とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

田川地区高校再編計画を先送り

2017年12月10日 | 日記

 9月議会予算特別委員会で指摘していた田川地区の県立高等学校再編整備計画は、12月の代表質問で、廣瀬教育長は「もう少し熟度を高めたい」として、来年1月に予定していた計画策定を延期すると答弁。事実上の先送りとなった。
 そもそも、少子化に伴う酒田飽海地区の公立学校の再編統合は、高等学校、中学校、小学校とも概ね完了している。母校に対する愛着を乗り越え、子供たちの教育のためを願い、県教委の指導に従い計画的に実施されてきた。しかし、再編統合後も少子化は続いており、小学校、中学校、高等学校の学級減少に不安は抱えている。
 そこに、遅れていた田川地区高校再編計画で、計画されていた中高一貫校が組み込まれ、県立中学校の設立が、鶴岡南高等学校に併設される形で県教育委員会から示された。これは、酒田市立・遊佐町立の中学校の生徒が鶴岡に流れ、学級数の減少などに、少なからぬ影響を及ぼすことは明らかである。
 せっかく再編統合で適正学級数維持への根底が崩れ、教職員の削減にも波及し、市民の教育への期待を裏切ることとなる。おそ出しじゃんけんのような計画に疑問が残る。田川地区の再編統合は、田川地区に留めるべきだと思う。

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