Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

遠ざかる「世界」、キリシタンが待ち望んだ「世界」―古地図と潜伏キリシタンの信仰用具ー

2022-02-25 03:06:31 | Weblog
ゼンリンミュージアム 2022年1月5日~2月13日
Bunkamura ギャラリー 2022年2月19日~2月27日

 地図が好きなので憧れのゼンリンミュージアム そして近世の世界観には興味のあるところ。古地図でついつい富山を探してエッチュウとあるのを確認して満足する。また再放送の黄金の日日も思い出して興味深く見ました。潜伏キリシタンの信仰用具って転用とか意味の読み込みとしても面白いですね。冊子ももらって大変満足しました。
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ミロ展 日本を夢みて

2022-02-25 02:45:11 | Weblog
Bunkamura ザ・ミュージアム 2022年2月11日~4月17日
この後愛知県美術館、富山県美術館へ巡回

 日本とのかかわりに注目したミロ展。日本で開催する意味が十分にある展覧会。スペインにおける日本理解って、スペインドラマを見てても気になるところで、たとえばAguila roja(赤鷲)というドラマはフェリペ4世時代のスペインを舞台にした時代劇なんだけど、主人公は日本で忍者的な修行をして日本刀を操るスペイン人という設定で、作品番号18はそんなスペインにおける剣道とか刀理解と関係あるのかな?と思った。あとAmar en tiempos revueltosというスペイン内戦時代以降を舞台にした橋田壽賀子+ジェームス三木+内館牧子みたいな(というのは個人の感想ですが)群像劇があるんだけど、その中で没落しつつある貴族の家にストーリー上の必然性なく浮世絵版画が飾られてて、スペインにおけるジャポニスムを背景にしてるんだろうなとも思っていました。展覧会にミロのタペストリー出てたけど、タペストリーの質感でちりめん絵にも似てるね。瀧口修造の本が世界で最初のミロについての単行本なんて知らなかった。だから富山県美術館でも開催するのね。東急のBunkamuraでの開催ということで、広報誌に五島美術館を訪ねたミロが載ってて面白かった。現在ミロといえば飲む方のミロが有名なので、ミロ展パッケージのミロ売ってたら面白いと思ったけどそれはなかった。
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完全公開巻物八景十境―ぶんきょうの指定文化財―

2022-02-25 02:36:27 | Weblog
文京ふるさと歴史館 2022年2月5日~3月21日

 完全公開から展覧会タイトルなのか……。太田道灌の子孫の家で作らせて伝えてた画巻で、屋敷が現在の文京区にあって、文京区内がいっぱい描かれてて、館に寄贈された作品の展示。文京ふるさと歴史館は開館30周年でその記念展でもある。画家は狩野安信。八景、十境を定めて描かせることはその地の支配とか及ぼす力を可視化するもので、寄贈までおうちで大事にしてたんですね。制作時は幕府に仕える大名の一人ですが、先祖が太田道灌なことももちろん意識してますよね。全頁を文字部分の翻刻付きで載せる立派な図録で素晴らしいが、先行研究とか全く載ってないぞ?先行研究ないのか? そして100円とはいえ入館料をとる博物館にコインロッカーがなくて残念です。開館30周年を記念して設置してほしい。
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美術の眼、考古の眼

2022-02-25 02:20:21 | Weblog
横浜市歴史博物館 2021年1月22日~3月6日

 遺跡公園に隣接してガチの考古やってる博物館が考古遺物インスパイアの現代美術と考古遺物を展示する展覧会。現代美術は間島秀徳、薬王寺太一、松山賢で土器に重点。組み合わせたインスタレーションもあった。美術館でなく考古やってる博物館での開催が新鮮で美術方面からほめられそうな展示。この展示の問題ではなく、こちらの館は企画展示室狭いので割高感ある。
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