陶酔と覚醒(沢木耕太郎 岩波書店)
著者によるインタヴュー集。
山口瞳、市川崑、後藤正治、白石康次郎、安藤忠雄、森本哲郎、岡田武史、山野井泰史・妙子、角田光代を所収。
著者の作品はほとんど読んだが、インタヴュー集はなぜか避けてきた。
ある雑誌で本書における山野井夫妻へのインタヴューが「凍」を書くきっかけになった、と知り、読んでみようと思った。
その山野井さんへのインタヴューはもちろん、どれもとても楽しく読めた。こんなことならもっと早く読んでおけばよかったと思った。
特に面白かったのは(ヨットによる世界周航で有名な)白石さんの話。師匠格の多田雄幸さんとの掛け合い?が浮世離れしていて、いい。
岡田さんへのインタヴューでは、プロとアマの練習の違い、日本代表の監督のときにフランスW杯の初戦で敗れた後、宿舎のホテルに戻った時の話(ホテルのスタッフが並んで出迎え、ただ静かに拍手してくれた)が印象的だった。
著者によるインタヴュー集。
山口瞳、市川崑、後藤正治、白石康次郎、安藤忠雄、森本哲郎、岡田武史、山野井泰史・妙子、角田光代を所収。
著者の作品はほとんど読んだが、インタヴュー集はなぜか避けてきた。
ある雑誌で本書における山野井夫妻へのインタヴューが「凍」を書くきっかけになった、と知り、読んでみようと思った。
その山野井さんへのインタヴューはもちろん、どれもとても楽しく読めた。こんなことならもっと早く読んでおけばよかったと思った。
特に面白かったのは(ヨットによる世界周航で有名な)白石さんの話。師匠格の多田雄幸さんとの掛け合い?が浮世離れしていて、いい。
岡田さんへのインタヴューでは、プロとアマの練習の違い、日本代表の監督のときにフランスW杯の初戦で敗れた後、宿舎のホテルに戻った時の話(ホテルのスタッフが並んで出迎え、ただ静かに拍手してくれた)が印象的だった。