雪の墓標(マーガレット・ミラー 論創社)
ヴァージニアは知り合いの建築業者クロードの殺害容疑で逮捕されるが、酩酊していて記憶がない。ヴァージニアの母ハミルトンは大金持ちで、娘を心配してカリフォルニアからデトロイトまで出向き、地元の弁護士ミーチャムを雇う。ロスタフという元会計士がクロード殺しを告白し、ヴァージニアは釈放されるが・・・という話。
1952年刊行の作品だが、遠隔地の連絡に電報が使われる点くらいしか違和感を感じることがなく、現代のミステリといっても十分通じそう。
日経の読書欄で紹介されていて、読み始めると作品の雰囲気にどっぷりとつかることがでる・・・みたいに評されていた。
確かに、全体の3分の2くらいは、ついてない人生を送る人達の悲劇と寒々とした北米の冬を描く、みたいな文学的?な内容で、ミステリ的な仕掛けはないのかな?と思っていたら、そうでもなくてけっこうな意外感があるオチがついていた。
ただ、人名がトリックの一つになっているのだが、伏線がちょっと弱くて「これで気がつけ、というのはキビシイかな?」と思えた。
ヴァージニアは知り合いの建築業者クロードの殺害容疑で逮捕されるが、酩酊していて記憶がない。ヴァージニアの母ハミルトンは大金持ちで、娘を心配してカリフォルニアからデトロイトまで出向き、地元の弁護士ミーチャムを雇う。ロスタフという元会計士がクロード殺しを告白し、ヴァージニアは釈放されるが・・・という話。
1952年刊行の作品だが、遠隔地の連絡に電報が使われる点くらいしか違和感を感じることがなく、現代のミステリといっても十分通じそう。
日経の読書欄で紹介されていて、読み始めると作品の雰囲気にどっぷりとつかることがでる・・・みたいに評されていた。
確かに、全体の3分の2くらいは、ついてない人生を送る人達の悲劇と寒々とした北米の冬を描く、みたいな文学的?な内容で、ミステリ的な仕掛けはないのかな?と思っていたら、そうでもなくてけっこうな意外感があるオチがついていた。
ただ、人名がトリックの一つになっているのだが、伏線がちょっと弱くて「これで気がつけ、というのはキビシイかな?」と思えた。