life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

そういや、第1Sは連勝か連敗かって話だった。

2009-10-22 23:59:59 | 【野球】ペナント日誌 2009
 挫けそうになりながら福住まで行って試合見てきました。途中から。ちょうど通路に入る直前にセギの先制ホームランが出てました。今思い出したけど、開幕戦もなんかこんな感じだったような……
 今回はチケットを譲り受けた都合上3塁側でした。でも、諸々の事情でそんなに混んでないエリアだったので、個人的にはまったりしてました。まあ、あのドーム独特の雰囲気は雰囲気でもちろんあるんだけど、若干だけ離れていられたので。(笑)

 それはさておき試合ですが。
 隈については、試合を作る能力に関しては疑うところもないのでそれはともかくとして、ただ糸数って前、全然打ててなくなかったっけ? とまたうろ覚えの記憶でそれを心配していたのですが……結果、2桁安打しつつもソロでの1点しか取れないという典型的な負けゲームのパターンになりました。
 惜しむらくは、隈の失点の仕方でしょうか。1点取ってもらった直後の失点はいちばん避けたかったところ。それでも無死2塁を2死までこぎつけていたので、なんとか踏ん張ってほしかったですが今一歩及びませんでした。

 その「今一歩」は7回も、2死まではいったんだけど……という点では同じですが、ただこの回はそろそろ100球も見えてきているタイミングで、先頭の鶴岡に対しても打ち取ってはいたもののかなり高く入ってきていました。で、続くいらんことしい(褒め言葉)の金子に長打を許し、賢介に続かれ、という状況。
 ここまで来ると確実にまたまた稲葉へ回るわけで、そうなるとひちょりを打ち取っても当然敬遠策を取るだろうことは見えてました。なので、勝負ははなから信二と。そこまではいい。でもやっぱりさっきの鶴岡の打席が気になっていたので、悲しいかなおそらくそろそろガス欠だろうという予感はなんとなくありました。そして結局、信二に勝ち越し打を許す結果に。

 そのあとスレッジにも当ててしまって(まあ、振りに行ったら当たったって感じですけど。だからなんであんな怒られなきゃいけないのかわかんなかったんですけど)、正直どうなることかと思いましたが、隈、今度こそ踏ん張りました。ここでだだ崩れしなかったのはそれこそ意地かな。
 しかし中5日でこの時点で100球ちょっとでしたか。昨日の今日で安易に中継ぎを出せるような状況でもなかったけど、代えるのかなと一瞬思いはしました。が、隈は8回も行きました。で、ここはしっかり3凡。

 負けるのは目に見えてました。でも、きっとどこかでそれを感じつつも(それは多分チームメイトを信じるのとは全く別の次元で)投げ続けてる隈を見てるとなんか、今まで曲がりなりにも隈を見てきてよかったな、と意味もなく思いました。本当にこの1年がんばったねと、その集大成がこの試合なんだねと、隈に対しては去年以上にそう思います。最後まで投げ切ったのは多分、チームを背負う責任を持っている立場としての矜持もあると思うし。
 あのあまりにも鮮烈だった20歳の先発デビュー(1軍デビューの時はそんなにぱっとしなかったけど)からもう9年ですか。今でも特に隈ファンというわけではないけども、親心? なんか多分そういう目で見ちゃってるんだと思います。上原氏を見るのとはまた違う感じですね。上原氏の場合は、なんか一緒に歳取ってる感じだから(笑)。あのあたりの年代の選手はみんなそうだけども。

 そういう、隈に対するスタンスと半ば同様にこれまで鷲を5年間なんとなく眺めてきたわけですが、今日の試合を見て初めて「横目にでもこのチームを見てきて、良かったのかもしれないな」とも、少し感じました。
 明日のまさおも今日の隈同様、行けるところまで行くでしょう。たとえまかり間違って第6戦まで行ったとしてももう2度と先発することはないので、勝っていようが負けていようが、よほどのことがない限り最後まで投げ切ると思います。
 打線は今日は土壇場で4番の差が出ちゃう格好になりましたが、でもそれだけじゃなくて、互角に戦うことができないわけではないけど、明らかにハムとは地力の差がある。それを改めて感じたこの2試合だからこそ逆に、だったらきっと鷲にもまだ伸びしろがあるはずだとも感じたのでした。

 加えて、だからこそもう1年かんとくに預けてみたかった。それができてこそ本当にチームとして固まると思えるんです。って、こんなことまじめに考えたの今日が初めてですよ(笑)。
 敵にいると嫌いな選手でも、味方に来ると好きになれるってーのあるじゃないですか。その選手のファンになるというのとは違う次元で。大体好き嫌いの念が出る選手なり監督なりって、持ってる力を感じるからなんだよなーと改めて思いました。野村かんとくも私にとってはそうなんだけど。稲葉とか金子とかもね。(笑)

 なんかもはやすっかり終戦したような言い方ですけど。(笑)
 ただ、何が自分たちに足りないのか、結果としてそれを肌で知るシリーズにはなるんじゃないかなと、第3戦を前に思ってます。それを活かせるかどうかは、来年のお楽しみ。


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