僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

山口県阿武町の 誤送金問題

2022年05月26日 | ニュース・時事

先月から今月にかけて、テレビのニュースやワイドショーでやかましく報じられているのが、「4,630万円の誤送金」の問題ですよね。山口県の阿武町で起きた事件というか事故、でもない、え~っと泥棒? ネコババ? わからん、なんやろ? どう表現していいのかわかりませ~ん。

今や知らない方はいないと思われるこのニュース。
阿武町の463世帯に分配される新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4,630万円を、町のうっかりミスで田口という24歳の男一人の口座に入れてしまった。町職員の人たちが慌ててその男のところへ行き、詫びてお金を元に戻してもらおうとした(これを組み戻しというそうだ)。しかし男は銀行の前まで行ったのに「そっちのミスだから文書で改めて通知してくれ」と急に態度を変え、銀行に入るのを拒否。

その後、ギャンブルに使ったのどうのと、わけのわからないことを言っていたが、先日「電子計算機使用詐欺」という容疑で警察に逮捕されたと報じられた。よくわからない罪名ですけど。

本人は「全部ネットカジノで使った」と言っているという。

しかし昨日の報道で、4,630万円のうちの9割以上の4,299万円が「確保」されたと、町長が記者会見で明らかにした。つまりほぼ戻ってきたということ。
まぁ、それはよかった。でもねぇ。わけのわからないことが多い。

どのワイドショーでもこの事件を取り上げていますが、ホント、僕なんかにはわからないことだらけです。

お金が帰ってきたのは3社の「決済代行業者」が町に振り込んだからだという。
「決済代行業者」? 何をしている業者? 聞いたことがない。
これらの業者は、銀行からネットカジノへの橋渡しのような役割をしているという。その「ネットカジノ」というのも、これまた聞いたことがない。そういうものが存在していたんだね~

聞いたことのない言葉ばかりが出てくるので、話の流れがよくわからない。
それでも、ついついこのニュースに引き込まれてしまう。

やっぱり、こんなアホなミスをする町役場の体質も問われるし、大金を誤って振り込まれた田口容疑者も、悪知恵に富んだ犯罪者だと言わなければならない。まぁ、彼にすれば、
「町役場が間違ったのだからこうなったのだ」
と言い張るつもりかも知れないけど。

ネットカジノは胴元が外国だから、もしそこへお金をつぎ込んで負けてしまったのなら取り戻しようがないという。町に戻ってきたお金も、闇の稼業みたいな「決済代行業者」がこれ以上悪評が広がるのを恐れ、立て替えて返金したのかもしれないという話も出ている。

この問題は連日ワイドショーで大きく取り上げられている。一部の識者は「ウクライナ問題や米大統領訪日問題をはじめ大きな問題が山積している中で、この誤送金問題ばかりで騒いでいるメディアは反省すべきだ」という言説もあったわけだけど、別の見方をすれば、これだけマスコミが騒いだからこそ「決済代行業者」としては放置できなかったのが「立て替え説」の根拠となっていることも事実。もしそうだとしたら、やはり、マスコミが騒ぐこともまんざら悪いことではない。

では、田口容疑者は本当にネットカジノで使い果たしてしまったのか?
それも、わからない。どうしたらわかるのかも、テレビに出ている専門家たちにもわからない。あとは警察の調べを待つだけだという。

いずれにしても24歳この男。
「極悪非道」とまではいかないけれど、
かなり「非道」な人間とは言えますよね。

それと、町役場のミス。
すべてはここから始まったのですから、とてつもなく大きな失策ですね。担当の上司が4月に異動してきたばかりのうえ、直接ミスをした職員が新人職員だったというので、これは個人よりも体制が問われるところです。
僕も38年間お役所に勤めていましたが、あまり大きなミスをしたことがなかったのは幸いでした。
こういう「うっかり」で済まされない仕事がお役所には山ほどあるんですから、現職の人たちはこれを他山の石としてほしいです。

 

 

コメント
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