とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

非常事態の中の卒園式

2020年03月21日 | 日記

 昨年も北平田保育園の卒園式をリポートしていたが、全世界で新型コロナウイルスの感染に怯えてる中、小さな保育園の様子を書きとどめておきたいと思った。
 日本は爆発的な感染拡大は抑えられているものの、強い行動規制は半月を超えた今も、収束の先行きは見えていない。全国一律の学校閉鎖が地域の判断にゆだねられた程度で、7月開催予定の東京オリンピックも怪しくなってきた。山形県は、青森、岩手、福井、鳥取、島根などと共に数少ない無発症県で、酒田市もその中にある。
 昨日行われた北平田保育園の卒園式は、在園児と来賓が参加しない形のものとなった。式場に入場する園児への手拍子は、みんな精一杯なのだが、やはりボリュウームに欠けてしまう。華やかさと元気で盛り上がる式典のはずが残念だ。ひとりひとりの園児が、保育園の楽しかった思い出や、先生方への感謝の言葉が心に響く。我が子の成長に保護者はハンカチを目にあて、カメラのシャッターを切る。
 一緒に過ごした在園児の送る言葉が今年はない。先生たちと練習を何度も繰り返して完成させていただろうと思う。「ありがとうのはな」を皆で合唱して式は終わった。退場は花のアーチもなしの拍手で送った。 所要時間は30分、非常事態の中の卒園式だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする