津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

有吉家文書「年中行事抜粋」(四)御着座後初而御登城之式-1

2010-08-28 12:37:00 | 有吉家文書

御着座後初而御登城之式
              年頭并御発駕前御登城之御式相替儀無之
               但御当所より頭衆時習館江被為
               入○より藤崎宮六所宮祇園社も召之無も是ハ御究ニてハ無
               御参拝○在候
          一、麻上下着御供揃一時前出仕之事
               但御出之刻○又者宅々之遠近ニ
               応し見計出仕之事
          一、御城代之御一門衆一人同○一人御留守居
             大頭両人御城内方御奉行一人御目附出方なし
             出役之事
               但大御目附等者御次へ出方有之とも御一門
               衆病中等之節ハ 此時代勤等之手数なし 御奉行江
               以紙面被申越候由之事
             付札
               安政四年閏五月朔日御登城之節前月
               晦日御用番之節御城代内膳殿より不慎ニ而不
               罷出段以紙面被達候付御城出之同席迄
               知らせ致候處御城ニて筋々之達無之由ニ而
               一歌席之段ハ御奉行も承居り由ニ候得とも
               同席江も御用人より尋候付、欠席之段
               答之右者御用人江者前段内膳殿より答
               ニも成候儀と心得候處、右之通ニ付今日於
               御殿御用人まて、右之次第御断申上候処
               不被遊御構旨ニ而相済候為後記置
          一、頬当御門内供数等小姓頭共控ニ有之候付
             略之
               但同所家来計出入之儀茂同断
          一、例之通家来を一人先二立闇り御玄関より上り
             鶴之御間より右手へ参、御床脇二枚杉戸より入透シ
             縁より通り二雪御間江通り候事
               但御玄関江ハ坊主出迎居、引取之節茂
               右同断、且又供之控所等之儀ハ小姓頭控二
               有之候間略之
          一、雪之御間と申ハ中ニ御衝立有之、御一門衆
             同席一所二障子之方向御襖際ニ左頭ニ座
             着々刀ハ銘々後二置候、 刀掛なし 右之方御衝立
             外御留守居大頭相詰被居候事
          一、御留守居大頭大御目附御小姓頭御奉行
             御用人御天守方支配頭同所御目附
             御入前詰所江相見候事
          一、御注進左之通
              御殿御共周   慶宅坂
             右慶宅坂御注進を承、御玄関江罷出
             候事
          一、西大手より御入大御番所当番之面々辻
             御目見として軒下ニ居出候事
          一、御玄関は幅一間長サ四間程有之、此所より
             土間之様ニ薄縁敷出有之候事
          一、同席ハ御右ニ当り候御入之時大柱之元ニ少シ
             退石垣を右ニ取御左ニ当候御入之内大柱之方向
             座着見習之人も一所ニ座着之事
          一、御一門衆は同席之上座薄縁一枚程
             進ミ石垣を後二て坐着之事
          一、御先立之御留守居大頭ハ御入之時御左ニ
             当候、大柱之元箱段を後二して御門之方
             向キ坐着、今一人ハ同席之左後板張之
             所ニ箱段向坐着之事
          一、夫より段落之御敷出御入之時大大目附
             御用人同御右之方御小姓頭御奉行
             座着御打揚いたし候、御取頭ハ中ニ座着
             其外御近習一手ハ箱段上ニ控居候事
              但座着之次第ハ
              御帰殿之節茂同様ニ而坐之繰
              替等無之候事
          一、御先立者御用人其先ニ御留守居大頭
             御先立有之候事
          一、御門内江御駕御乗入ニ相成候時分
             より次第ニ平伏御駕居り候所ニて御時宜
             一ト通り御意有之ニ而頭を上ケ被遊
             御上り候御跡ニ付上り候尤大大目附之
             跡ニ付参候事
          一、御玄関より鶴之御間 水鳥之御間共云 其より右之方
             之御廊下筋御通御居間へ被為入候付
             御竃之間 御頭番御茶屋抔致坐着之前 行懸ニ座之奉
             見送御居間へ被為入候得ハ御辞儀仕
             九曜之御間ニ而 御竈之間ニ行懸候へハ直ニ
                 左之方之御間山水之墨絵也、
御一門衆
             同席御留守居大頭一所ニ左頭ニ御中庭を後二〆致坐着候事
              但御先立之御留守居大頭も御竈
              之間之先ニ而開候事

                         (続く)

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天草の乱秘聞―富岡城に立つ虹

2010-08-28 09:01:18 | 書籍・読書
今日の熊本日日新聞の「散文月評」に紹介されている、ガラシャ夫人の甥である冨岡城代・三宅藤兵衛を主人公とした時代小説である。
多くの史料と現場に出向いての取材等々、地元作家らしい力作である。



天草の乱秘聞―富岡城に立つ虹
村上 史郎
熊本日日新聞情報文化センター

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私自身モ不調ニツキ

2010-08-28 08:31:27 | 徒然
 今日はいささか睡眠不足です。昨晩左足ふとももの内側に凄い痛みを覚えました。ずーんずーんと二度来ては10分位の周期で繰り返します。痛いのなんの・・・「いててて」と思わず声を上げるほどです。寝てからも30分ほどの周期で襲撃されて、いささか疲れ果てました。
それでも起床後はまだ一回も痛みは無くほっとしています。
一日中コンピュターの前に座り込んでいますから、妻から「運動不足、散歩でもしなさい」ときつーくお小言を頂戴しています。PCも不調、私も不調・・・今日中には何とか元に戻したいと思っています。

 
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