一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

満身創痍

2016-11-25 18:28:46 | 雑記


        いつぞや猫のことをこのブログに書いたら
        何人かの愛猫家から問い合わせをいただいた。

        マロ(アメリカンショートヘア ♂)
        生後16年

        先日、膵臓に悪性の腫瘍ができて川崎の大きな
        (犬猫)病院で摘出手術をうけた。

        私が驚いたのは近所の病院ではなく、わざわざ
        遠くの病院を紹介してもらって行くことになっ
        たこと。
        そして手術には家族(飼い主)が付き添わなけ
        ればならなかったこと。
        (家人はその日、仕事を休んで行った)

        10日ほどして退院。

        いくらか食べるようになったが、やはり以前の
        元気なときのようにはいかない。

        家人は猫用のエサ(柔らかいもの、エビ風味、
        マグロ風味、○○美食、スープ各種)を買いそろえ、
        はては離乳食たぐいのものまでやってはみたが、
        (昔のカツオブシをかけたネコマンマもためした)
        やはりはかばかしくない。

        一日中、じっと耐えてハウスのなかで丸まっている。
        時には死んでいるのかと思って(私は)ハウスを
        揺らしたりした。

        家人は見かねて、近くの(かかりつけの)病院へ。
        点滴をして復活すること数回。

        昨日今日はのろのろと歩いて、私が掃除機を持って
        2階に上がると、足元にからまったりする。
        心なしか、毛のつやもなくなった。

        「マロ、満身創痍だね」
        
        返事をしない老猫に向かって私は声をかける。

        「マロのこといえないね。お互い年だもの」

        私は相憐れんでいるつもり。
        分かっているのかどうなのか、
        マロはうらめしそうに私の顔をみる。
        
        ※ 満身創痍のマロ
          左足には点滴のためなのか、薬用なのか
          絆創膏を張っている。