一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

神保町文学散歩

2014-11-09 15:09:18 | 読書


     昨日車に乗っていたら、カーラジオが
     「村上春樹~賞受賞」云々
     といっていた。

     まさか、ノーベル文学賞じゃないよね。
     ノーベル文学賞騒ぎはもう終わったは
     ず……
     と思って夕刊を見たら、
     「村上春樹 ドイツでウェルト文学賞
     授賞 受賞式の後 講演した」
     というニュースだった。

     その村上春樹のベストセラー『ノル
     ウェイの森』には神保町が出てくる。

     37歳の「僕」が大学生時代を回想す
     る物語で、自殺する直子と「僕」が歩
     く散歩道の途中に「神保町交差点」が
     登場するのだ。
     散歩道はJR四谷駅前→市ヶ谷→飯田橋
     →靖国神社前→千鳥ヶ淵・日本武道館前
     →神保町交差点→御茶ノ水→東大前→
     駒込」という長い距離。
     昼過ぎから夜までというから、ずいぶん
     歩いたものだ。


     最近の作でいえば、映画「舟を編む」で
     あろうか。
     三浦しをん著の原作で、本屋大賞2012
     を受賞した作品。
     舞台は神保町で、後楽園遊園地のある
     文京区・春日の下宿に住む編集者の物語
     である。

     馬締は地下鉄で2駅の神保町の出版社に
     通い、辞書編集部で中型国語辞典『大渡
     海』(だいとかい)の編集を進めている
     というストーリー。
     作中には、神保町一軒だけあるという
     銭湯が登場する。

     他にもあるかどうか。
     神保町はエッセイのほうが多いような
     気がする。


      ※ いつか見た神保町の古本市