<07月27日プレイリスト>
[納涼リクエスト大会]
夏のモンタージュ/みつき 7月30日発売ニュー・シングル
HAWAII/THE BEACH BOYS "SURFER GIRL" '63
BUILD ME UP BUTTERCUP/THE FOUNDATIONS '69
50/50 LOVE/C. L. BLAST "C.L. BLAST" '84
SUMMER BREEZE/THE ISLEY BROTHERS "3+3" '73
SUMMER LOVE/THE VALENTINES '54
夏への扉/山下達郎 "RIDE ON TIME" '80
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週の金曜日は給料日だったので夜の西麻布は人の波。夜中はタクシーがつかまらなかったそうだ。
タツローさんはまりやさんのニュー・シングルのレコーディングでスタジオ作業。家のパソコンが壊れたそうで一所懸命復旧、修復をしていたという。パソコンが無いと仕事ができない。いかにパソコンに依存しているかがわかったそうだ。あまりいい事じゃないが仕方がないとタツローさん。
・夏のモンタージュ
6月30日から放送されているTBS系昼ドラマ『ナツコイ』(月~金・13:30~14:00)の主題歌をまりやさんが書き下ろした。この主題歌を歌うのはみつきさん。1991年生まれの17歳。同ドラマでは女優・高畑充希としてヒロイン役を務めている。みつきさんが歌う主題歌「夏のモンタージュ」は7月30日に発売。カップリングには「元気を出して」が収められている。
・HAWAII
ビーチボーイズ1963年のアルバム『SURFER GIRL』に入ってる「HAWAII」は日本でシングル・カットされた。日本では大変人気のある曲。
・うなぎ
「タツローさんお薦めの鰻屋さんは?」というリスナーからの質問。
南千住の「尾花」とか南麻布の「野田岩」という有名店がいいそうだ。まずは尾花に行くのがいいとか。入れ込みなので予約はできないそうで並んで食べるしかないそうだ。タツローさんは好きなんだけど南千住はちょっと遠くてあまり行けないのが玉に瑕だと話していた。
・BUILD ME UP BUTTERCUP
ファウンディションズはイギリスの8人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1968年全英2位、翌年全米3位。邦題は「恋の干し草」。作曲はトニー・マコーレとマンフレッドマンのリード・ヴォーカル、マイケル・ダボの共作。
・50/50 LOVE
C. L. ブラストはキャリアの長い黒人ヴォーカリスト。大ヒット曲には恵まれていない。「50/50 LOVE」はテリー・ペンタグラスの「TURN OFF THE LIGHT」のアンサー・ソングというか、そっくりな曲調として知られている。プロデュースド・バイ・フレデリック・ナイト。1984年全米ソウル・チャート81位。
・SUMMER BREEZE
リスナーから「アイズリー・ブラザーズで夏らしい曲」というリクエスト。
アイズリーは最近イギリスからリマスター盤が出ている。アメリカの東海岸を代表するリズム&ブルース、黒人のグループ。もともとは兄弟3人組で始まったが、その後弟2人に従兄弟を加えた6人組となった。'70年代を代表するソウル・グループ。バンド・サウンドなのでブラック・ロックといった趣き。ジミ・ヘンドリックスがバック・バンドにいたこともあったので、ギタリストのアーニー・アイズリーはジミヘンそっくりのコスチューム、ジミヘンそっくりのギターで今でも大変に人気がある。曲名に"Part.1&2"と書いてあるのはダンス・ミュージックは1曲が長いのでシングルではA面B面に分割されて収録されていたから。アイズリー・ブラザーズで夏らしい曲というとアルバム『3+3』から「SUMMER BREEZE」しかないとタツローさん。もともとはシールズ&クロフツの曲。エンディングでアーニー・アイズリーのジミヘンばりのギター・ソロが聴ける。
・EXPRESSIONS
まりやさんデビュー30周年記念のコンプリート・ベスト・アルバムがこの秋10月1日に発売される。RCA(今のBMG)からワーナーまでレコード会社の枠を超えて選曲。みなさんから応募してもらった人気投票と本人の主観によって全42曲が選ばれCD3枚組となる。値段は3,980円なので1曲あたり100円以下。タイトルは『EXPRESSIONS』。初回限定盤『EXPRESSIONS(初回限定盤)』はスペシャル4枚組で4面デジパック・ボックス仕様。ボーナス・ディスクは人気投票ベスト10のオリジナル・カラオケ集。全曲最新デジタル・リマスタリングが施されている。アナログのオリジナル・マスターからデジタルに起こす「アナデジ」の作業とマスタリングの作業に2ヶ月半かかったという。初CD音源は「ドリーム・オブ・ユー」のシングル・ヴァージョン、ライヴ盤『スーベニール』に収録した「LET IT BE ME」はスタジオ・ヴァージョンで収録。全60ページ豪華ブックレットには本人による全42曲曲目解説付き。
・SUMMER LOVE
リスナーから「夏にお薦めのドゥーワップ」というリクエスト。
夏向きのドゥーワップというとヴァレンタインズ。アメリカ東海岸で活躍した。リード・ヴォーカルのリチャード・バレットは後にシャンテルズとかスリーディグリーズのプロデューサーとして名を馳せる。ベース・シンガーのロナルド・ブライトはスタジオ・シンガーとして「MR.BASS MAN」その他、たくさん仕事をする。「SUMMER LOVE」は実質デビュー・シングルでリチャード・バレットの自作。カップリングの「TONIGHT KATHLEEN」もいい曲なので、ライヴの客入れのCD-Rに入れてながそうかなとタツローさん。
・夏への扉
リクエストが殺到しているとのこと。1980年のアルバム『RIDE ON TIME』から。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
08月03日は、引き続き「納涼リクエスト大会」
意外に安いので拍子抜けしました。
CDの時代が終わりに近づいてることの証しでしょう。
楽曲のダウンロード販売が主流になってゆくんじゃないですか。。
ハードディスクも年々安くなってるし、何年か後には全音源をハードディスクに入れて売る形態となるかもしれませんよ。
僕は『IMPRESSIONS』以前のまりやさんの作品にあまり接してないので、盗作問題というのが正直よくわかっていません。タツローさんの文脈だとまりやさんの主観で選曲されたとのことなので、その盗作問題のことにも触れられているのかもしれませんね。30年で本人公認のベストが2種類というのは案外少ないというのが僕の印象です。