Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

道教の美術

2009-09-15 22:22:46 | Weblog
東京会場終了済
大阪市立美術館 2009年9月15日~10月25日
長崎歴史文化博物館 2010年1月23日~3月22日

 道教の美術展の全貌がついに大阪市立美術館で明らかに・・・・・・。やはりすごい展覧会だた!電話帳のように厚い図録が2500円というのもすごい。表紙カバーを変えた大阪限定バージョンが出現しています。第3会場の旧大阪市民病院の小杉放庵壁画面白い。山本芳翠の浦島図と長沢芦雪の群仙図が意外と似てるとか。最後の現代美術は入れるならもう少し数があってもという気もした。ただちょっと点数多すぎ、会場広すぎでぐったりというところあり。浦島太郎も閻魔様も安部晴明も織姫・彦星もみんな道教がルーツだった!といっても、展示からそれを理解するにはそれなりの知識と教養が必要。それから私が萌えるような作品は長崎だけの展示だったりして、一瞬長崎まで行きたくなるのでした。とりあえず大阪の後期を一応目指します。
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江戸の幟旗

2009-09-13 00:19:27 | Weblog
渋谷区立松濤美術館 2009年7月28日~9月13日

 幟旗には当然図案があったり絵が描かれておりまして、その内容は江戸時代に多く描かれた普通の絵と同じ画題なんですよね。吉祥性とか意味合いの点で興味があって見に行きました。画中の幟旗はだいたい画中画になってるという点でも興味があります。幟旗自体も面白かったです。で、高級なものはあとで掛け軸にしたてちゃうというのも面白い。松濤のみょーに天井が高い展示室にぴったりでした。
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一蝶リターンズ 元禄風流子 英一蝶の画業

2009-09-12 23:47:41 | Weblog
板橋区立美術館 2009年9月5日~10月12日

 「リターンズ」は一蝶のご赦免300年記念、との説明だが、もちろん25年前にも同じく板橋区立美術館で英一蝶展を開催したこともかけているんでしょう。25年前の展覧会はもちろん見ていないのですが、図録で比べると主だったのものはもちろん重複していて、一蝶って名前の割には作品多くないのかもしらん。ハコの規模としても板橋が適切なのかもしれません。狩野派に飽き足らず・・・・・・といわれる一蝶ですが、狩野派を学んでも町絵師として生きていくにはそれ以外の画風を取り入れていく必要もあったのでしょう。この人はアクロバチックな体勢を書くのが好きなんかな。あと頭でかいことが多い。影といっても必ずしも光に対する影じゃなくてリフレクトなんだよな・・・・・・。大倉集古館の雑画帖はそれなりに古典を勉強していることがわかる。炎を脇に置いて滝に打たれる不動明王には驚きました・・・・・・。白抜きのひょうたんの中にいる張果老もいいですね。会場キャプションをみてわかりやすさをキープしたまま、正しく豊富な情報を伝えることは難しいなあと思わされました。
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名優たちの系譜―幕末・明治の歌舞伎と現在―

2009-09-06 22:29:05 | Weblog
浮世絵太田記念美術館 2009年9月1日~9月26日

 役者に注目した幕末(ほんとに幕末)~明治の役者絵展。ワタシの得意な死絵黄金期の四代目中村歌右衛門や八代目市川団十郎よりも後の世代ですが、死絵のある時期の人たちなのでなじみはあります。楽しみました。欲をいえば画中に名前が書いてないけど顔でわかる人の名前は書いておいてほしかった(いえワタシはわかるんですけど納得したかったというか)。写真(本人、もしくは名前を受け継いでる今の人)と並べるのも面白かった。四代目小団次の死絵がよかった。涅槃図(といっても九代目団十郎は神道なんだけど)仕立ての九代目団十郎の死絵、集まってる人の着物の模様が鳥獣なのは解説にあったように涅槃図の流れなんだろうが、涅槃図仕立ての死絵は八代目団十郎よりもっと前からありますから・・・・・・。あともうちょっと役者を絞ったほうがわかりやすかったかもしらん。
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美しきアジアの玉手箱 シアトル美術館所蔵 日本・東洋美術名品展(二回目)

2009-09-06 22:16:22 | Weblog
サントリー美術館 2009年7月25日~9月6日
この後神戸市博、山梨県美、MOA、福岡市美へ巡回

一部近世日本絵画は真ん中の2週間だけの展示だったのですが、そのころはウイルス性結膜炎にやられていたので一部見逃しました。雲谷等顔、相阿弥・朝鮮風。囲碁図、名のある人では狩野孝信に近いですよね。鹿下絵、切ったことを責めるのは簡単だが、長い歴史の中では切ったことにより一部は残るということもありうるでしょう。オープンしてすぐにいった初回よりは最終日、人いたけど、意外と落ち着いた人出でした。
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若冲ワンダーランド

2009-09-01 01:26:03 | Weblog
MIHO MUSEUM 2009年9月1日~12月13日

象鯨他一生懸命新出作品を集めた若冲展。意外と一度に出てる若冲は少ない。動植綵絵は出ません。プライス・コレクションもモザイクしか出ないのか~。何回いけばだいたいみられるのかな・・・・・・。象鯨は写真より実物のほうがいい感じでした。
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