おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

実 に 老 人 が 多 い

2015-10-22 08:29:02 | Weblog

   日進でコーラスをやっている友人を誘って伏見の白川ホールへ「ラニマ・コラーレ演奏会」を聞きに行った。
 開演が14時なので赤池の寿司御殿でお昼をしていると先日のOB会には顔を出さなかったKさんが、テーブルについて、友達を待って居られた。
 何年ぶりかの言葉を交わし、其処を出て鶴舞線の地下鉄に乗ったら友人が、「左の方が話しかけて居られるよと言うので見るとこちらはこの間のOB会で、ご一緒したSさんであった。
 まだこの五月に九十二歳のご主人を送ったばかりと涙ぐんで居られたが御器所で下りて行かれた。 
  会場に着くと自由席なのでもう満員で二階席しかなかった。招待券をいただいたMさんは私より三歳年上の八十五歳で最高齢であるが背が高くておかっぱ頭なので二列目に並んでいてもなんの遜色もない。
 このブログに何年も前に載せたことがあるが、メンバーの内の一人であったご主人は亡くなって今はおられない。アベマリアから始まって二十曲余り、ソフトな女性、力強い男性、心にくい混声合唱と聞いていて、まろやかな気持ちになれたあっという間の二時間程であった。このグループの実績は年齢と共に高い。
 総勢五十人くらいであろうかコスチュームは白やブルー、ローズ等と変わったけれどМさんの二人横の方の顔に見覚えがあるので、後で聞くと松坂屋へ勤めていた方とのことで職域担当で出入りをしていた私は納得した。
 このところ二十五度の夏日が続いて過ごしやすく上着を手にしながら「楽しかったね」と秋茜の空を眺めて帰って来た。 
 さて次の日、処理する事は一日一つずつにしている私は兼ねて予約の愛知医大へ白内障の紹介状を持参して行ったら「全く白内障ではありませんよ」と目の検査をして眼鏡の度数の計査をして帰された。
 白内障の手術をすると世界が変わると誰もが言うので、変わった世界を見て見たいと思っていたが非日常は見ることが出来ず又今までの続きである。
 それにしても昼の間は行く先々が年寄りばかりが多くてバスの中で逢った幼稚園児が殊のほか可愛いかった。

           俳句   消防車見てきた園児秋うらら

コメント (1)
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