Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄

2023-05-06 03:09:11 | Weblog
千葉市美術館 2023年4月8日~5月21日

 三週間、三週間で展示替えする写真展……浮世絵版画の展覧会みたいだな、千葉市美術館だし。瀧口と阿部が前衛写真協会を立ち上げ、大辻は瀧口・阿部の影響があって交流もあって、牛腸は大辻の弟子で早世(1983年没)。牛腸以外は千葉市美に所蔵があって、それぞれ生誕120年、110年、100年、牛腸だけ没後40年ということらしい。なんでもないものも撮ってタイトルをつければ作品になるし、その切り取り方がインスタグラムとかで再生産され続けてるってことかな?
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中世公家の〈公務〉と生活―広橋家記録の世界―

2023-05-06 03:02:08 | Weblog
国立歴史民俗博物館 2023年3月7日~5月7日

 「いにしえが、好きっ!」と記録という点では通じる中世公家の日記を中心とした展示。世襲で同じような仕事をするので日記が過去の資料になるのだな。配布された具注暦を用いた日記って、手帳に日記書くみたいだ。読み込んだら面白い小説書けそうなので誰か書いて欲しい。とても勉強になる展示だったが、遠いところに細かい字の解説キャプション置かれててとても読みにくかった。
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いにしえが、好きっ!―近世好古図録の文化誌―

2023-05-06 02:52:11 | Weblog
国立歴史民俗博物館 2023年3月7日~5月7日

 『聆涛閣集古帖』は江戸時代後期に神戸住吉の豪商吉田家三代が編纂した、江戸時代中期以降に結構出てくる、古物を集めた図譜集で、国立歴史民俗博物館所蔵。その本を中心に、実物や同類の本や収集家に注目した展示。吉田家も『聆涛閣集古帖』も認識してなかったけど、木村蒹葭堂とも谷文晁とも松浦武四郎とも接点があるので、自分としては知り合いの知り合いに会った気がした。正倉院宝物の模造が出てくる脈絡がよくわからなかたったのと、もうちょっと集めた近世のことを掘り下げてほしかった感あり。
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