曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

5月28日~30日

2012-05-31 | インポート
横浜の景観に関する署名活動を早めに伝えたいので、いつもと違って3日でアップ(まあ、普段からそんなに厳密じゃないんですけど)。


5月30日(水)
「窓@カフェ・ドウドウ(だっけ。白楽)」
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朝からもろもろ経て、夜、研究室の4年生が個展をやってるカフェ(っていっても夜12時までやってるらしい)へ。壁にトレペに描いた窓が追加されてる。トレペの扱い方もいいけど、何より手の抜き方加減がいい。スケールっていうか密度感も悪くない。ちょっと感心。ほんのちょっとだけ手を入れる側に寄っても良いかも、って思ったけど、こういうの、手を入れるのは簡単。


5月29日(火)
「高橋てい一さん@レストラン・ヴォワ・ラクテ(神谷町)」
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高橋さんの米寿のお祝い。そうそうたる建築家が集まってる。本人は何も変わらない。最初にお会いしたのは、八代の博物館の竣工直後。いろいろと突っ込まれつつも随分ほめてもらって、とてもうれしかった。20年以上前なんだけれど、今でも忘れられない。そういったセンスを含めて、今も、現役。ちょっと、感動。


5月28日(月)
「コウヤマキ@自宅」
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去年の5月15日のブログで、コウヤマキの高さチェック用記録写真をアップしておいた。で、比較。50センチくらいは伸びだか。風呂の窓から見えるまでは、5年以上かかるかなあ。


さて、で、みなとみらいの海辺にできる結婚式場の計画について。
このブログをどういう人が見てるのか判りませんが、横浜のみなとみらいの重要な港湾エリアに、ローマ風(?)ハリボテの結婚式場ができようとしています。先人達が頑張って保存を実現した汽車道からの主要な景観のほとんどを締める場所だし、デザイン都市のシンボルの一つ赤レンガ倉庫の隣接エリアでもあります。みんな頑張ってるのに。
詳細について気になる方は、いろいろなサイトを参照してください。
これとか
これとか


ぼくが特に問題に思うのは2点。
一つ目は、都市景観をチェックするための市長の諮問機関のはずの「横浜都市美対策審議会」がNGって言い続けているのに、半ば時間切れでなし崩し的に市が容認する方向にあること(よく見ると微妙な調整はしてるけど、ほぼ無視。しかも、一部の委員がNGっていってるんじゃなくて、委員全員がNGと言っている)。いつの時代だ!?。
二つ目は、横浜市が売り出せる限られた高価値の資産(土地利用)を、ものすごく安売りしていること。短期的な税収が上がるかも知れないけど。ヘンリー・ムーアの彫刻を鉄屑として売るみたいなもんだ(リチャード・セラのもあったな)。


で、ですね、
山本理顕さんが会の代表となって、市に要望書を出しました。
われわれは反対だし、それに反するなら理由をしめしてくれ、ってものですね。

ということで、署名を集めています。
これは、横浜市民に限定された問題ではありません。この先の日本の都市が、もともと持っている都市的資産に対してどのようなスタンスを持てるのか。この問題は、一つの大きな試金石となるかもしれません。「そりゃ問題だ!」って思われる方は署名を是非。
署名用紙はこちらから。

署名をたくさん集めた用紙を送るぞ、っていう方は、大学の住所(横浜市神奈川区六角橋3-27-1。神奈川大学建築学科。曽我部)まで。お手数かけます。
よろしくお願いします。









5月21日~27日

2012-05-28 | インポート
5月27日(日)
「和歌山@大分発羽田行き」
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朝早く別府へ。BEPPU PROJECTの別府永久劇場改修計画(元ストリップ劇場のリノベーション)に関連した打合せ。この秋の混浴温泉世界開催に合わせて少しずつ進行しているんだけど、進む分だけいろいろ課題も見つかる。でも、デザインする上では、戦う相手が見えやすくなった感じ。楽しくなってきた。
帰りの飛行機から見下ろしたら和歌山。


5月26日(土)
「黒ラベル@西小倉(北九州)」
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朝のバスで小倉に移動して、北九州市立美術館で来春行うCCA北九州展の打合せ。映像作品を中心に、この15年間のCCAが企画してきた展示を再現する。二つの企画展示室はどちらも音の反響が激しくて、それへの対策がデザインのキモか。
久しぶりの天寿司を堪能して、黒ラベルへ。交差点に建つ、っていうか、取り残されたような看板の建物。星のマークがポイント。


「黒ラベル内部@西小倉(北九州)」
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中は飲み屋。はじめて15年目になるらしい。中に入るのははじめて(数年前に建物だけは案内してもらった。看板はもっと少なかったと思う)。
飲みながらいろいろと話しつつ、歌う。CCAでは、バンコクの国際交流基金との関わりもはじまるみたい。世間は狭い。ソウルでの展覧会のことなどについて相談。


5月25日(金)
「名刺交換@キャサリンズ・バー(熊本)」
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某プロジェクトの打合せで、夕方から熊本。ホテルのロビーで打ち合わせて、そば屋「森山」で飲みながら続きをやって、「キャサリンズ・バー」で怪しいネーミングのオリジナルドリンクを飲んで、「くまBAR」で球磨焼酎「深野」の三種飲み比べ。キャサリンズ・バーでは、キャサリンさん(スザンヌのお母さん)の本名と一緒にいたみかんぐみスタッフのメールアドレスが同じ(柑橘名)っていうことで、名刺交換。他にももっと華やか(?)な写真もあるけど自粛(?)。


5月24日(木)
「エールフランスの広告@少し前の新聞(自宅)」
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いろいろと立て込んだ一日。
写真は、少し前の朝日新聞に出ていたエールフランスの広告。ピクニックってことらしいが、太田さん達の東京ピクニッククラブと被りすぎてないか?。知ってるのかなあ・・・。


5月23日(水)
「小松菜キーホルダー@八潮市役所(埼玉)」
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朝一で八潮市役所。まちづくり100年運動に関連して、某工務店との打合せ。職人肌の大工さんに期待がふくらむ。年明けまで着工できないらしいが、それまでしっかり準備が出来ると考えよう。
写真は、市役所1階のショーケースにあった、小松菜キーホルダー。こういう職人(プラスチック成形?)の仕事も興味深い。建築とのコラボは可能か。茶室の引き手とか?


「清水建設+神奈川大学コンペ審査@神奈川大学(六角橋)」
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大急ぎで大学に戻って、学内コンペの審査会。駅ナカ保育園という課題で、ゲスト審査が仙田満さんと八島正年さん。作品の質も少し上がってきたし、どんでん返しもあって、それなりに盛り上がった。大賞は研究室の稲毛さん。どこに行くんだろう(副賞が海外旅行補助。報告義務付き)。例によって、白楽のイワシ屋で飲む。


5月22日(火)
「猫@武蔵屋(野毛)」
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黄金町エリアマネージメントセンターの理事会に出て、夜は、打合せを兼ねつつ、念願の武蔵屋へ。雨のせいか入れた。同じテーブルだった先輩方(初対面。リアタイヤした中高の同級生グループらしい)と意気投合し、野毛のスナックで飲む。村田家の店主も彼らの同級生だとか。そういえば、チグサも場所を変えて復活していた。これも、村田家の店主の尽力によるものらしい。


5月21日(月)
「占いマシン@とある甘味屋(大宮)」
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大地の芸術祭のプロジェクトに関連して、フィリピンのアーティスト、キドラッド・タヒミックさんが急遽来日しているというので、小沢剛さんらと一緒に大宮で打合せ。計画がどんどんディープになっていく。それにしても、竣工前にイフガオ(フィリピン)に行く日程が取れないのが残念。
打合せ場所となった甘味屋に、昔懐かしい占いマシンが。小沢さんによると、このマシンの集金は、一人のおじさんが全国回っているんだとか。













5月14日~20日

2012-05-21 | インポート
5月20日(日)
「橋@八潮」
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五大学連携の今年度キックオフミーティング。いろいろと動きがある。去年から始まった、ちょっとずつ街に手を入れていくプロジェクトも具体化してきた。この橋は、日工大が中心となって自主制作。かなり完成度が高い。駅前の公園はそろそろ設計アップだし、T邸の現場もそろそろ始まる。


「炎上@肉屋(浅草)」
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帰り道に、坂牛先生のアルゼンチンにおけるステーキへの向き合い方の話しを聞いている内に、肉を食べなくては納まらない感じに。うまかったが、やっぱりアルゼンチンででかい肉の塊とワインだけっていう食事をしてみたい。


5月19日(土)
「ふたば@自宅」
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家で雑用。バンコク用パワポの英語化作業に手間取る。曖昧にしていた部分が判ってきて、それはそれでよかった。気分転換で、ブロック塀と側溝のスキマから雑草が出てくるのでモルタルで埋め始める。案外面倒で、途中まで。写真は、キュウリの苗のプランタから出てきた双葉。去年の土に新しいのを混ぜたので、去年の何かが発芽したらしい。しばらくそのままにしよう。


5月18日(金)
「新・港区@新港ピア(馬車道)」
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打合せとかでいろいろな場所を回った後、夜は、新・港区のオープニング。新港村の設えは、限られた期間使っただけで捨てるわけにはいかないと、いろいろな活用法を検討していたんだけれど、そのまま活用される、っていう理想的なかたちで解消。
久しぶりに延明に羊串を食べに行ったら、ちょっとこぎれいになっていてビックリ。


5月17日(木)
「構造実験室@神奈川大学」
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設計製図の授業の日。授業のあと、近くの工業高校の先生方との打合せ。施設を案内するというので一緒に回る。構造の実験室に来るのははじめてじゃないんだけど、ゆっくり見るといろいろ面白い。写真の設備は、スケールといい形状といい、10年くらい前にみかんぐみで設計した上原の家を想起させる。いらなくなったら本棚か。


5月16日(水)
「土嚢建築@会場近くの大きな橋の橋詰め(新潟)」
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水揚場近くのを渡っていて、渡辺菊眞さんの土嚢のプロジェクトがかなり進んでいるのを発見。昨日は暗くて気がつかなかった。想像以上に、キッチリできている。


「水槽@水揚場(新潟)」
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朝から5個くらいチェーンで打ち合わせて、その後、少し作業。活魚室のイケスを運び出す。重い。やっぱりフォークリフトを買うしかないか。ハンドフォークには限界があるかなあ。
打合せ的にはようやくいろいろなことが具体的になってきた。学生たちがもっと作業をしたいというので、例によって一人で新幹線で帰る。


5月15日(火)
「新小とり@新潟」
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馬車道でいろいろと打合せをしてから、学生たちと車で新潟へ。予想以上に早く着いて、ホームセンターでいろいろと揃えてから、萬代橋の水揚げ場へ。古民家の部材が運び込まれている。夜は、信濃川の反対側(左岸)で偶然発見した焼き鳥屋。これはかなりアタリ。


5月14日(月)
「角カット@鐘ヶ淵」
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昨年からいろいろあって止まっていた、東京東部のプロジェクトが二つリスタート。よかった。打合せのために訪れた鐘ヶ淵あたりには、興味深いコンディションの建築がたくさんある。
綾瀬と浅草橋を経て横浜に。




5月7日~13日

2012-05-14 | インポート
5月13日(日)
「ボトル@レストラン・ブー(妙蓮寺)」
0513
家の近所にできたカジュアルなイタリア料理屋に行ってみた。外観の色と店名に若干難ありだけど、ものすごくリーズナブルで気軽さも含めてとても良いところができたと思う。
写真の水のボトルは、ラベルの裏側(糊のつく方)が赤くなってて(ガス無しは青)、商品名の表の部分を小さめにすることで、裏側の成分とか生産地とか細々たくさん書いてある面積の大きい部分が目立つっていうしかけ。


5月12日(土)
「きゅうり@緑のカーテン(自宅)」0512
マメ系のみのつもりだったんだけれど、みかんぐみの帰りにホームセンターに寄り、ついキュウリの苗を買ってしまった。マメはゆっくり育っている。キヌサヤはあまり高くまでは伸びないんじゃないか、っていう指摘を某スタッフより受けていて、シカクマメでカバーするつもりだったんだけど・・・。
50代の初日からして、計画だおれ。


5月11日(金)
「はまぐり@品川魚貝センター(品川)」
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授業とか打合せとかして、夜はバンコク防災展の打合せで、永田さんと品川。飲みながら打合せっていうか、飲む。4方向から魚料理を追求する飲食店グループ。入ったところは、お通しが蛤。40代最後の夜は、永田さんと品川で魚三昧、ってことになりました。


5月10日(木)
「ひょう@大学(六角橋)」
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授業をやっていたら突然ひょうが降ってきた。こんなにたくさん降っているのは初体験。時間は短かったけれど、少し積もった。車とかボコボコになってるんじゃ、って心配したけど、被害無し。


「50才のケーキ@研究室(大学)」
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研究室の学生たちがケーキを用意してくれてた。円筒型のを積み上げるタイプで、2セット合体してたくさん積み上げたら一部倒壊したとか。まあ、なんだか、それはそれでそれらしい雰囲気に。俳句が趣味の人(ぼくよりも年上)から、句もいただく。これは新しい体験。みなさんどうもありがとう。


5月9日(水)
「黄金スタジオ@ぴあ横浜食本(自宅)」
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終日会議日。いつも長いなあ。
帰って家で、買ったままちゃんと見てなかった「ぴあ横浜食本2012」ってのをパラパラ見てたら、黄金スタジオが出ていた。以前、京都のカフェそぼろが「るるぶ」に載っててビックリしたのを思い出した。


5月8日(火)
「みかん@自宅(妙蓮寺)」
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今年もみかんの花が着く季節に。みかんの苗は挿し木の場合が多いんだけれど、数年前から、挿し木の元の木が育ちまくっている。ずっとほっておいたんだけれど、今年はついに切ることに。そもそも、挿し木した木もされた木も、何の木か(柑橘系なのは間違いないんだけれど)判らなくなっているから、どうでも良いんだけど。


5月7日(月)
「ケン・タダシ・オオシマ レクチャー@セレストホール(神奈川大学)」
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大学の連続講演会で、ワシントン大のケン・オオシマさんの、伊藤ていじ「日本の都市空間」の再読のレクチャーを聞く。自分が学生だった頃に話題となっていた建築に関わる主要トピックの位置関係が整理される感じの話で、何気なく知ってたことが腑に落ちるような感覚。写真は、1962年のシアトル世界博の時(って言ってたかなあ)の、Jap-Alaskan様式(?)の鳥居。部材はトーテムポール化している。下条もこうなると・・・・。













4月30日~5月6日

2012-05-07 | インポート
5月6日(日)
「初心者マークの影@自宅」
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車で東北に行っていた学生たちが帰ってきた。無事でなにより。バンパーにちょっと傷をつけたって恐縮してたけど、それは別になんてことはない。が、このシルエットは・・・・。消えないんだろうか・・・・。まいいか。


5月5日(土)
「コノテガシワ@妙蓮寺」
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去年から放置したままの、自宅の緑のカーテン。次の季節が来てしまった。枯れた枝とかを片付けていて、ふと、昨日大学に行く途中、白楽商店街でマメ系の苗を売っていたのを思い出し買いに行く。キヌサヤとスナップエンドウ(スナック?)と園芸用の土を購入。家にシカクマメのタネが残ってると思って探したら無かった。ともかく、今年はマメでいってみよう。途中、コノテガシワが雑草として生えているのを発見。


5月4日(金)
「標識とタバコ屋の庇@妙蓮寺」
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本当は、長岡に茅を刈りに行くつもりだったんだけど、雑用の累積赤字で断念。で、今日一番集中して原稿などができるのは大学だろう、と思って大学へ。いろいろな地方のプロジェクトのために学生たちが出かけているからなんだけれど、予想通り過ぎて、他に誰もいない。自分で部屋の鍵を開けてコーヒーをいれるのが新鮮。
前から気になっていた、妙蓮寺駅近くのギリギリ持ちこたえた標識。庇にはあたっていない。


5月3日(木)
「銀座テアトルビル売却@新聞」
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授業日。憲法の制定を記念したりはしないらしい。大雨なので午前中は家にいて、雨が収まった昼頃大学へ。家で新聞を読んでたら、菊竹清訓設計の銀座のビルが売りに出てるって記事が。この建物が竣工したときにやっていたピーター・ブルックのカルメンを見たときのことは、今でもよく覚えている。劇場内全体(!)が砂で埋め尽くされていて、学生向けの安い席(?)はステージの袖(砂)。あぐらで観ていたら、カルメンの投げたタバコが目の前に落ちて煙を上げていた。建物内のホールでは、これ以上インパクトのある経験はそれ以来ないなあ。


5月2日(水)
「コンタ模型再び@研究室」
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朝から取材とか、新港区(新港ピア)の入居者確認とか、打合せとかして、夕方から会議で大学。研究室では、ひさしぶりにコンタ模型制作。気仙沼大島全エリアを2500分の1でつくっている。今度のは少しリアル(4年の●目くんがブログに載りたいっていうから、気を使って採りあげてみた)。


5月1日(火)
「開眼法要@横浜市内某所」
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九州の墓を横浜に移すことになって、その、いわば竣工式。気軽な会かと油断してたら、喪服で参列するようなもので、ちょっと驚く。無事に済んで、みんなで会食。戸畑の墓もとてもいいところにあって好きな場所だったんだけれど、さすがに簡単に行けるところではないからなあ。


4月30日(月)
「花びらのトンネル@自由学園明日館(目白)」
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朝、成田について、空港のシャワー室(JALのキャンペーン中でタダ)で着替えて、赤羽さんと中林さんの結婚式へ。少し早く着いたので近所を散歩してたら、目白庭園っていうのに遭遇。最近、区がつくったものらしい。入園自体は無料。豊島区民はうらやましい。
回りの人の顔がわからないように、って加工してたらこんな写真に・・・・。


「明日館@目白」
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それにしても、明日館(ライト設計)で結婚式ができるようになったのは知らなかった。とても良い雰囲気。式自体もスキ無く全部手作りな人前結婚式で、彼ららしいし、清々しい。引き出物には「地震イツモキット」が。
夕方、家についたら、朝、成田から送った荷物が届いていた。早い。