おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

イ ン フ ル エ ン ザ 騒 動

2009-06-03 06:21:30 | Weblog

 過ぎたるは及ばざるが如し。
 一国の総理がマスメディアに利用されてか利用してか知らないが、「イ
ンフルエンザに注意して」と呼びかける姿は何とも陳腐な感じで、麻生主相軽すぎと言いたい。
 アメリカでもオバマ大統領がGМの破たんを、「これは終わりではなく再生です」と国民に語りかけているが、こちらは妙に格好良く様になっている感じがする。
 今年豚に端を発したメキシコ、カナダ、アメリカなど海外で出現したAソ連型のタミフルが遣えない、いわゆるタミフル耐性のウイルスが日本にも上陸してきた。
 新聞やテレビの大騒動となり、感染者が出た地域は幼稚園や学校を休みにしたり、空港で足止めされたりした人も居た。
 症状は40度近い高熱とそれに伴う悪寒、震え、腰痛、関節痛、頭痛までするとあってそれを予防するために、マスクが売れに売れて市場に無くなるほどであった。
 インフルエンザは湿度に弱いとあって、マスクは携帯型の加湿器と言えるのだそうである。
 現に私も浅間温泉で行われた一泊のKKKの同期会に行くのに名古屋の高速バス停へ「マスクを着用して集合」とあった。
 一応持参はしたが下火になっていたので、誰も着けはしなかった。それでもそれが理由で3名のキャンセルが出た。
 そんなことは忘れての楽しい宿泊であったが、翌日松本城のさつき展を観て歩く時、せっかく持って来たからと言う訳でもないであろうが2人ばかりがマスクを着けて歩いていた。
 
私はそのことよりも、浅間山が煙を噴きあげていないほうがショックでこの地のメンバーの一人に聞くと、煙を吐く日は地元のテレビで発表をするそうである。
 何につけてもマスメディア全盛の現代である。

  俳句  甲羅干す亀の並びて五月尽

コメント
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