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津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■享保20年~寛保3年 両(金)・銀・銭相場

2018-03-10 11:21:05 | memo

熊本藩町政史料(一・p48)から、享保20年(1795)10月の米相場は
    一米直段、公儀御達、江戸金壱両壱石四斗以上、大坂米壱石ニ付銀四拾弐匁以上
               (1石=0,714両)

つまりこの時期の金一両(江戸)と銀(大坂)の関係は、1両=銀58,8匁という事になる。

            

               
 
                金銀両替相場の変遷 金一両に対する銀匁 赤の実線は御定相場(ウイキペディア・江戸時代の三貨制度から)
 
又同様、熊本藩町政史料(一・p68)から、寛保3年(1803)の銀と銭の関係は
    一、御国中銭遣之儀、去戌正月より之双場ハ一匁六十文にて候、然処下方二てハ先年以来壱匁七十文遣之
      双場ヲ内証にて相究置、上之御格之双場と違両様ニ致通用如何敷候、然共文銀遣得斗折合候迄ハ其通
      ニ見合被置候へども最早文銀一式之通用候條、向後ハ七十文銭を以商売仕儀堅不致、六十文銭ニて諸
      色之直段相究候様被仰付候間可有其沙汰候、以上
          二月六日       奉行所
 
                
               
 
                  銭相場の変遷 金一両に対する文 赤の実線は御定相場(同上)
               この表のように文/両の御定相場と現実相場が乖離していることが判る。

 

 
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