関ジャニ∞(かんジャニ・エイト)という関西出身のグループのメンバーの一人に大倉忠義という人がいて、その人が体調不良のため一定期間活動を中止するとジャニーズ事務所が発表したそうだ。
まぁそれだけなら、「あ、そう」という程度で別段の感想もないのだけれど、その理由を聞いたとたん「えっ?」と思った。大倉さんは1年半ほど前から耳鳴りの症状が出ていたという。「耳鳴り」となると、これは聞き捨てならない。
詳しいことを知りたくてネットを調べてみた。
彼の病名は「右低音障害型難聴と両側耳鳴り」とのこと。主な症状としては、低い音が聞き取りにくいのと、耳鳴りがつらいのだという。
僕自身、もう15年間も耳鳴りに悩まされているので、耳鳴りのつらさはよくわかる。このブログをお読みいただいている方の中にも、耳鳴りで悩まれている方が何人かおられ、コメントを下さったりしているので、皆さん、本当につらいのだろうなと思います。
この大倉忠義さんは、1年半ほど前から耳鳴りの症状が出始め、定期的に通院しながら様子を見ていたが、4月になって症状が悪化し、「右低音障害型難聴と両側耳鳴り」との診断を受けたそうだ。無理をするとさらに悪化するおそれがあることから一定期間休養すべきとの指導を受け、今回の休養の発表となったという。原因はストレスだと言われている。ストレスねぇ。
こういう話を聞くと、「やれやれ…」とためいきが出る。
当然ながら、自分の耳鳴りのことに思いが及ぶのである。
今から15年前の2007年(平成19年)の9月に、耳鳴りが発症した。以来、病院でカウンセリングを受けたり、耳鳴りに慣れるための器具を補聴器のように耳に差し込んだりしてきたが効果なく、今も変わらず鳴り響いている。しかも以前より少しずつ音が大きくなってきている気がする。
まぁ、15年も付き合ってきた耳鳴りだけど、「慣れる」ことはない。ないけれど、慣れたような気持ちになるよう、自分をだましだまし過ごしてきたことも事実です。
このブログも、耳鳴り発症から3か月後に始めたわけだけど、少しでも気を紛らわせたいとの思いから始めたもので、当初のタイトルは「陽はまた昇る」というものでした。「今は暗くてもいつか必ず陽が昇る」と自分に言い聞かせる意味でつけたタイトルでした。(その4年後に今のタイトルに変えましたけど)
さて、関ジャニ・大蔵忠義さんの場合は耳鳴りと同時に難聴も併発しているとのことで、難聴の治療がうまくいけば耳鳴りも同時に治るかも知れない。でも、ただの耳鳴りだけなら、その治療法もありませんしねぇ。
むずかしいですわ。ぶつぶつ…
でも、視点を変えてみたら、
自分の体は耳鳴り以外は心房細動(不整脈)が時々出るくらいで、他はどこも悪くないし、体力には割に自信があるし、日常の家事もやり甲斐があるし、お酒もおいしいし、毎日好きなことをして暮らせているし…と、楽しいことは多い。
耳鳴りは、そういう「大きな幸せ」の中にある「小さな不幸」なんだ、と。
そう思ったら、少しは気分も楽になりそうです 😊