おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

文 化 の 日

2016-11-03 11:10:58 | Weblog
今日十一月三日は文化の日である。
 十三歳の頃「憲法発布を喜んで」と言う課題の作文を書いて学校の廊下に掲示されたことがあったが七十年ともなると内容は忘れた。
 一昨日兼ねて予定の組まれていた「にぎわい句座」の吟行で愛知牧場へ行った。
寝起きに雨が残っていたが皆さん晴れ女が多いとみえてゲストルーム集合の十時には陽がさしてきて三々五々歩きはじめた。
 どこの小学校か黄色の帽子の生徒がクラス単位で歩いていた。
 私は今まで田に居る時は稲雀と言い山に居るときは山がらというのだとばかり思っていた。勘違いも甚だしいと「山雀さん」とあだ名がついた。
 火曜日は馬の調教師の休みの日らしくて、馬場はきれいに箒目のついたのばかりがいくつもあって、がっかりした。それでも厩舎は五棟くらいあったから何頭もいるのであろう。遺伝子のせいか額に同じ白のマークをつけた馬が何頭もいた。
  ○ 白馬居て厩舎を抜ける風さやか
と名句を詠んだ人もいる。小学生の一団は牛の搾乳をかわるがわる掌でじかに、触って興奮していた。牛の背を撫でていたわってやっている子もいた。
 吟行の足の丈夫なメンバーは十字架の塔の丘まで石段をのぼって賛美歌を口ずさんでいた。
 十二時から二時まで選句会を開いたが、先生の批評が後半少しだけ残った
別れ際にジェラードやアイスクリームを店に入っていただいたが、そこの牛乳でこしらえてあるので美味しかった。

        俳句 稜線はコスモス畑仰ぎ見る 
 
           搾乳を喜ぶ子等や冬隣 

           ハロウイン疲れし南瓜ごろごろと
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