長いお付き合いをいただいている東京在住の近世史家・佐藤誠様から、草志会会報の「隣人‐第35号」をお送りいただいた。
今回も前回に続き、伊藤武雄著「堀内傳右衛門書簡集・2」のご紹介である。
堀内傳右衛門は元禄期の熊本藩士、赤穂浪士の吉良邸討ち入り後にその内の大石内蔵助以下17名をお預かりした折、接待役を勤め、その有様を詳細に書き残している。
その後傳右衛門は、関係者に切腹の様子その他、また伝言などを書簡や又直接伝えるなどの交流をなし、細やかに活動している。
前回4通、今回4通が詳細に照会されており大変興味深い。全部で24通あるとの事で、今後の資料にも大いに期待したい。
いつもながらのご厚情に心からお礼を申し上げる。