女優の鈴木京香氏が、「建築学会文化賞」受賞されたというニュースが報じられている。
あのヤギ髭をたくわえた有名な建築家・吉坂隆正氏設計の作品・東京都渋谷区にコンクリート造の小住宅「ヴィラ・クゥクゥ」が1957年に完成した。
この建物が解体の危機にあったらしいが、これを鈴木氏が購入されて改修をされ、名建築の保存に寄与されたことに対する評価であろう。
以前触れたように思うが、氏のパートナーは俳優の長谷川博己氏(麒麟がくる・主演俳優)なのだが、その父が著名な建築評論家・長谷川堯氏である。■建築史家・長谷川堯氏死去
そのような関係で、鈴木氏は建築に関する興味が非常に強かったとお聞きした。
有名建築が日本のあちこちで消えつつある。建築学会においても大いなるジレンマと無力感を感じて居られるのだろう。
建築設計の世界に身を置いた者として、鈴木氏の行為を大いに称えたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます