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津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■不思議な家紋の正体

2022-09-29 06:32:59 | 家紋

                        

    細川家家臣のお宅の家紋をご紹介しているが、何とも名前が判らず、またヒントにも行き当らずというものが幾つかある。
昨日の■御侍帳・家紋から考える(44)でご紹介した藤懸家の家紋も、その際たるものであろう。
一つは「丸に三文字紋」これは、藤懸氏でググってみると「武家家伝_藤掛氏」に尾張織田氏庶流としてこの家紋が紹介されている。
もう一つがこの不思議な形の家紋で、原寸8㎜×5.5㎜をスキャンして拡大してみると、不思議な形の紋に白地で切り抜かれているのは「結び雁金」か?
手元にある数冊の家紋帳を一頁づつめくりながら確認しているが、基本になっているのは「舵紋」だろうか?

                          舵紋 – 家紋DB
 本来はこういったものだ。もう捨てようかと思っていた丹羽基二氏著の「家紋」(昭和51年7月発行の22版)に出ていたものだが、その説明に「舵紋の使用家は寛政重脩(修)諸家譜では、織田家から出た藤懸氏・・・」とあった。
調べてはみるものだ。
とすると、「結び雁金抜き舵紋」とでもいうのだろうか。

また、「肥陽諸士鑑」にも諸家の家紋が紹介してある。ここにある藤懸氏の項の家紋を先に見ればよかったと悔やまれるが、これはまさに「舵紋」である。今一つ小さい不思議な家紋が描かれていたが、非常に小さいので何が何かわからない。これもスキャンして拡大してみた。
                      
 ここまで大きくすると、下の家紋は丹羽基二氏著の「家紋」に類似の紋  三つ舵紋(みつかじ):家紋のいろは  「三つ舵紋」が紹介してあり、それから類推すると「丸に三つ結び雁金抜き舵紋」とでもいう事に成ろうか。
只々感嘆するばかりである。
 

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