英雄の書(宮部みゆき カッパノベルズ)
主人公(小学5年生)の兄は、学校で同級生をナイフで刺し殺してしまう。兄の非行の動機を探るうち、遠縁のおじの家で兄が「英雄の書」という書物に憑依されていたことが判明する。本作では創作されたすべての物語がパラレルワールドのように存在しつづけており、兄もその世界の一つにいるものと思われたが・・・という話。
ブレイブストーリーやドリームバスターズなど、宮部さんのファンタジーものはいくつか読みましたが、どうも他のジャンルに比べると今一つかなあ、と感じています。私の中では、SF風ミステリ>社会派ミステリ>時代もの>ファンタジーというところ。
本作でも他のファンタジー系作品の中でも、現実世界に戻った場面はイキイキとしておもしろのに、ファンタジー世界でのストーリー展開がイマイチと感じてしまうのですよね。
これは、宮部さんがRPGゲームの大ファンであることが影響しているのかも。ストーリー展開やファンタジー界での登場人物、舞台設定、小道具にどこか既視感(典型的なビデオゲームの設定)があるのが(私にとっては)つまらないと感じる原因のようです。
主人公(小学5年生)の兄は、学校で同級生をナイフで刺し殺してしまう。兄の非行の動機を探るうち、遠縁のおじの家で兄が「英雄の書」という書物に憑依されていたことが判明する。本作では創作されたすべての物語がパラレルワールドのように存在しつづけており、兄もその世界の一つにいるものと思われたが・・・という話。
ブレイブストーリーやドリームバスターズなど、宮部さんのファンタジーものはいくつか読みましたが、どうも他のジャンルに比べると今一つかなあ、と感じています。私の中では、SF風ミステリ>社会派ミステリ>時代もの>ファンタジーというところ。
本作でも他のファンタジー系作品の中でも、現実世界に戻った場面はイキイキとしておもしろのに、ファンタジー世界でのストーリー展開がイマイチと感じてしまうのですよね。
これは、宮部さんがRPGゲームの大ファンであることが影響しているのかも。ストーリー展開やファンタジー界での登場人物、舞台設定、小道具にどこか既視感(典型的なビデオゲームの設定)があるのが(私にとっては)つまらないと感じる原因のようです。