ここんところ、暇に任せて凝っている事がある。
それは高齢者は沢山とるようにと言われている毎日の飲み物である。
元になったのはゲートボールに来る九十四歳のSさんがいつもポットにお茶を持参でくるので聞いて見ると薬草めいたものをブレンドしていて普通のお茶は飲まないとのことである。
他の者は2リットル入りのぺっトボトル入りのお茶をケースで、買って来て置いて冬はストーブの上の大薬缶にあけて沸かし、夏はすぐそばの家のHさんが冷蔵庫で冷やしておいてくれて持ってきてくれるのを飲む。
でも母と3歳しか年の差がなくて今は母の亡くなった齢のSさんであってみれば何かにつけて真似がしたい。
私はどくだみの若いうちに鎌で刈って洗って干してどくだみ茶を作った。細かくきざんで炒って缶にストックした。大薬缶に八部ほど湯を沸かし煮出さないように一掴みのどくだみ茶をさっと入れて冷蔵庫に冷やし保管する。味は決して悪くはないのでがぶがぶと嫌味なく呑んでいる。
旅行の折牧野が原で苗を買ってきて植えて置いた庭にある一叢のお茶も今年初めて一番茶から三番茶まで摘んで飲んだ.美味しかったので番茶まで作ろうかと思ったりしている。孫が沖縄土産にくれた「おばあ茶」とどちらの味が良いであろうか。
私には子供の時から麦茶を飲む習慣がない。
今庭に青紫蘇が沢山育っているから今度は紫蘇茶を飲んでみよう。息子が「アイスクリームを買ってきてあげたよ」と、くれてもさっぱりしているのはこちらが勝ちで、一日に何杯も飲んでいたコーヒーも朝だけになった。
玉露も深蒸し茶も夏の間はお預けで、生菓子の或る時だけの登場である。息子は家に入ってくる時はコンビニのペットボトルを提げてくる。
そんな私は水太りなのかちっとも痩せられない。
昨日Sさんは掘り起こしにくいおおばこに挑戦していたから、明日効用を聞いてみよう。
ハーブティの喫茶店にも行ったことはあるけれど、安易に手に入るもので血液さらさらと行きたい。
俳句 さわさわと青田目にしむ万歩計