過ぎたるは及ばざるが如し。
一国の総理がマスメディアに利用されてか利用してか知らないが、「インフルエンザに注意して」と呼びかける姿は何とも陳腐な感じで、麻生主相軽すぎと言いたい。
アメリカでもオバマ大統領がGМの破たんを、「これは終わりではなく再生です」と国民に語りかけているが、こちらは妙に格好良く様になっている感じがする。
今年豚に端を発したメキシコ、カナダ、アメリカなど海外で出現したAソ連型のタミフルが遣えない、いわゆるタミフル耐性のウイルスが日本にも上陸してきた。
新聞やテレビの大騒動となり、感染者が出た地域は幼稚園や学校を休みにしたり、空港で足止めされたりした人も居た。
症状は40度近い高熱とそれに伴う悪寒、震え、腰痛、関節痛、頭痛までするとあってそれを予防するために、マスクが売れに売れて市場に無くなるほどであった。
インフルエンザは湿度に弱いとあって、マスクは携帯型の加湿器と言えるのだそうである。
現に私も浅間温泉で行われた一泊のKKKの同期会に行くのに名古屋の高速バス停へ「マスクを着用して集合」とあった。
一応持参はしたが下火になっていたので、誰も着けはしなかった。それでもそれが理由で3名のキャンセルが出た。
そんなことは忘れての楽しい宿泊であったが、翌日松本城のさつき展を観て歩く時、せっかく持って来たからと言う訳でもないであろうが2人ばかりがマスクを着けて歩いていた。
私はそのことよりも、浅間山が煙を噴きあげていないほうがショックでこの地のメンバーの一人に聞くと、煙を吐く日は地元のテレビで発表をするそうである。
何につけてもマスメディア全盛の現代である。
俳句 甲羅干す亀の並びて五月尽