津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「北村甚太郎覚書」釈文--13・14

2014-09-22 08:13:13 | 史料

                                三斎様豊前御拝領被成慶長六年九月亀右衛門儀

                                被召出千石被下御鉄炮三拾挺御預ヶ被成候其後

                                忠利公肥後御拝領熊本御打入之刻御先乗被仰付御

                                鉄炮五拾挺御預ヶ居屋敷見立重申働被仰付高麗門

                                の前尓て拝領仕度由其柳屋敷支配奥村権左衛門方迄                  

                                願如届ニ被仰付候由御先乗の相役ハ寺尾左助と承候

                                熊本御着座大手御門尓御入被遊候後亀右衛門組乃

                                御鉄炮道中切火縄尓て参りを御城尓御入被遊候と

                                其侭一同尓打放させ申候由承及申候亀右衛門ハ隠連

                                な起者尓て色々武功多く咄有之仁尓て御座候事

                                礼々略之

                              一、明る廿六日より何の沙汰もなく竹束尓て付寄昼夜情を

                                入申尓付城中少しも無油断鉄炮津るべは那し申候殊尓夜の

                         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                                             
                                竹把情を出し付寄申尓もさる火を出し阿やしき所へハ鉄炮を

                                打懸申候 関東へ歴々被召連候ゆへ稲留鉄炮の弟子四人ならでハ

                                城中尓無之候 大野弥十郎・篠山五右衛門・村野庄助・北村甚太郎

                                なり 此外町遠物なと打候もの無之候 夫尓ついて

                                幽斎公より大野宗順・松田忠右衛門を以被仰出候ハ城中尓居

                                申候鉄炮初心の者共尓ハ能々教へ打せ候いか様大事なり共

                                今度の儀尓候間随分おしへ可申旨北村甚太郎へ被仰付候
                                       の旨申渡され候条
                                間被申付候 奉得其意城中を走り廻り其大筒尓ハ薬何程

                                こみ何丁尓てハ何と見て放候へと打て見せ玉行合点いた
                                                                  左衛門
                                させ申候 右之様子松山権兵衛佐方宗順同与三左衛門少納言
                                     て候                   与九ハ
                                存生尓候間御聞可被成候然とも敵方猛勢尓て夜昼軍役
                                                       
                                尓て夜ハ何間昼は何間寄候へと間積尓仕候と見へ候て

                                はや堀際間近く竹把仕寄申候 我等存候ハ兎角常の玉

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■「北村甚太郎覚書」を読む--14

2014-09-22 07:05:59 | 史料
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする