物するだけ)に行ってみる。とても混雑していて、滑り出しは順調みたい。


12月14日(木)
「ホットはちみつレモン@研究室(神奈川大学)」

授業&卒制チェック&ゼミでずっと大学。途中で学生が作ってくれた、ホットはちみつレモン。大三島さんのはちみつとレモンを漬け込んだもの。癒される。


12月13日(水)
「スカイプ向け新機器@研究室(神奈川大学)」

複数人でのディスカッションをスムーズにできるよう、マイクとスピーカーを新設。元々あったモニタに繋いで、まあまあいい感じの環境になったか。ノートに内臓のカメラを使ったんだけれど、これが広角になると理想的か。安いズーム付きとかあるといいんだけれど。


12月12日(火)
「渋谷駅の新しい出口@渋谷」

いくつかの打ち合わせ。午後、渋谷に行ってみると、この間までいかにも仮設のスチール製階段だったところが、新しいものに入れ替わっている。ちょっと懐かしい感じ?。


12月11日(月)
「みんなの家の展覧会@熊本市現代美術館(熊本)」

朝、伊東さん県庁の方々と現代美術館へ。クライン・ダイサムが企画をしたみんなの家の展覧会。仮設住宅に住む方々と県内の高校写真部の学生たちが撮った写真を用いて作られた家型のインスタレーション。写真はどれも、適当に撮ったスナップではなくて、構図もきちんとしたきれいなものばかり。捉えた瞬間にも、惹きつけられるものが多い。
夕方の打ち合わせのために、一足先に空港へ。


「野菜販売@羽田空港(東京)」

最近、空港で野菜を売っているのをよく見かけるけれど、羽田でも売り始めた。なんとなく、地方の空港で行われていることとは趣旨が異なるような気もして、ちょっと気にはなったんだけれど、時間が厳しそうだったので通り過ぎる。

2017年12月4日~12月10日

2017-12-11 | 日記

12月10日(日)
「熊本県総合防災航空センター@熊本空港」

県庁の車で空港へ。少し早かったのでテクノ団地に立ち寄ってみたら、県立大に移動したイルジさんと偶然遭遇。韓国の農村計画関係者を案内しているらしい。
朝の飛行機で到着した伊東さんたちと合流して、小川さん設計の航空センターの見学。一見、ランダムに分散する木材が大スパンを支える。多くの材は120角で、最大長さは6メートル。木の香りが充満する中でヘリコプターの整備。


「県知事プレゼン@県庁ホール」

県庁での会議のあと、午後はシンポジウム。第一部の司会を担当。熊本地震発災直後のみなさんの活動の内容やメッセージからは、今後に繋いでいくべき話題も多かった。まさに第一部のタイトル「災害に負けない熊本」の実践。第二部は伊東さんが司会で、蒲島県知事、奥山前仙台市長、日本財団の荻上氏による豪華な対談。それぞれの思いがシンクロしながら再建に向かっていた背景が浮かび上がる。知事は経済学が専門だけれど「経済は可能性の芸術」と言って来たそうだ。建築もそうありたい。


12月9日(土)
「五右衛門風呂@赤松防災拠点(美波町・徳島)」

熊本への移動を始める前に、赤松へ。露天風呂周りが完成している。簡易宿所としての許可も得られている。体験できる日が楽しみだけれど、美波町の冬は横浜よりも寒い。春を待たねば。少し打ち合わせをしてから熊本への移動開始。いろいろ乗り継いで7時間半。作業も進むし、持っていた本も読み終わる。


12月8日(金)
「門前町再生会議@桜会館(美波町・徳島)」

朝一の飛行機で徳島へ。Googleドキュメントのスライドでプレゼン資料を作るようになったのと、飛行機の中でWiFiが使えるようになったので、先に現地入りしている学生たちと移動中に共同作業ができる。便利すぎる。GoogleドキュメントのCADソフトがあればいいのに。CADは使えないけど。


「通りの1/50模型@@桜会館(美波町・徳島)」

愛用しているカメラ、GM-1の絞りは最大f/22。絞り優先モードでトライ。全長9mを超える模型だと、被写界深度は届かないらしい。12月の金曜は厳しい、っていわれてはいたんだけれど(こちらの都合でこの日に、、、)、結構密度の高い話が進んだし、毎月、着実に成果が上がってきている。学生たちのチームプレーもすばらしい。


12月7日(木)
「三角スケール@研究室(神奈川大学)」

前日の日程調整の余波で、授業の前に朝早くから大学でゼミとかミーティングとか。
以前から使っていた三角スケールがなくなってしまったので新調。赤青緑のラインが入った見慣れたものは、1/250とかの縮尺が入ったものしかなくて、
1/100,1/200,1/300,1/400,1/500,1/600のものがいい、といったらこれ。自分で塗るか。溝の部分にはメーカー名しかないし。


12月6日(水)
「サンタ@仙台」

朝から仙台で会議。割と久しぶり。アーケード街にはサンタ。後ろにつながっているロープから空気が送り込まれているらしい。夜の芸術不動産関連会議に合わせて横浜へ。


12月5日(火)
「クラフトビール小屋@台北」

チェックアウトまで後回しにしていた資料の読み込みとかの作業をして、微妙な残り時間だったのと、ホテルから空港までの道のりが、地下鉄路線と重なっていたこともあって、歩いて空港に向かってみる。いくつかの大型商業建築に立ち寄ってみると、少し前の日本の百貨店みたい。雑踏の中には、建物の隣棟の隙間に挟まるように設けられた小屋が。「coffee、tea、CRAFT BEER」とある。今度行って、隙間の挟まり方を確認しなくては。


「台北松山空港@台湾」

途中から地下鉄に乗るつもりだったんだけれど割と近くでそのまま徒歩で空港まで到着。
羽田には予定よりちょっと早めについて、大門にある貸し会議室での会議に遅刻せず参加できた。その後、翌日に備えて、上野駅の近くのホテルへ。


12月4日(月)
「レクチャーシリーズ@台湾科技大学(台北)」

レクチャーシリーズと大学院課題へのコメント、っていう一日。台湾科技大を含む3大学連携によるバーチャル・スクールが主催する、広く表現分野を対象としたものらしい。デザインマネージメントが専門のオランダの人と、プロダクトデザインが専門のスイスの人。多くのスキルがコンピュータに置き換えられたあとに、それぞれの分野でのデザイナーには何が可能か、という視点。これまでのデザイン上の習慣にとらわれないで、この先の時代での人々の暮らしへの注目が重要になるっていうのが、期せずしてシンクロ。シンポジウムとかはなかったんだけれど。


「大学院の課題@台湾科技大学(台北)」

午後は、大学院の課題へのコメントの時間。海外でのコンペへの応募が前提で、一部はチーム、っていうのは神奈川大学の大学院生相手に進めているものと近い。プレゼンパネルのクオリティがすごく高いことと、それぞれが全く異なる独自の眼差しに基づいた提案になっている、っていうところが印象深い。


「白キクラゲのデザート@大来小館(台北)」

夜は台湾家庭料理の店。魯肉飯が有名なオフクロの味の店らしい。白キクラゲのデザートはやはりなかったんだけれど(夏のものらしい)、わざわざ外で買ってきてくれた。ありがたい。ものすごいホスピタリティに感謝して、翌日の昼までアテンドしてくれるというのを申し訳ないのでお断りして、再会を祈って別れる。






2017年11月27日~12月3日

2017-12-05 | 日記
12月3日(日)
「可愛い明の時代の皿@故宮博物院(台北)」

朝一からスカイプ会議。ホテルのネットが弱い。。
昼前に陳先生がピックアップしてくれて、この日は文化をたどる1日。故宮博物院は何十年ぶりだろうか。地元の方々の解説を聴きながらみると、以前来た時に意識されていた技術的な側面よりも、遊び心が強く見える感じ。馬は舌をだしているし、複雑な存在感の置物は背中をかくものだったり。。


「有名な白菜への長蛇の列@故宮博物院(台北)」

翠玉白菜をみるためには長い列が。。まあ、前にもみているし、こういうのは嫌いじゃないんだけれど、別の機会でいいか、ということで、なぜか、隣でやっていた大英博物館から来たエジプトのミイラ展。CTスキャン技術を用いた分析が新しくて、予想よりもずっと面白い。一人ではみていなかっただろうなあと思う。


「青い光のマンション@台北」

夜は火鍋のあと、東門駅近くの店へ。昼に、台湾の干キクラゲ事情を聞いていたところから(台湾では白黒共に生で使っているらしく、乾物は中国産。値段が10倍でも日本産があるなら絶対それにしろと。。。)火鍋で具材としてキクラゲを入れ、さらなる話題で、夏の、白キクラゲとナツメ(これも火鍋に入っている)のデザートが絶品、ということで、そういうものが食べられそうな店へ。季節外れで、ナツメとハスの実のデザート。普段はデザートに幸せは感じないことが多いんだけれど、こういう素材の味わい勝負っていうかんじなのは美味しい。


12月2日(土)
「本屋の料理本コーナーにキッチンがあって、カフェも隣接@誠品書店(台北)」

朝の便で台北。午後、招いてくれた陳先生がいろいろと案内してくれる。建築系の先生なんだけれど、元々はグラフィックデザインが専門。百貨店型の書店、誠品書店。前に別の支店に行ったこともあるんだけれど、新しいところを案内してもらう。暮らしと書籍が共存している感じ。聞いていると、印刷物離れが深刻、っていう感じでは日本ほどではないみたい。台湾の建築タイル本を入手。


「月@101(台北)」

最後は101。何度か来ているけれど、地元の人に案内してもらうのも、展望台まで上がってくるのもはじめて。この季節はずっと雨模様のようだけれど、この日は霧。夜景が重なり合ってみえる。ずっと昔に、みかんぐみで関わっていた指南宮はこっちだったかと眺めると、満月目前の月。台湾では、月を人差し指で指さすと、耳が切れるという伝説があるらしい。


「古いタイプのアダプタ@アップルショップ(101・台北)」

いろいろなことが起こっていて、慌ただしい中にやって来たのだけれど、持って来たパソコン関連バッグ内にはUSB-CタイプのiPhoneのケーブルしかない。。。家に帰ればたくさんあるし、パソコンが修理から帰って来たらいらなくなるんだけれど、背に腹は変えられず。。。


12月1日(金)
「新しい中華屋@六角橋(横浜)」

最近、六角橋周辺に中華屋の新規開店が相次いでいる。これで3軒目。もともと中華屋がなかったわけじゃない。あまり客が入っている様子もなく。。。


11月30日(木)
「マッカーサー道路@虎ノ門ヒルズ某所(東京)

午前中の授業を終えて、午後は某プレゼンへ。で、また夜は戻って大学でゼミ。長い1日。
できたばかりのマッカーサー道路は模型みたいに見える。


11月29日(水)
「本屋@六角橋商店街(横浜)」

朝一でスカイプ会議、って思ったら、代用パソコンにはスカイプのインストールから必要。不意に面倒なことが襲ってくる。。。六角橋に新しい本屋。最近は、印刷されたものを買わなくなっている(漫画すら)ということなので、品揃えはともかく朗報か。


11月28日(火)
「虎ノ門交差点@虎ノ門(東京)」

朝から都内でいろいろな打ち合わせがチェーンで続く。パソコンを修理に持っていることができないが、復活させた前のMacBook Airにも慣れてくる。キータッチの音がずっと小さいから、人が多いところでのパソコン作業はこっちのほうがストレスがないし、いいところもあるか。。。虎ノ門ではビジネスウーマンの年齢層がすごく狭い。


11月27日(月)
「原稿と修復の作業@自宅」

パソコンの画面は修理に出すしかなく、かといってその間に作業ができないのも困る。色々試みると、外付けモニタにはつながるので、データをバックアップしたり、古いPCを使えるようにしたり。並行して、もろもろの文章をまとめる作業。あまりの事態に、いくつかの行事をパス。。。使っていたのは1TのSSD。調子にのって500GBを超えるデータ量になっていたんだけれど、こういう時に動きが取りにくい。。