津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

柹原文書から「大木土佐(兼能)」・・原文

2011-09-25 15:27:14 | 歴史

 この文書は熊本歴研に所属され、「甲佐の歴史を語る会」で、甲佐手永関係の古文書等を勉強されているHH氏から提供されたものである。
加藤清正の鵜ノ瀬堰(熊本県・甲佐町)築堤の折り現場監督的役割を果たしたのが、柿原孫三郎鎮基という人物である。大友氏の幕下から天正の頃加藤家に随身し朝鮮の役などにも従った。禄高は始め100石、次第に累進して500石にまでなったとされる。加藤家改易の後は代々浪人して阿蘇に在住した。大木土佐に関してこのような文書が存在したことは喜ばしいことである。
HH氏のご了解の下、原文をご紹介する。又読み下しもすでに終えているが、これは後日としたい。

    https://mail.google.com/mail/?ui=2&ik=b2b2cab66b&view=att&th=130d46b1b4b7e671&disp=imgs

 

 すでにご紹介したことだが、HH氏はすばらしいサイト「古文書で読む参勤交代」を運営されている。

    http://www.ab.auone-net.jp/~xe2918/

鶴崎・剣八幡宮が所蔵する「大名行列絵図」が圧巻である。是非とも御覧いただきたい。

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「藤孝事記 古典文庫564」が届きました

2011-09-25 08:53:49 | 書籍・読書

 「日本の古本屋」で注文した「藤孝事記」が届いた。平成五年に出版された非売品である。
興味深い史料であり、幽齋の出自を伺わせる「舟橋家説」も間違いなく記載されている。

原本は九州大学付属図書館が所蔵している「細川文庫」蔵の「藤孝事記」である。
p4~p156が影印、p157~289が翻刻、以降p309迄解説に費やされている。
永青文庫に現れない文書が何故ここに集合しているのか・・・・
九州大学図書館が収蔵する細川文庫は「宇土細川家」から出た史料である。
終戦後、宇土細川家の文書が熊本の某古書籍店を通じて九州大学に納められたことを、その古書籍店の現当主からお聞きしたことがある。忠興が八代に持ち込んだ文書類は、本家に渡ることなく宇土細川家に伝えられた。
それが今日このような一級資料として登場している。
そして山田康弘氏の論考、「細川幽齋の祖父について」の強力な史料となった。

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