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おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

去 年 今 年

2025-01-14 08:53:27 | 写真を削除したい

 新年、十日にもなって風邪をひいてしまった。今迄風邪なんぞに罹らないと思っていた。
食間にパブロンを、二錠も三錠も飲んで咳をしのいでいる。
 年末からを、つらつら考えて見るに、ちょっと調子に乗りすぎたのかなあ。
暮れの二十一日、曾孫の二歳の誕生祝いに呼ばれた。
 娘夫婦といつ処に車を下りる私を見ると、「オーバーバー元気でちたか」と寄ってきたのには
驚いた。祝儀袋と絵本をたずさえていった。バースデーケーキも美味しかった。
三ヶ月の弟もチャイルドシートで大人しくしていた。  
 帰って年賀状を書いて印刷して出した。
毎年のことだけど娘宅が「正月を過ごす」ようにと迎えに来てくれた。金一封に最中を添えて
支度をしていると居合わせた「息子が宿泊代だったら、三万いれなきゃ」とまぜっかえす。
彼が正月飾りを恙なく古くなった電灯も替えて行ってくれた。本来は息子の家で集まるのであるが、
「女房が風邪をひいた」と言うので、直系のござらっせのそばの孫宅になった。
早いもので、この家の曾孫は六年生と三年生である。乾杯の後には、大きなバスケのボールがその上を
行き来したが、誰も
落とさない。この曾孫達が暖かいウールのソックスをくれた。
 七日はヤジロベーで新年会をかねて句会があった。
次の日はデーケアで月一の習字があった。
 元日のお参りの勤行会をさぼって娘が収録して置いてくれた十六編もの「坂の上の雲」を見ていた
せいで、運気が下がって風邪をひいたのかと歩いてお参りに行った。     自制
d(0)   俳句   七草粥済ませ昼餉の句座に出る
           家壊しいずこに行しか石蕗の花
                                   二千二十五年  二月十五日




























コメント
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