昨日車に乗っていたら、カーラジオが
「村上春樹~賞受賞」云々
といっていた。
まさか、ノーベル文学賞じゃないよね。
ノーベル文学賞騒ぎはもう終わったは
ず……
と思って夕刊を見たら、
「村上春樹 ドイツでウェルト文学賞
授賞 受賞式の後 講演した」
というニュースだった。
その村上春樹のベストセラー『ノル
ウェイの森』には神保町が出てくる。
37歳の「僕」が大学生時代を回想す
る物語で、自殺する直子と「僕」が歩
く散歩道の途中に「神保町交差点」が
登場するのだ。
散歩道はJR四谷駅前→市ヶ谷→飯田橋
→靖国神社前→千鳥ヶ淵・日本武道館前
→神保町交差点→御茶ノ水→東大前→
駒込」という長い距離。
昼過ぎから夜までというから、ずいぶん
歩いたものだ。
最近の作でいえば、映画「舟を編む」で
あろうか。
三浦しをん著の原作で、本屋大賞2012
を受賞した作品。
舞台は神保町で、後楽園遊園地のある
文京区・春日の下宿に住む編集者の物語
である。
馬締は地下鉄で2駅の神保町の出版社に
通い、辞書編集部で中型国語辞典『大渡
海』(だいとかい)の編集を進めている
というストーリー。
作中には、神保町一軒だけあるという
銭湯が登場する。
他にもあるかどうか。
神保町はエッセイのほうが多いような
気がする。
※ いつか見た神保町の古本市