一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

指先の「きれい」

2010-04-11 14:21:17 | 雑記

    よくTVで若い女性タレントが爪にデコデコ
    の飾り付けをしているのをみる。
    ネイルアートという言葉を聞いても「ふ~ん」
    としか思わなかった。
    まるでデコレーションケーキみたいに派手派手
    な爪をみて、「重くないのだろうか」とか、
    「手を洗うときはどうするのだろう」と場違い
    な想像をするのがせきのやま。

    若いタレントでなくても、いい歳をした女性が
    「エステ」と「ネイルサロン」に行くのが
    最大の癒し、とかいうのを雑誌などで読むこ
    とがある。
    日頃、おしゃれにも世間にも疎い私はへえ~
    と驚くばかりなのだ。

    でも見ました、見ました、なまネイルアートを。
    このところ仕事関係で数回会った女性の設計士
    が、きれいな爪をしていました。
    30半ば~40歳手前くらいのキャリアウーマン
    というのでしょうか。
    服装やお化粧などもふつう、指先も同じくらいに
    気を配っている、という感じなのである。

    その爪がですね、全部を同じ模様(?)にしない
    で、真ん中の3本にパラパラとデコレーションを
    ほどこしたら、残り2本はただ色をつけるだけ。
    それも花模様だったり、砂をまきちらしたような
    ものだったり……。
    つまり、指10本でバランスをとっている感じ
    なのですよ。

    ちょっとしたカルチャーショックをうけた私の
    感想は、
    「いやらしくなくきれい!」
    そして毎回ちがうアートをほどこしてくる彼女
    に聞きたくても聞けないでいる。
    「それって、付け爪?」
    いつしか、次はどんな模様かしら?とひそかに
    期待している私なのだ。