Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

絵師がいっぱい

2008-04-18 23:13:34 | Weblog
板橋区立美術館 2008年4月5日~5月18日
所蔵品を入れた企画展を組んではいても所蔵作品の展示を見る機会が少ない板橋。所蔵作品展にいってきました。わかりやすく、の現代語の題、ときどき逸脱気味、というか、面白くわかりやすくするつもりが見方の押し付けを誘発しうるのね。
狩野正信 蓮池蟹図 水と蓮葉の関係の描写が面白いのね
元信印 東坡騎驢図 人もロバも正面観 笑える
狩野内膳 押絵貼 そんなんあったんか・・・ 宗達水墨画の同時代性とか思いついた
栄川院 唐子遊図屏風 この唐子等身大、というかアタマは実物よりもでかくないか?
狩野章信 内裏雛図 絵画空間の分析 ケンプ先生に使ってほしい
狩野探淵 鷹図 木の幹がいったん画面の外に出て戻ってくるという巨木表現に由来する表現、これだけおとなしい木だと必然性が感じられない。
諸葛監 松に虎図 諸葛監ってどうやったらやりようがある?
渡辺玄対 ナンピン派はときどき枝の跡とか執着する?
野口幽谷 鯉 江戸っぽい
椿椿山 君子長命図 会場の解説の命=猫の音通は中国語というのは何か誤解では?猫はmao 命はmingの他に通じる読みがあるのか? 長=蝶も日本語の音読みならいいけど、蝶dieと音通の耋という字が80歳または70歳の老人をさすはずですが。
岡田閑林 花鳥図押絵貼屏風 この人のナンピン風理解、世代の問題でもあるんだろうけど、いろんな画風を摂取した幕末の狩野派の画風と結果的に結構似てる
勝川春潮 喫煙若衆図 男色絵画であることをぼかしてわかりやすい解説にはなかなかならないわな・・・・・・
ということでなかなか勉強しました。

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歌麿と浮世絵美人

2008-04-18 22:40:44 | Weblog
UKIYO-e TOKYO 2008年4月4日~5月11日
通りかかったので入ってみました。変形展示室で狭い・・・・・・。モノは面白かったです。有名な絵柄でなくても面白くていい浮世絵版画はありうる。平木のでない肉筆も少し飾ってありました。
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