昨日は台風情報を気にしながらも、午後1時からNHK総合テレビで、高校野球南大阪大会の決勝戦を見た。
いつもなら大阪から1校しか甲子園に行けないのだが、今大会は100回記念ということで出場校枠が拡大され、大阪も北大阪と南大阪の2校が出られることになっている。そのうちの南大阪大会の決勝戦が昨日行われたのだ。決勝に残ったのは近大付属と大商大堺。そして近大付属は、僕の母校なのである。
がんばれ~近大付!
試合は1回裏にいきなり近大付が、相手のミスもあって幸運な2点を先取した。よしよし。しかし、試合はいま始まったばかりだからな~。まだ喜ぶ段階ではないぞ、と、ブツブツ独り言。
大商大堺は1回から毎回ヒットや四死球でランナーを出して攻め立てるが、ここ一発が出ない。一方、近大付もその後は得点できず、両チームのスコアには0がズラっと並んだ。どちらかといえば相手のほうが押し気味だったが、近大付の投手も踏ん張り、得点を許さず、2対0のままとうとう最終回まで来た。放送がNHKなのでCMもなかったことから、僕はテレビの前から最後まで一歩も動かなかった。そして…
大商大堺の9回裏の攻撃も二死ランナーなし。あと一人で近大付が甲子園出場決定! という固唾をのむシーン。そして最後のバッターが空振り三振に終わった瞬間、近大付の甲子園出場が決まった~!!
その瞬間のテレビ画面を写真に撮りました。
画面の上や横には台風情報が出ています。
そして今朝の朝日新聞。
1面の左側に近大付が載っていました。
こちらは大阪河内版の記事。
近大付は夏の甲子園大会は今回で5度目の出場です。前回出場したのは10年前の第90回の記念大会で、今回と同じ出場枠が拡大されて大阪から2校出ていました。この時も南大阪大会で優勝して甲子園に行ったということで、今年と同じですよね。
大阪には、大阪桐蔭とか履正社という全国でも屈指の強豪校がいるので、大阪代表が1校だと、近大付もなかなか1位になれない。しかし記念大会で北と南の2校が出られるとなると、上記の強豪2校は共に北大阪なので対戦がない。そして南大阪の大会だと近大付もトップクラスの実力である。前回の第90回、今回の第100回という記念大会になると出場のチャンスが広がり、2回ともそのチャンスをものにしたというわけで、嬉しい限りです。
試合が終わったときは嬉しさに弾んだ気持ちで一杯でしたが、そのあと、近大付の校歌が斉唱されたときは、テレビを見ながら、涙が出ました。あの、高校時代に、毎朝の朝礼の時に歌った懐かしい校歌がねぇ、テレビから聞こえてくると、何だかこみ上げてくるものがありました。甲子園でも勝って、全国放送のテレビでこの校歌が流れてほしいな、と思います。
★10年前のブログに近大付の記事を載せていました。あの時の決勝戦の相手はPL学園だったことを、これを読んで思い出しました。しかも試合の日も昨日と同じ7月28日でした。
2008(平成20)年7月28日掲載