原城落城のとき特別展盛況
 |
貴重な古文書を熱心に見学する来場者=南島原市、原城図書館 |
|
島原・天草の乱(1637~38年)や禁教期の様子を古文書など25点で紹介する南島原市と西南学院大学博物館(福岡市)の特別展「原城落城のとき-禁教・潜伏への道のり」が、南島原市南有馬町の原城図書館で開かれている。無料。3月20日まで(休館日の火曜と毎月最終金曜は休み)。
乱発生直後の緊迫した様子を記した書状の写しや、天草四郎の首を取った幕府軍兵士の戦功報告、乱の約90年後にまとめられた物語調の軍記、禁教政策を広める立て札、並べて十字架に見立てるための銭貨8枚などを展示している。
初日の15日は市教委文化財調査員の南浦利早学芸員の解説があり、県内各地の約50人が参加。会員2人と来た島原観光ボランティアガイド(島原市)の相良信一会長(69)は「客に島原半島の歴史を伝える私らにとっても原城跡は重要な場所。貴重な史料と解説で、現場兵士の苦労など当時の場面がリアルに目に浮かぶ。大変勉強になる」と話した。
18日午後2時~4時には熊本大の稲葉継陽(つぐはる)教授の講演「島原・天草一揆と『天下泰平』」が南島原市西有家町のカムスである。参加申し込みは市教委世界遺産登録推進室(電0957・73・6705)。
|
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます